2021-12-08

ビスケット・オリバのセリフで妙に印象に残ってるのがあってさ

「この葡萄発酵させた液体のどこに 10ドルで売られるワイン10000倍もの価値がある?」ってやつ

「ウマさはせいぜいが1112倍 喜びもせいぜいが14倍~15倍」

このセリフの前に、オリバは高級ワインの美味さを流暢に語っているんだけど、その後ハシゴを外すかのように言ったわけ。


はてブで、ちょっと前に食パン買うなら金かけたほうがいいみたいなことが話題にあがってて

その話題に対して色々なモノの意見でてたけど、コストかければクオリティが上がるなんてのは、指差し確認レベルの話だべ。

“最も知りたいであろうこと”に答えている人がほぼいなかった。

重要なのは“何に、どの程度コストかけた段階で割に合わなくなるか”、つまりコスパしょうが個人の感想が入り込む余地を踏まえてなお、ね)。


そりゃあモノの価値なんて、ある程度は自己満足補填することも仕方ないけどさ、際限なくとはいかんでしょ。

ない袖は振れないし、袖があっても振り回せない。

それでも振ってほしいなら、その袖を引っ張るのは売り手とモノの力でしょ。

消費者自己満足力をアテにするのは殿様商売

殿様、て現代は令和ぞ。


自分でも何が言いたいか、何を言ってるか分からなくなってきたのでまとめると。

とどのつまり片手鍋の話なわけですよ。

鉄やステンレスとかあるが、料理にこだわりない人間はテフロン一択

フロン加工はいずれ剥がれるが、やっぱり使い勝手で勝る。

袋麺がするっと入る18センチが丁度良い。

安いのだとワンコインで買えるが、1000円代がマストバイ

いやマストまで言うと語弊があるからベターバイあたりにしとく。

消耗品と割り切って最安値選ぶ人もいるが、さすがに脆いし使い勝手も悪い。

ゴミに出すのが面倒な部類なんで、ある程度は長持ちしてほしいわけ。

1000円代だと明らかに丈夫さや鍋の厚みからして違う。

熱々の状態で水ぶっ掛けたりだとか、タワシでガシガシ洗ったりだとかしない限り何年ももってくれる。

都市部でのランチ1回我慢するだけで、数年使える鍋買えるんだったら上等でしょ。

でもこれが5000、10000となってくると違いが誤差になってくる。

熱の行き渡り方が違うとか、保証対応とかさ。

壊れても修理してくれるって、修理に出してる間どうすんのよ。

他の鍋使って事足りるなら初めから買わんがな。

しかも壊れた箇所によっては保証外ってこともあるし意味ない。

でも1000円代なら誤って寿命を縮めても、まあこの値段ならってなる。


まあ、この片手鍋にしたってさ、最終的に個人価値であることは大前提だけどさ

「この葡萄発酵させた液体のどこに 10ドルで売られるワイン10000倍もの価値がある?」

モノの価値ってほとんど相対的ものなんだから、この視点大事だと思う。

その倍率を、どこまで自己満足力で修正できるかに向き合う。

そうすれば安いものを買うにしろ高いものを買うにしろ、より満足度は上がっていく、はず。

  • 1000円のテフロンってすぐ剥がれるから3000~4000円くらいの商品のが耐久性的にも使い勝手的にもコスパ良いと思うわ

    • でかめの鍋だったら3000円以上はするだろうけど、18センチの片手鍋でそれなりにいいものだったら1000円代で十分。 総合的に評価して、1000円代の片手鍋はワンコインのものより2倍以上の...

  • 限界効用逓減の法則を再発見したがる人ってなんでこんな多いの?

  • 使いきれないほど金があるなら最大限品質のいいものを買うのが正しいだろ?

    • 愚問だけど、もう少しウィットに富んだ返しをしてくれたら面白いのに 念のため、なぜ愚問かを説明すると ・10万ドルのワインと10ドルのワインの価格差 ・その倍率と満足度の相関性 ...

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