2017-03-06

匿名掲示板をやめて2ヶ月が過ぎた

勢いランキング上位のスレッド名だけは毎日確認しているが名前を見るだけで中身は開かない。

気になる単語があったらググって自分で調べている。

スレの中に答えや自分では見つけきれない情報もあるのだろうけどそこまでわざわざ見ていく必要はない、その事に気づいた。

匿名掲示板をやめた事で少しだけ人付き合いの欲が増えたが、それは職場人間と前よりコミュニケーションしたりして解決している、と言えたら格好いいのだが実際はあまり変化はない。

代わりにツイッターフォローを50人ほど増やしてバランスを取った。

もっと増やしたい気持ちもあったけど再現がなくなりそうだったのでこれぐらいで十分だ。

匿名掲示板をやめて一番感じたのは時間が増えた事だ。

可処分時間の2割~5割ほどを今まで使っていたのだから当然と言えば当然だ。

そもそも元から5割も時間を使う気は無かったのに複数スレリロードレスを繰り返すうちに気づけば時間が経っているのだから恐ろしい。

それとなんだか心がささくれ立たなくなった。

今まではネタにするために他人の弱みを見つけようと血眼になっていたり、他人からレスバトルをしかけられるんじゃないかと気が張っていたり、健康的じゃない心の使い方をする時間が多かった。

今は前不健康な事を考えていた時間ゲームをしたりテレビをみたり勉強をしたりと適当に過ごしている。

普通人間がやるような普通でつまらない時間の使い方だが、多くの人間に指示されるだけあってなるほど無駄な心の疲れがない。

ゲームテレビを見たとき感想を人と語り合う機会はほとんどないが、そのおかげで自分感想を素直に持てるようになった。

批判する側と賞賛する側に別れてバトルしていた頃はまず最初にどちらの陣営につくかがあり、そして陣営についてから自分がそこについた理由をいちいち洗い出したりもしていたが、そういう無駄な堅苦しさはなくなった。

私生活無駄精神力を浪費してないおかげか仕事最近スムーズに行くようになった。


辞めておいてなんだが匿名掲示板自体は悪い物じゃない。

不特定多数情報交換を刷ることで自分では思いつかなかった切り口から情報が入ってくることがあるし、誰かがニュースを手に入れたらそれが一気に拡散されるので自分アンテナを常に強く貼っている必要もない。

だけど使い方がとても難しい。

情報を歪めるために使われる事があったり、取捨選択タイミングを鈍らせられることも多い。

なにより雑談のために使われだすと、話しのネタを求めて話題センセーショナルと下卑た物へと傾いていく。

それに呑み込まれしまわないように歩むためには最初自分が何の情報を取りに来たのかを見失わない気持ち必要だ。

そしてその気持ち匿名掲示板のものに入り浸る気持ちとは相反する物なんじゃなかろうか。

もしもそうならば匿名掲示板を本当に使いこなすのには、匿名掲示板の事をよく知っていてかつ入り浸っていないという矛盾すら感じさせるバランスを実現させる必要がる。

それはとても難しく、自分にはそれが出来るほどの技量はなかった。

からスッパリやめることにした。

後悔の気持ちがないわけじゃない。

今でも匿名掲示板に戻れば楽しく下品に話し合いながらネット中に散らばる話の種が自然と集まってくるのを楽しめていただろうから

だがそれよりも匿名掲示板をやめた事によって手に入った穏やかな気持ちの方が大事だ。

人生は有限なのだから時間の使い方は自分で選ばなければいけない。

時間の使い方を娯楽にまで決められていては人生が窮屈になる。

それが自分なりの結論だ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん