新卒で入った会社を数ヶ月で辞めた。所謂「第二新卒」という括りである。
第二“新卒”という呼称は入っているが、新卒ほどの価値はなく、月とスッポンである。
就活にも苦労している。
最近ふと思うことがある。無職(ニートも含め)の人って、なんか被害者ぶってない?と。
私もきっとそうだった。というかまだそうかもしれない。
嫌な上司がいて…としんみりした顔で話すと、皆「それは辞めて正解だよ」とか
「退職できてよかったね」とか言ってくれる。
新卒時代もなかなか内定が出なくて、卒業間近に決まり、既卒になりたくない・もう就活したくないという
内定が出なくてそんなに追い込まれた状況を作ったのも自分自身だ。
今の時代、会社のレビューを見れるサイトなんて沢山あるし、調べれば回避できたことを
ツイッターとかで、就職できずに既卒になった人の意見を見ると、就活のシステムや企業に文句を言っている。
確かに新卒一括採用は問題視されている部分もあるし、実際の内容と違う求人情報を載せる企業は完全な悪だ。
でもそういう箇所に突っ込みを入れるのって、なんか、どうなんだろう。
『国のせいで就職ができません』みたいな。
労働条件に関しては少しずつではあるが改善されてきているように見えてるが、
あと自分のことを「コミュ障」「人見知り」「クズ」とやたら卑下している。
『自分の欠点は自覚しています。そのせいで就職ができません』という言い訳に見えてくる。
いや実際にそうなのかは知らないけど。思い返せば自分がそうだった。
「ブラックで働いていた」ということで退職したことも無職であることも正当化しようとしていた。
何が言いたいのかよくわからなくなったが、自分含め被害者意識のある無職が
私だってそう言っている人には「大変だったね」「もっと簡単に就職できるようになればいいのにね」と
共感してあげることができる。仲間だし。
でも被害者だからといって何か許されることがあるわけではない。
世の中には働かなければいけない決まりがある。職に就く必要がある。
大多数の人は就活を経て会社に勤めている。そしてそれが常識になっている。
クソみたいな慣習を受け入れて頑張るしかないんだ。