2014-01-10

日本マスコミ世界の「ガラパゴス」だろうな

このところ、英米の大手マスコミウェブサイトニュースを私はまた読んでいるのだが、日本国内のマスコミとの世界観の相違が激しいことを再認識させられる。

話題のずれ、例えば中東アフリカの話題への関心の高さというのもある。

だがそれだけではなくて、日本マスコミでは言ってはいけないことがどうやら多いようで、情報操作された、「よく洗脳がゆきとどいた国ですね」と皮肉られてもしかたないような社会だなと思う。

先日やしきたかじん氏が亡くなったが、彼が生前大阪地元テレビ番組ほとんど言いたい放題でやっていたのに対して、東京マスコミ全国ネットも多いだろう)における「自主規制」(という無言の圧力、「空気」のたぐい)は、やはりびっくりだ。

役者で現参議院議員山本太郎氏が、以前に原発反対を言ったとき仕事を干されたという話もあるが、なかば被害妄想もありなん。だが、タレント立場ファストフード反対だとか酒反対だとかパチンコ違法ですだとか言い出したら、おそらくマスコミ広告代理店ブラックリストに載る、広告塔としての価値ほとんど無くなってしまうだろう。藤原紀香氏だったかが先日にしんぶん赤旗日本共産党機関紙)の日曜版に登場した際にもいささか揉めたらしいというのも、話に聞く。

私とて、せいぜい英米の大手マスコミしか目にする機会がないのだが(関心はあるのだが、ドイツフランスすらも日常的には読んでいないし、ましてや世界各国のを確認してまわれない)。しかし、The Times英国)のウェブサイトをこのところ見ていたら、砂糖依存性の話題で議論が巻き起こっていたり、「ADHDの診断名が付けられる小児は多いが、そんな疾患は本当は存在しないと書いてある専門書もある。診断名を付けることで気休めになり、そこで投薬に移り云々。診断名を付けたがる症候群なのだろう」と大要そんなことを書いているオピニオンがあったりする。日本大新聞テレビ局ではおそらくそんな記事はそうそう出せないだろう。

在京一般紙でも、サンケイ読売が似たようなもので、日経はもろに資本主義バンザイで、朝日はこのところ元気がなくて、毎日はまあまあ活躍していて、それらが超えられない壁の先に東京新聞名古屋中日系の東京地方紙)がある気がする。さらに言えば、大新聞と比べて、宮城福島地域地方紙や、沖縄県地方紙なんかは、世界観がまったく異なっているように思う。

なんというか、日本大手マスコミ不可思議デマゴーグだなと、このところ常々思う。

  • ADHDは確か最初に命名した医者が死ぬ前に 「そんな病気はない。あれは製薬会社が薬を売るために金を積んでお願いしてきたからそういう病気をでっち上げた」 って暴露したんだったか...

    • あまりにも安易に診断が乱発されて、薬の過剰投与が起こっていることに苦言を呈しただけ。 病気自体が作られたものであるかのようにデマ流してたのはGIGAZINEかどっかだったかな。

  • 読売が取材してた精神医療の記事は良かったよ。「精神医療ダークサイド」という本になってる。ああいう記事を書く記者もいれば、まとめブログと変わらない扇動記事を書く記者もい...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん