6月12日21時ごろから ハッシュタグ"#速報が流れた時間"をつけたツイートが同時に投稿されました。このハッシュタグは、
一部のツイートには
といった非常に主観的な証拠(もしくは証拠となりうる体験談)が添付されています。
またツイートを目にした人に、報道された15時05分より前に三浦春馬の死に関しての情報を得たのなら、その旨を伝えてほしいとも呼びかけています。
このハッシュタグを投稿した最初のツイートは以下のツイートです。
https://twitter.com/pppharuma33/status/1403683504567709700
ツイートのタイムスタンプは2021-06-12_21:00:01_JSTとなっています。そして最初のツイートから1分以内に、数十個のアカウントが同時に同じハッシュタグをつけたツイートを投稿しています。
このハッシュタグを投稿したアカウント群のツイートを遡ると、過去にも三浦春馬の死に関する再調査を要求するツイートを複数人で同時に行い、意図的にトレンド入りさせる行為(いわゆる"ツイデモ")を行なっていたことが確認できます。
以上から、三浦春馬の死に疑問を覚えるユーザーで構成されたグループが存在していると推察することができます。
日時を指定してツイートを検索する機能を使用して、2020年7月18日午前7時0分から午後3時5分までに投稿されたツイートをすべて確認したところ、三浦春馬の死亡について言及したツイートは発見できませんでした。
https://twitter.com/search?q=三浦春馬%20until%3A2020-07-18_15%3A05%3A00_JST%20since%3A2020-07-18_07%3A00%3A00_JST&src=typed_query&f=live
ツイートに表示されるタイムスタンプは、端末のタイムゾーンを変更することで前後に動かすことが可能です。
もしあなたがほぼ一年前の事件について尋ねられたらどう答えるでしょうか? 大半の人は同調圧力を恐れて、彼らを否定しないように"覚えていない"と答えるでしょう。
もし一人が曖昧に"もしかしたら見たかもしれない..."と答えたら、それは彼らにとって "誰にも否定されなかったが、一人は肯定的に返した"ことを意味します。
好きな俳優が死んだことはファンにとってショッキングな出来事でしょう。ショックは人の記憶を混同させます。そもそも、
"三浦春馬の死亡を伝えるニュースを、事務所が発表した死亡時刻よりも前に見た人がいる"という情報に信憑性は一切ありません。
ハッシュタグと共に投稿されたメディアに対する説明を求めるツイート群達からは、陰謀論の特徴である既存の権力に対する強い不信感が伺えます。