ああ、僕が中原麻衣(@nakaharamei)くんに頭来てる理由がなんかわかってきた…。あの人の言うとおりアニメ見ても絶対に面白くないし、あの人は自分の意見を言わないんだもん。もっと自分の快楽を上げるためにアニメ見てる人の書き方とは違うんだもの。彼の話を聞いても何が好きで、どこに共感してるかが見えない…
僕がだーまえ作品の、とりわけ「実在する病名や社会制度を引用しておきながら、その実態は誤解を招くデマを流布してるからとても賛同できない。」的な話をしたのは、ああ言うものが真実味とかいい話にお茶を濁すんだもん。視聴者がどう思う改善に自分達で「ありえない」と言ってしまってるのよねぇ〜
あとは、アニメを知識で見ようとする姿勢…「知識があるともっと楽しい」じゃなくて、はじめて見た人の感想を尊重せずに「ファーストガンダムの信者から最近の若者呼ばわりされたゼータが」とかなんとか言うバカ…。そんなことは作品の中身の批判でも、モチーフ同士の相互の矛盾とも一切関係ない批判
例えば、艦これだって「弓道警察」を僕は批判できないし、東方警察のそれと全然違うと思ってる。だって、艦娘は艦娘の装備や言動が史実に基づいていてその精巧が評価を浴びている以上、熱心なファンなら「お茶を濁すような半可通な描写、原作の設定を無視したメガネ外しはやめろ」と思うのは必然なはず
でも、東方警察って東方の原作とはこれっぽっちも関係がない「艦隊これくしょんなどに移った東方ファンを批判する言葉」でしかない。それって作品を楽しむ上で何か関係がある。他人がやめたコンテンツであっても、自分が手に触れて面白いものは面白いならそれでいいんじゃない?弓道警察とは逆じゃん
コンテンツを楽しむ上で「より感動を味わうために作品の中のメタファーやコンテクストをより深く調べてみたい」と思った時、それが可能なのはそれだけの強度(下調べによる知識)を持った作品であり、作品の中で現実的なメタファーや知識でいいシーンを作った以上、他の部分でもそれを見られるんだよね
何がいいたいかというと、メタファーに気づくことで作品が楽しくなることもあるけど、メタファーを軽視することで楽しめる作品もある。前者がガッチャマンクラウズインサイトみたいな奴(ちゃんとここ10年の日本政治を理解してると楽しい)で、後者がCharlotteでありだーまえ作品なわけだ
しかし、多くの場合はメタファーをきっちり理解しようとする・ほりさげようとする人にとって楽しい作品のほうが名作であり、アニメ・ゲームを楽しく見ようとする姿勢とはむしろ知識をつけて作品の現実的・または元ネタに該当するものを紐解いていく見方になりがち。これはよくもわるくもね。
で、僕は徹底的に作品を解釈したい(心理描写なり、元ネタにしてるメタファーや予備知識を知って納得したい)人で、中原麻衣くんはそういうことをする人がやり過ぎて強度の弱い作品の批判に走るのをバカにしてる(ある基準に対するアンチ)なんですよ…だから水と油なんです