「うちにはお金がない」とフルタイム勤務で手取り11万円ちょっとの介護施設の嘱託職員の給与明細と、
裁判所からきた父親からの養育費減額(月3万→1万)の申し立ての書類と、預金口座の通帳3冊を並べたうえで、
車の維持費がこれだけ、電気代がこれだけ、と淡々と母親から説明されたのが小6の時。
幸い死んだ爺さんから雨漏りしまくるボロ家を相続してたのと、近隣の農家数軒がいつもご厚意で米や野菜を分けてくれたので、その後も極端に飢えたり路頭に迷ったりすることなくどうにかなった。
けれど、何かアクシデントがあれば簡単に詰んでたんじゃないかなとも思う。
牛肉は給食では食べたけど、家では定期テストで2教科以上100点を取ったときに母親が買ってきた合挽肉のハンバーグでしか食べなかった気がする。
給食はいつもおかわりをしていたが、ガリガリに痩せていたので痩せの大食いとして散々いじられた。
だが、お腹が空いていることをなんとなく親に悟られてはいけないと思ってひた隠しにしていたので、家ではむしろ小食を装っていた。
入浴中に風呂場の窓に張り付いていたヤモリを捕まえて口に運びそうになって、あわてて逃がしたこともある。自分のことながら平成感がない。
カマドウマを見るといつも感想が「肉付きがよくて食べごたえがありそう」だったから無自覚だったけど実は割と飢えていたのかもしれない。
中学の同級生の家に遊びに行くといろんなお菓子が常備されているのが信じられなかった。
ある土曜の昼に同級生のお父さんが気まぐれでバーベキューをして牛肉を焼き始めて、本当はものすごく食べたかったけど、
牛肉を分けてもらうのは大変なことだと思っていたので、散々遠慮して結局小さいのを3枚だけ食べさせてもらった。同級生の家の人に申し訳なくてちょっと泣いた。
オムライス一人前に卵を複数個使うとか、カップ麺が一人1個とか、そういったギャップを何度か目の当たりにして、
同級生と自分の家ではどうやら「貧乏だ貧乏だ」と言っていても致命的に世界が違うという事に気付いたのはもうちょっと経ってからだった。
高校に合格した日のお祝いで何が食べたいかと言われて、ごく自然に豆腐とこんにゃくのダブルステーキを頼んだら母親が泣いた。
「うちにはお金がない」と言われて以来、わがままを言うとかモノを欲しがるとかは当然として、失敗が許されない的な緊張感が経済的に独り立ちするまでずっと付き纏っていたように思う。
怠けるとかそういう事と無縁になって結果的によかった部分もあるし、思春期をのびのびと過ごすという部分ではだいぶ呪いのようでもあったと思う。
なんだかんだで社会に出た時点で奨学金の借金が600万ほどできてたけど、まあどうにかなってる。まだまだ完済までかかりそうだし、ずっとギリギリではあるけど。
親としては冗談だったかもしれない。深い意味なんかなかったのかもしれない。 でも、自分は親がどういう意味でそう言ったのか分からなくて、 「ああ、家にはお金がないんだな」って...
http://anond.hatelabo.jp/20160816143155 個人的に似たような考えをしていたので共感できる部分がかなりある。 というわけで筆者の経験からいろいろ思う部分もあったので家庭内のお金に関してど...
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親子の会話が足りなかっただけの話。
男-女 の上で、ちょっと状況は違うけど妹はおねだり上手で、俺はああうちは金ないんだなーと思ってねだれなくてだいぶん損をした。 気持ちは分かる。切ないですの。
まさにこれ。
ああ間違えたこっちか。
親が言わなくても友達との格差で自分の家が貧乏かどうかは大体察しがつくと思う
夏休みで暇してる人間多いせいかこういうダラダラした自分語りが増えたな
なんか、優しいっていうより不気味じゃない?最後の部分もそうだけど。思い込みが強いというか。トラバにもあるけどコミュニケーションも不足してそう。
親戚からとか祖父母からとか引っ張ってくるあてはいくらでもあるけど 出来れば使いたくなかったってことかもしれない
父は外面は良かった。盆暮れ正月には取引先には挨拶を欠かさず、年若い友人の誕生日にはとびきりのプレゼントを準備し、 親しい人の子息には就職を世話し、有望な若手社員を食事に...
これとてもわかる。親は、なにげなく「進学させられない。」とか「高校卒業したらすぐ就職してほしい。」とか、特別深刻に言っているわけではない(本当に深刻ならその時点で生活が...
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