付き合いの長い友人で、とても気が合うと思っていたが、どうも最近会話する度どっと疲れるようになった。
私は一般的なオタク女で、まあ昔から二次元の男が好きだ。もちろん三次元の男も人並みに好き。
そんな中で同じ二次元の男を好きになり仲良くなった友人だったんだけど、この友人、二次元を三次元の話にするのである。
つまり「この二次元の男が三次元に存在したらどのような男か」という話しかしない。
三次元の顔にしたらこんな顔だろうと芸人の顔写真を漁ったり、どんなブランドの服を着るか、どういう風に女を捨てるか。童貞か。どんな家に住むか。
会話としては誰でも面白い、割と皆したことのある話題なんじゃないかと思うけど、一生この話をしている。
それは例えば原作で何か大きな展開があったり、推しの新情報や絵が出た時も、ずっとその話をしている。
友人の脳内に存在する「三次元に産まれた場合の推し」の話を永遠にして、「こんな男絶対付き合いたくない~!」とか永遠に言うのだ。
ある時からこれは一種の男性分類のような遊びなのではないかと感じるようになった。フェミとかがよくやる「男ってこういう生き物」という謎の遊び。
「フェミって結局モテない女が拗らせてるだけだよね」と本人はいうが、彼女は異性と付き合った事がない。
異性と付き合った事がないのに「こういう男(二次元)は絶対に女をこういう風に扱う」という話を永遠にされるとなんともモヤモヤしてくる。
現代ベースの女性向け恋愛ゲームのキャラならまだしも、ファンタジー世界で怪物を倒したり、運命に翻弄されたり、世界を救ったりしてる男をこの世に顕現させて、その上分類して、どうするというのか。
いや、話題としては本当に面白い。自分のすきなキャラを現世に置く事で新しい側面が見えて、考えが深まることも多い。
でも他の友人とする「このシーンがエモい」「この衣装が好き」「このセリフカッコいい」とかいう至って普通の会話の方が最近は好きになってしまった。
なぜなら私は原作のストーリーや絵、台詞によって好きな男への気持ちを募らせているから。こういう男は絶対GUCCIを着てる!という謎脳内妄想の確信によって好きになっているのではない。
とは言えそれでも気が合う部分はあるのでたまに遊んでいた。
が、この間私のすきな二次元の男を「三次元に居たら絶対精神病!顔がいいだけで全然仕事できない!お金なくて雑草とか食ってる」と言い始めた。
「いやまあ、二次元だし、こういう世界観だからこういう性格なんでしょ・・・」と擁護したものの「え~でも」「だけど~」ばかりで全然聞いてくれない。
私はそこで、この人はこのキャラの話がしたい訳ではなくて、「こういう分類の男」に対して何か言いたいだけなんだな、と思って、なんだか徒労を感じた。
そういう会話をすることで、所謂「モテない女とは違って私は男の事を理解している」という図式を持ちたいのかな、とも。でもこれが実際の三次元の男についての話ならまだしも、二次元の時点でアレである。
何をいっても聞かないのでその場は流したが、後日LINEに「そのキャラが三次元に存在したらどうやって付き合うか」という長文が連なっていて、私は見ないフリをして放置した。
親しい友人を1人失ってしまったような気がしているが、今は割とすっきりしている。
これは物凄い遠回しな現パロ批判なのでは?
供給ないところで現パロするのはいいけど供給があってもそれに反応しないとか他人の推しにあることないこと言ってくるのはキツい。 でも何よりキツいのがやめてって言ってもやめな...
二次元と三次元をごっちゃにする バチャ豚と一緒やな そういう奴らってどこ行っても害悪なんだな
彼氏が欲しいから紹介して欲しいという遠回しな表現では
その不満を直接本人に伝えて改善させる行動すらしてねぇのに被害者面する増田に草生えたのだ