動画サイトの広告に惹かれてキャラクター重視のソシャゲをはじめた。
一人のキャラを好きになって推すようになった。
メインストーリーの出来はとても良くて推しを更に好きになれた。
推しがメインのイベストなのだから当然推しが活躍すると思って期待しながら読み始めたのだが
実際には自分の推しが他のメインキャラを騙したり周りに迷惑かけまくる内容だった。
一回二回迷惑かけた程度ではない。
ストーリーの初めから終わりまで終始迷惑かけっぱなしでずっと適当な態度で楽して自分だけが目立つことしか考えず
自業自得でピンチになったところを(騙して迷惑かけた)他のメインキャラに助けてもらい、最後に推しが軽く謝罪しておしまいだった。
とにかく自分の推しの知能を低下させられて本来の魅力すら無くなったストーリーを見せられた。
前から他キャラageに使われる子だなとは思ってたけどこんなのってない。
他キャラのファンが「さすがに扱いひどくない?」って同情するレベルだった。
推しの古参ファンは「前の推しメインのイベストも推しが周囲に迷惑かけまくりで最悪だった。嫌いになりたくないから不穏だなって思った今回のイベストは途中から読むのやめた」とまで言っていた。
メインストだったらああもうこういうどうしようもない性格の子なんだな。って受け入れられた。
大好きなキャラが楽しそうに活躍したりするのが見れるのがイベストなんじゃないのか?
イベストのライターは推しのことすごく嫌いなんだろうな。って思った。
迷惑をかけた推しへの制裁もおざなりで推しの軽い謝罪でなあなあで終わっていたからだ。
でもこれが公式で出たということは公式は推しを”こういうキャラ”として扱っていくんだろうなと思った。
それを覚悟して推していかなきゃなんないんだろうなって諦めにも似た気持ちで続けてた。
ライターに恨みを募らせていたら新しい推しイベストが始まった。
おびえながら読んだらそこには嘘みたいに性格の良い推しがいた。
信じられなかった。
聖人のようだった。
正直どちらのイベストもメインストを読めばまあ、納得はできなくはない。
メインストの推しは自己中な面もあれば家庭環境から愛に飢えている面もあれば心を開いた人をとても大事にする面もある。
どちらのイベストも推しの側面を強調しただけといえばそれまでだが
私には受け入れがたかった。
今後、推しのイベストがくるたびに過度にsageられるのかageられるのかわからないからだ。
ライターの名前は公表されていないので誰が書いているかわからない状況が不安を煽った。
推しが迷惑かけたイベストは成長ものにしてはあまりにも不出来だったし
推しが聖人のようなイベストはとにかくキャラ全員を大事に書こうという姿勢が見られたから
とても同じライターが書いているとは思えなかった。
まだライターがわかっていれば読む読まないの選択をできたかもしれない。
あるいは古参のファンのように不穏だと思ったら途中で読まなければいい。
でも私は思ってしまった。
推しのイベストがくるたびに毎回こんな不安な気持ちになるのか…?と思った。
それならメインストだけ読めばいい、もうイベストは読まなきゃいいんだ。とも思った。
なんならメインストだってキャラの性格が著しく変貌してしまう可能性だってなくはないのだ。
メインストのライターも誰が書いているのか・何人で書いているのかわからないからだ。
しかしここまでライターによって性格が変貌したり他キャラのための舞台装置と化す推しを見続ける気力が無くなってしまった。