こう表紙にデカデカと書かれたSTORY2022年7月号が色んな意味で話題になっていた。
https://storyweb.jp/story/219415/
「女を馬鹿にしてるのか?」「アホなママ」「こんな親を持つ子供はかわいそう」と否定的な意見がほとんどだったけど、私は「母がこんな風でいてくれたらうちの家族はどんなに幸せだっただろう」と思った。
父方の祖母は「うちの息子にはもっとふさわしい人がいる」と反対したが、父は親に初めて反抗して押し切って結婚した。
そして私が生まれたけど、祖母は「◯◯(私)の頭が悪ければお前の遺伝子だ。お前は子供を不幸にする」とずっといびっていた。物心ついたばかりの私が既に分かるくらいには。
父も祖母にあまり逆らえなかった(今思えば父も被虐待児だったんだろう)ので、プレッシャーにまみれた教育パパママと化した両親に強制されて私は小学校受験と中学受験を体験した。
小受の記憶はぶっちゃけあんまりないけど、中受は本当に地獄だった。
第一希望は偏差値65程度で、大したことないと思う人もいるかもしれないけど、落ちたらいったい両親はどうなってしまうんだろうと考えながらする勉強は辛かった。
何より大好きな両親が祖母に罵倒されたり殴られたりするのが嫌だったので頑張ったけど、受験当日は不安で眠れなかった。
受験期間中ずっと母がピリピリしていて、でも私が辛い顔をしているのが見るのも辛い、なんで私はこんなことしてるんだろうっていう顔をずっとしていたのでそれも辛かった。
母は私の勉強を頑張ってサポートするだけでなく、祖母にやいのやいの言われて仕事しながら3食めちゃくちゃしっかり作っていた。3時就寝5時起床とかだったと思う。
お弁当がマックやケンタッキーでうちのマママジ適当wって言ってる子供、点数の低いテスト用紙を見て爆笑してる親子が羨ましくて羨ましくて仕方なかった。
結局合格し、大学も就職も順調にいき、私が成人したころ父は祖母と縁を切ったのでそれ以降は平和だった。
当時は全員ボロボロになったけど両親との関係は良好で、特に母とはまあまあな頻度で温泉に行ったり買い物に行ったりする。
一緒にゆっくりつかって上がって二人で横並びでドライヤーをしている時、横を向くと母が笑顔で「幸せだね〜」と嬉しそうに言うので安堵で泣きそうになる。
というか中読んでないから分からないけど、表紙のママはしっっっかり子育てしていてプレッシャーに毎日押し潰されそうで、ワンピのこと考えたい(キラキラ)ではなくどっちかというとワンピのこと…考えたい…(げっそり)だと想像する
増田一家の今後の人生に幸あれ
子供の成績で発狂するヒステリック教育ママよりこんくらいの方がいいよな正直 まあレベルがあるけど
辛かったね。今もしこりのようなものはあるかもしれないけど幸せを感じられる時間があるようでよかった。 母親も父親も批判されがちだけど、頑張ってる人は本当に頑張りすぎてるか...
これ見た時最初笑ったけどガチガチの教育ママを持った自分も親がこれだったら楽だっただろうなとじわじわ切なくなったわ
うんうん…と読んで表紙見たら予想よりアホそうで笑った