去年の今頃も似たような話を書いたような気がする。
精神科やカウンセリングで、医師や心理師に家庭環境を話すと「よくそんな環境で真面目に生きてきましたね」って言われるけど、真面目じゃなくて単に弱い人間なだけじゃんと思ってげんなりする。
殴られるのが嫌だから真面目にやってただけ、罵倒されるのがしんどいから大人しくしてただけじゃん。
高校の時、学校が終わるのが3時半〜4時、門限が4時半で、寄り道禁止、帰宅したら家事と勉強以外の行動禁止だったんだけど、学校でもめちゃくちゃいじめられてたから、疲れてなかなか守れなくて、毎日両親に殴られてた。母の場合は蹴りも入った。
学校に行くと、いじめっ子が机の上に土足で立ってるし、消しゴムは飛んでくるし、数学の問題集は消えるし、すれ違う人すれ違う人早く死ねよって言ってくるし。ついでに言うと、数学教師に数学の問題集が消えましたって言ったらめちゃくちゃ嬉しそうにしてたからたぶん犯人はあいつだ。
でも、家を飛び出せなかった。街で今で言うドン横キッズになったり、児童養護施設に収容されたりするのは恐怖だった。殴られ慣れた両親の拳よりも、ヤクザや先輩ヤンキーに殴り蹴り根性焼きは遥かに恐怖だった。そういう話はネットでいくらでも転がっていたし、高校には毎年夏休み前に婦人警察官のお姉さんが来て、親から逃げた子どもが殴られ蹴られ根性焼きを入れられ、最終的におっさんのチンポをしゃぶってたら致死量の覚醒剤を打たれて死んだというお話をしてくれたのであった。
大学生の時に親の暴力に耐えかねて風俗店に体験入店をしたのだけれど、ものすごい勢いで喉を突かれてゲロったので、私は売春もろくにできないんだと思って、辞めた。
大学生になっても門限が5時で晩ご飯を作らなければ行けなかったのでアルバイトもできず、アルバイト経験がなかったためか就職活動も上手くいかず、自殺しろと言われても死にきれず、色々あって精神障害者になって今に至る。
作業所でも真面目で優秀って言われるけど、そりゃ怒鳴られたくないからだよ。
精神障害者が親からも貧困からも逃れることは不可能だ。生活保護を受けてグループホームに入ってはと言われたが、極限節約生活、障害者雇用のフルタイムで働いて(作業所の職員の話では、障害者雇用のフルタイムの給料は生活保護以下の金額らしい)給料を全額返納しろ、他の障害者の機嫌次第で寝返りをうつのも洗濯機を回すのも禁止、あたりでギブアップしてしまった。
(犯罪に走るような反社会的な奴らよりは)真面目という意味だぞ