2019-03-08

まあ、人間なんてそんなもん

明日は我が身! スマイリーキクチに聞く「ネットデマ」との戦い方

https://withnews.jp/article/f0170613002qq000000000000000W03610701qq000015255A

正義感」の裏側には

「19人の名前出身地を聞いても、全く知らない人たちでした。年齢は17歳から46歳まで、職業バラバラ。ただ大半の人に共通していたのは、デマを信じて『正義感からやった』と供述したことです。しかし本当に正義感のある人が集団で、匿名で、誰かを追い詰めるでしょうか。『チンカス社会ゴミキクチ』なんて書き込むのが、どこが正義なんだと」

「私は被害者なんだ、ネットにだまされたと言い出す人も多かった。2ちゃんねる書き込みコピーしただけだと主張した人もいました。なぜ犯罪なんだ、元の書き込みをしたヤツが悪いんだと。他人言葉は徹底的に責任追及するのに、自分言葉責任はとらないのだなと恐ろしく感じました。検事さんから起訴しなかった理由を『調書にはすぐ謝罪するとあった』と説明されましたが、そのとき謝罪に来ていた人は一人もいませんでした」

 「ネット炎上防止の講演会などを聞きに行くと、参加者に『悪口を書いちゃダメ』と教えていることが多いんですね。しかし私を中傷した人たちは罪の意識希薄で、そもそも悪いことをしている自覚が無かった。単に『悪口ダメ』と言って防止策になるのか、いつも疑問を感じています

怒り感じたら「寝かせて」

――キクチさんは、子どもたちへの講演会でどんなアドバイスをしているのですか。

 「ネットにはフェイクニュース陰謀論など、人の怒りをあおって拡散を狙う情報にあふれていますネット情報に怒りを感じたときほど、その情報を寝かせてくださいと伝えています。それが加害者にならない方法ですと。しかも今、その怒りはSNSなどで簡単に共有できる。共有すると、怒りは増幅します。みんな怒っている、だから俺は異常じゃ無いんだと安心できる。そうして罪の意識がないまま、他人を傷つける加害者になってしまう」

 「この事件は許せない!と思ったときこそ、すぐにツイッターなどで拡散しないでください。数日間、1週間と時間をおく。そのあいだに冷静になるでしょうし、ネット情報もふるいにかけられて、情報の真偽が明らかになっている可能性があります

 「そしてネット情報を疑うこと。知名度の高いサービスでも、情報を書き込んでいるのは匿名他人であることが多い。たとえばウィキペディア辞書代わりに使う人も多いですが、ずっと私は自分の項目に『殺人事件に関与』したと書かれていました」



違う立場になったら今までの経験なんてほとんど役に立たないってことよ。

殺人犯にまで仕立てられて得た教訓でも忘れちゃうのが人間

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