2019-04-21

少女漫画をあまり読まない理由

セーラームーンマジックナイトレイアースで育った世代の女だが、中学校以降少女漫画をあまり読まなくなった。

オタクだったのでNARUTOなどのジャンプ漫画アニメは欠かさず見ていたが、少女漫画は読まなかった。

中学生だった当時、ピーチガールという少女漫画流行っていて、それについては話題にもなっていたので友達に借りて読んでいたがそれ以外は読んだ記憶がない。

NARUTOを読まなくなってから何年もたち、もう連載が終了していて、ナルトヒナタ、サスケサクラ結婚して子供までいたという事実を知り驚いた。

ネットを見ると連載中はナルトサクラがくっつくんではないかというミスリードがなされ、結末はこうだったので連載終了したばかりのころはナルト×サクラ派が阿鼻叫喚だったらしい。

そういやいちご100%でも正ヒロインかと思われた東条ではなく西野とくっついて大騒ぎだったよなあ、東条派はつらかっただろうなあと思い出しつつ、

自分中学校以来少女漫画を読まなくなった理由がこれなのでないかと思い始めた。

少女漫画のメインストリーは主に恋愛だ、というと反論がありそうだし、自分でもそう言い切ることに躊躇を感じるが、少年漫画に比べて恋愛比重が大きいことはみんな認めるところだと思う。

少女漫画テンプレ主人公の女とくっつきそうな候補の男が二人いて、紆余曲折あり最終回でそのどちらかが主人公カップル成立いうパターンだ。

私は少女漫画でたいてい主人公カップル成立しない方のキャラが好きになる。

というか、現在連載中の少女漫画で興味があるものがまさにそのパターンで読み始めるのを躊躇している。

主人公とくっつかないばかりか、別の女とカップル成立したらどうしよう(その点、いちご100%のような少年漫画は準ヒロインが別の男と…とならないよう配慮されてるものが多い気がしてうらやましい)

と思い、最終回まで結末を待ってから読みたいが、ただでさえ連載が遅い少女漫画、読めるのに何年かかるんだろう…

少年漫画青年漫画だと恋愛比重がそこまでおかれていないので、恋愛以外の部分を楽しめる。

またハーレムものはどのヒロインファンにも気を使って、あえて決着はつけないものも多い。

しか少女漫画ではそうはいかない。

恋愛の決着とはどちらか片方の可能性を切り捨てることであり、恋愛の決着を描かないことはミステリー犯人がわからないまま終わらせるのと同義であり、読者もまたそれを望んでいない。

主人公が二人の男の間で揺れる場合、揺れる理由、どちらも相当に魅力的であることが描かれ、どっちにもそれなりにファンがつくことが多いと思われる。

切り捨てられた側のファンはいったいどんな気持ち最終話を読んでいるのだろう…

セーラームーンセーラームーンタキシード仮面という鉄板カップルはゆるぎなかったし、

マジックナイトレイアースもそれぞれに鉄板相手キャラがいて、どっちとくっつくの~みたいな揺さぶりはなかった。

私はまだ可能性を切り捨てられた側のファンになったことがない。

何年も追いかけて、応援してきたカップル最終話で破談する。

主人公カップル作品と作者に、そして多くの読者に祝福される。

破談側を推して不満をいうファンたちは、決着がつくまで確かに同じ作品ファンだったはずなのに、一気にやっかい空気のよめないファンになる。

自分がその立場になったとき、私は作品と作者に対してどんな気持ちになるのだろうか。

その時感じる負の感情が怖いから、やっぱり某少女漫画を読むのはひとまずやめておこう。

  • 少女マンガってほぼ9割方(あるいはそれ以上?)が恋愛ものですからねえ

  • 最近の男性主人公ラブコメ漫画・ラノベがヒロインを最初から一人に絞ってて主人公はその子に一途なのが多いのは、 男性読者だけじゃなくてこういう層の支持も集めるためなのかしら...

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