2015-12-02

スーツ撲滅運動 防災意識

日本風土スーツが合わないことはすでに多くの合意を得ていると思う。

スーツ好きな人や、必要なケースもあると思うので一律にどうこう言うわけではないが、多くのサラリーマンが半強制的スーツを着るのはおかしいという部分に反論は少ないのではないだろうか。

現実に、二酸化炭素排出量削減(=節電=エコ)というお題目で導入されたクールビズは好評を得て、スーパークールビズなどに進化しつつある。Tシャツジーンズに対する不当な差別も徐々に薄らいでいるおかげもあって非スーツ服装で嬉々として出勤する人は増えている。社会が許すのならばスーツなんか着たくない人がそこそこ存在することの証明だろう。

しか問題は冬だ。夏はエコ目的による節電によってエアコンの効きが弱くなるため涼しい服装をしようという主張に正当性もあるが、冬の暖房が弱くなったところでスーツスタイルからの脱却には結びつかない。

ここで登場するのが防災目的としての非スーツ。先の震災でも交通機関のマヒで長時間の歩行を余儀なくされた人が多いが歩きにくい革靴、特にヒールの高い靴の女性などは大変だったと聞く。非常階段スムーズに降りることも難しかっただろうし、転んだりしたら本人だけでなく周囲の命も危険さらしてしまう。

今日ニュースで、半蔵門線車内で消火器が誤って噴出し、半ばパニックになったという現場に残されたたくさんの靴の写真を見た。

これが本当に大地震テロだった場合、車外にもガラスの破片などが散乱したことだろう。そんな場所を靴が脱げた足で走るのは危険まりない。

まりスーツ姿での出勤を強いることは従業員危険晒すである

もちろん、職種によって仕事内容に危険度の違いがあるように、リスクを負ってスーツ着用を選択する企業や個人もいるだろうが、それはそれなのでここでは問わない。

簡単にまとめる。

どうせみんなスーツ嫌いなんだから適当な建前をでっち上げて非スーツでの勤務を広めましょうよ。防災なんてうってつけじゃないですか?

って話です。

日々の服を考えるのが面倒だからスーツがいいという意見を聞いたりもするけれど、そういう人は自己責任のもとでスーツを着ればいいし、別に毎日ジーパンTシャツを着てもいいと思う。テキトー服装なんてなんだっていいし。

スーツはその構造物理的に動きが制限されがち、かつ布が貧弱で洗濯もしにくいので運動には向かない。仕事中の気軽なストレッチもできないので健康に良くない。ということを建前に据えた 医療費削減編 や 業務効率向上編 などもあるがそれはまたそのうち。

  • 服装って所属コミュニティや階層を示す部分があるじゃないですか。スーツを着るってのはある程度高い階層を示すような気がするんだけど、日本においては「お客様の前に出るのに失...

  • 自己責任のもとで、という考え方はやめたほうがいい なぜなら今のこの社会がその自己責任の世界だから。 やろうと思えばスリッパぐらい持ち込める。けどやらない。自己責任だから。...

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