世間では保育園の増設、子育てと仕事の両立、男性の育児参加ばかり唱えられている。
勿論それらも必要な事だ。
でも個人的には、次の事が盲点であると思う。それを書いていく。
親兄弟が犯罪者だからと、世間の目を気にして結婚が無しになるという話を何度聞いたことか。
母子家庭で苦労してきた女性が結婚して幸せになろうというところ、とうに離婚して別れた父親が人を殺した知らせが舞い込み、相手の家族の世間体のことを考えて結婚を辞退し別れることにした。そんなやりきれない話を聞いた。それに対する反応も「それが当然。かわいそうだけど仕方ない」というものだった。
日本中に犯罪者は何万人もいる。その兄弟や子供が結婚できず子孫も残せないとは、重大な損失ではなかろうか。
深刻な差別問題にも関わらず、日本で加害者家族の権利が取り沙汰されにくいのは、加害者家族が声を上げようものなら「ふざけるな、被害者に申し訳なく思え」と言われるからだろう。
このような問題が生まれる理由は、日本人が世間体を気にしすぎるからというのも大きい。カナダかどこかのニュースでは、父親に子供を産まされた女性を、恋人とその親族は歓迎していると報道されていた。日本ではまず世間体を気にするから無理だろうな。
高齢出産はリスクが大きい、高齢出産は障害児が生まれる、若い内に産め…そんな声が大きい。
実際には不妊治療にかかれば40代でも半数が出産でき、イギリスでは高齢出産の子供は頭がいいという研究結果が出ている。とうに閉経したと思い油断して遊んでいたら妊娠した、という話も聞く。
それに、統計的にリスクが大きいからと禁ずるのは統計的差別では?
日本の少子化論は若い内に産めるようにと下を見るばかりで上を見ない。中高年の出産の自由を論じない。
余談だけど、昔は10代で結婚が当たり前だったんだぞ!っていうけど、
http://kakeizunotobira.denshishosekidaio.com/2016/06/25/post-1420/
これによると、江戸時代の平均結婚年齢はおおむね男性20代後半、女性20歳前後。貧しい家庭では晩婚の傾向が見られ、男性30代前半、女性20代後半くらい。現在の平均初婚年齢とほぼ同じなんだよな。
私は35歳の時に第一子が産まれました。 夫婦共に不妊治療、顕微受精でした。第二子もそう。 ただ、それでも思うのは、あまり高齢出産を推奨すべきではない、ということです。 不妊...