2022-05-23

[B! 医療] 欧米で拡大 サル痘のアウトブレイクについて現時点で分かっていること(忽那賢志) - 個人 - Yahoo!ニュース https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20220522-00297189

id:karasumachizuru HIVは、細かい傷のつきやすい粘膜部分から感染やすいことからアナルセックスに因る感染が多かった。同じ要因なら、そこの説明を省いてゲイバイが、という書き方はしないほうがいい

id:oriak わかりやす記事なのだが、男性間の性交渉言及した意図困惑している。コンドームを使わない、またはアナルセックスを指しているのなら男性間に限るものではないし…なにか根拠があるのならそれを書いてほしい。

おそらくお二人とも、そして☆をつけた人たちも、男性同性愛者に対する差別偏見助長されることを懸念しておられるのだと思う。その点については一当事者としてとてもうれしいし、たのもしく思う。でも賛同はできない。

  

まず、「男性同性愛者に対する差別偏見助長されかねないことを防ぐこと」と「流行しつつある感染症について現時点で判明している事実を人々が知ること」を天秤にかけるなら、私は後者のほうが重要だとみなす。前者が「故意差別を煽る行為」ではないことに注意してほしい。差別助長しかねないという理由事実を隠したり捻じ曲げたりすれば専門家に対する信用は棄損されるだろう。

  

もちろん、前者を優先する人もいるのだろう。しかしその場合でも、全世界情報統制でもされていない限り「ゲイバイセクシュアルなど男性セックスをする男性(MSM)の間で発生したケースが多い」という事実が広まることを封じ込めることはできないだろう。結果的に当初の目的が達せられるのか疑問である。むしろ同性愛者に対する憎悪をあおる結果になりかねないのではなかろうか。

  

あるいは、「男性同性愛者に対する差別偏見助長されかねないことを防ぐこと」と「流行しつつある感染症について現時点で判明している事実を人々が知ること」は両立可能かもしれない。しかし少なくともお二人のコメントでは両立できているとはいいがたい。

  

そもそもなぜ、「流行しつつある感染症について現時点で判明している事実を人々が知ること」が重要なのか。それはもちろん、感染リスクを下げることができるからである。そのためには、「感染経路」と「感染が生じた具体的な状況」について知る必要がある。例えば、COVID-19であれば感染経路として「エアゾル感染」「飛沫感染」「接触感染」があり、具体的な状況として「飲酒を伴う会食」や「カラオケ」、「接待を伴う飲食店」等々において多数の感染者が生じたことが知られている。これは自分自身感染しないために、そして感染が広がることを防ぐためにも必要情報だ。

  

一方、サル痘について現時点で分かっているのは、感染経路として、

サルウイルスを持つ動物に噛まれる、引っかかれる、血液・体液・皮膚病変に接触する

サル痘に感染した人の飛沫を浴びる(飛沫感染

サル痘に感染した人の体液・皮膚病変(発疹部位)に触れる(接触感染

具体的な状況として、

ゲイバイセクシュアルなど男性セックスをする男性(MSM)の間で発生したケースが多い

ということだ。

id:karasumachizuru HIVは、細かい傷のつきやすい粘膜部分から感染やすいことからアナルセックスに因る感染が多かった。同じ要因なら、

サル痘も細かい傷のつきやすい粘膜組織から感染やすい」、その可能性は大いにありうる。そのことは感染経路として飛沫感染接触感染が挙げられていることから読み取れる。そして現状判明している具体的な状況としては「ゲイバイセクシュアルなど男性セックスをする男性(MSM)の間で発生したケースが多い」である

  

id:oriak コンドームを使わない、またはアナルセックスを指しているのなら男性間に限るものではないし…

コンドームを使わない、またはアナルセックス感染の原因」、その可能性は大いにありうる。そのことは感染経路として飛沫感染接触感染が挙げられていることから推測できる。そして現状判明している具体的な状況としては「ゲイバイセクシュアルなど男性セックスをする男性(MSM)の間で発生したケースが多い」だ。元の記事の筆者は「感染経路が男性間に限る」とは言っていない。

(注意すべき点として「コンドーム使用サル痘の感染を防ぐ」とは現時点では言い切れない。もちろんコンドーム使用が予防に効果である可能性はある。「コンドーム使用率が低いために感染が広まりやす可能性がある」という予想は成り立つと思う)

  

ゲイバイセクシュアルなど男性セックスをする男性(MSM)の間で発生したケースが多い」、これはサル痘について現時点で分かっていることの一つだ。これを省けと要求することは「流行しつつある感染症について現時点で判明している事実を人々が知ること」を妨げる行為といえる。

  

最後に、差別問題に取り組みたいなら、誤解や偏見が生じかねないことを懸念して、先回りしてつぶして回るより誤解や偏見のものと向き合うべきだ。

  • なんか難しく書いてるけどそういうことかな??? 私もその人たちにスターつけたけど 差別っぽくならないようにちょっと気を付けようとかそんなかんじでしょ ちょっときをつけたほ...

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