2-2-2ロックについてはそれぞれ思うことがあると思うが、
シーンの状態を考えればやむを得ない選択であったのは間違いない。
一般プレイヤーの、とくに下の方の「基本はタンク0ですwwwww」みたいなのも
鰤の思惑とは全くかけ離れていたわけだ。
プロリーグのGoatsは見所も多かったし、
「基本から外れた」ものであることを認識することが可能であり、
それはそれで、という感じであったが
最近始めたプレイヤーにとってそれがデファクトスタンダードになることは憂慮すべき問題であろう。
最近始めたプレイヤーが2-2-2を体験する場がないままレベル25になり、
クイックマッチの「俺が良ければすべて良し」という気持ちで臨まれるのは
鰤が望んでいないことは、クイックマッチとライバルマッチの立ち位置に関する言及からも明らかだ。
また、その新規参入者に関しても、
ゲーム自体が発売から3年経っていることもあり頭打ち感があるのだと思われる。
今からひとりでに始める人はそんなに多くないだろう。
例えば友人に誘われたプレイヤーが、その人と一緒にクイックマッチを始めたとする。
自分たち2人を除く4人の野良プレイヤーが好き放題にダメージロールを選んで
なおかつ相手方も適当な6ダメージなどでゲームが始まってしまったら
戦術的なことを教えようと思っても教えるべき内容を教えることもできない。
ただ、ひとりでに始める可能性があるとすれば
プロプレイヤーの配信やOWLを見た人が憧れて、というものが考えられる。
これらの人については現状かなり絶望的な導入を体験することになるだろう。
なぜなら憧れのゲームを購入し、インストールし、チュートリアルを済ませ、
クイックプレイを始めたところ、憧れたようなシーンは全く訪れない。
一人ずつ突っ込んでは死んでいくだけの腐海が広がっているからだ。
これらはゲーム全体としても、
故に鰤の思惑を実現するため、ユーザーの良心に頼ることは不可能であると判断した結果が
ロールキューであったのだろう。
そしてそれがこのタイミングになったのもやむを得ないと考える。