2015-03-02

動画サイトを軒並み摘発していってもBD/DVDの売上には絶対影響しない

実際、音楽業界がそうだった。

CDにしてもAKB握手券を付けて漸く人並みの売れ行きを見せたけど、握手券さえ獲得出来れば廃棄されたり古本屋に売られてるわけで、

何らかの特典もつけずに出されたCD全然売れもしてないから供給多気味だったアーティストもどんどん休業に追い込まれてる。

CD購買層の絶対数は横ばいのままと仮定した時、違法ダウンロード分を摘発したとして、それによって購買層の絶対数を増やす事になるのかというとならなかったじゃないか?

同じ様に動画サイトを摘発した所で、違法ダウンロードのものはなくならいし、BD/DVDの購買層が必ずしも増える訳ではない。

要するにいたちごっこ、あるいはトカゲの尻尾切りしかならないだろう。

購買層の絶対数はどの媒体に置いても変わらない。

CDというメディアは既に飽きられているし、BDなどのメディアはやたら容量が大きく縮小効率化が市場になっている中で

内容が同じ北米版と異なりやたらと高い値段で売り付けるため、余計購買意欲を失わせ、違法ダウンロードに手を染めがちだ。

容量を少なく安く売る事にこそ購買意欲を持たせるのであって、件のAKB商法なんかをしてしまうと一定数の購買層の獲得は出来るものの、

絶対数としての購買層は激減するだろう。

あの手の商売方法というのは結局、売上げ至上主義が齎した弊害であって、購買層を取り戻す方法ではないので、売上げが減ってるから規制だというのは誤りだ。

もっと安価でかつ確実に売れる商品作りをしていく必要があるのではないか。

ゲームでは無双シリーズパワプロFFテイルズなどの人気シリーズ課金システム(いわゆるDLC商法)の導入によって獲得したが結果はどうだっただろう。

当然ながらそのアコギ方法敬遠されやすく、たとえ一時的に売上げ増に繋がったとしてもひとつバグが見つかると途端にアンチが急増してしまった。

その結果、幾ら新しい課金システムを導入してもそのたびにユーザー評価は減少し続けて行くリスクもある。

エンコード市場になりつつある昨今、H265の導入も近いとされており、BDではより多くのメディアを獲得してコストカットしていけば、今後安価にてBDを発売する事が出来、

売上増に繋がるだろう。

それでなくても誰が聴くねん!と言えるドラマCDや手抜きのピクチャドラマこと紙芝居アニメを特典映像に据えて据え置き価格1万円弱で毎度売り続ける汚いやり方では

誰も買いたいとは思わないし、俺ツイのように後で修正すればええんや!と放送中はゴミ作画アニメを見せられてBD買うか!という気分にだって成りえない。

一番の問題点制作側が諦めてる姿勢であって、購買層が問題ではないと言いたい。

怠慢が続いたからこそBD/DVDの売上が落ちてるのであって、動画サイトなどは放送アニメを配信しているだけであるし、それを言うならニコニコ動画の配信も売上げ減に拍車を掛けているとも考えられる。

制作側の怠慢こそが売上増減の鍵である

から動画サイトを軒並み摘発閉鎖していってもBDの売上には絶対影響しないのだ。

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