就職してからもうすぐ1年が経つ。友人がすでに2人休職した。1人は秋に、1人は年明けに。身近に出てくると急にリアルだ。まさかあの子が。
2人とも私よりずっと優秀で素直で根性があってがんばれる子だった。お前ちゃんと週5日朝起きられるの?大丈夫?、まぁ高校生の頃を思い出してがんばるしか…そして起きられたところで外に出る気力がわくかどうかは別問題なわけですよこの4年間の厳しい鍛錬の結果、いやそれ堂々と言うことじゃないから、と冗談飛ばしてたのがたった1年前なのか。
そのうち1人は2ヶ月に1度くらいの頻度で会ってたけど、会うたびに顔が青ざめていって、痩せたというよりもやつれていって心配だったから、休職を聞いたときもたいして驚かなかった。むしろ安心した。そういえば、平日の夕方にTwitterにあらわれたから気づいたんだった。平日は朝から晩まで全然ポストしてなかったから。あっても深夜に、今日は電車がある時間に帰ってこれた、って書いてたくらいだ。あれ、今日会社休みなの?、ううん今休んでるの、えっ風邪?、いやそうじゃなくて。
久しぶりに日が高いうちに会って(休みの日でも昼は寝てるから無理と言われて夜にしか会ってなかった)映画見たりごはん食べたりしながら、やっぱり賢くて優しい、大好き、と何度も思った。真面目で思慮深くて負けず嫌いで優等生で、どうして自分と仲良くしてくれてるのかわからないくらいだ。でも私みたいなちゃらんぽらんな人間が近くにいるのは大事なのかもしれないなってはじめて感じた。自意識過剰みたいだけど。反面教師と見せかけて反面じゃなかったというか。
思えば「手の抜き方」って、学生生活がほとんどを占めたここまでの人生の中で、教えてもらう場所もおおっぴらに肯定される機会もなかったよなー。ひたむきにやることは当然褒められるし、従順で素直な子は大人に好かれるし頼られるし、努力は善だし、いやまぁ善なんだけど、なんていうか毎回100%出してたら死ぬよね。終わり、ないし。文化祭とか卒論とか引退とか卒業とかそういう区切りないし。しかも、仮に結果が出なくてもそこまでのプロセスが大事ですよ、という言葉ですべてゼロにされてきた今までの刷り込み。お天道様は見てます、的な。いやー、結果出ないなら見切りつけないと、という局面もきっとたくさんあるわけで。人よりも長く働いてたり考えたりしてること、それ自体がひとつの指標になっちゃう自己評価。がんばるのなんて損、とかじゃなくてアクセルとブレーキ両方使っていいっていう自覚っていうか。多分ここまで追い込んだのは周り以上に彼女自身だから。
もちろん当然労働環境ひどいとか長時間労働効率悪すぎだろとか言いたいことは山ほどあるけど、それでも真面目だからこそ斜に構えてないからこそこうなってしまうのは本当にただただ苦しいなあって思う。潰されるんじゃなくて休職でよかった、とすら思った。もうすぐ復職するんでしょ、月に1回くらいあなたの会社の近く行く用事あるから呼び出すね、ちゃんと時間つくって抜けだしてきてね、ケーキ奢ってね、と強引に約束して別れた。今まで頼ってばっかりでしたけど、これからはこっちがちゃらんぽらんに生きるコツを教えましょう。例えば勤務時間中に増田なんて書くような。うーん、もしかしたら、こっちはもう少し真面目になった方がいいかもしれないね。
うむ。勤務中に書くにしては長すぎるな。 こっちはニートだから、問題ないが。 まあ、心配との友人との接し方も難しそうだね。 あんまウザがられるようなことも言えないから、 あ...