2024-02-01

正月

1月2日朝。息子が「奈良公園奈良公園!」と煩い

3日前ジジババ従兄弟と行ったのが楽しかったのでもう一度行きたいらしい

鹿が見たい、山で食べたレストランにもう一度行きたいと

かい部屋でまったりゲーム提案は即座に却下された

朝飯を食うて出かける準備をする

JR近鉄どちらも時間はさほど変わらないので普段使うことがない近鉄にした

京橋駅火の鳥が停まってた、これに乗りたいと駄々をこねる、全席完売急行に乗る

そもそも火の鳥奈良には行かない

奈良公園到着、鹿がうじゃうじゃいる

鹿せんべいを買ってやった、キャッキャ叫びながらせんべいを放り投げる。かわいい

人が食うても構わないと教えてやると最初は怖怖舐めたがそのうちにうまいうまいと残り全部自分で食うてしまった

鹿が恨めしそうに寄ってくる、追加購入、半分は息子が食う

最終的には4束買わされた

そんな事をしながらなんとなく春日大社参道を歩いていると行例停滞してきた

まずい戻ろうと振り返ると既に後方から人並みが押し寄せ引き返すことが不可能に。

そのまま参詣せざるを得ない状況になった。

当方無宗教神社仏閣初詣にまったく興味が無い

30分ほど並びようやく境内を抜けて脱出ルートに辿り着いた

息子が沿道屋台の700円の綿飴をねだる

原価10円もしないものは買えない

ゼニカネの問題ではない、買うべきではないから買わないと説得

後日しかるべき店で経済合理性が理にかなった綿飴が見つかれば購入してやる

適切な消費行動、我慢選択ができなければ資本社会奴隷になるぞと教育

奈良満喫、息子念願のレストラン場所不明、山の方だと言うが、知らんがな、ちゃんと店名を覚えておけ、闇雲に歩いて見つかるわけが無い

5才児の世界は小さい

生駒駅途中下車ケーブルカー生駒山上まで登る

犬だか猫だかのラッピングされたケーブルカーで息子は大喜び

山上に到着、遊園地冬季休園、周辺を散策寒い大阪の町を見渡せる

息子は満足、帰る

火の鳥にどうしても乗りたいと蒸し返す

そのうちそのうちと誤魔化す

風呂に入って寝る

夜、近鉄予約サイトを見ると翌日ベストでグッドな時間にポツンとひと席だけ空席があった

予約ぽちっとな

1月3日、火の鳥に乗車

伊勢神宮まで行っても仕方がない、難波から大和八木まで乗車、30分で十分だろう

座席先頭車一番前だった、予約したときは気にしなかったがなんだこのラッキー、ひと席しか無いので息子が座り俺は横で立つ

乗車前駅員に確認し未就学児の息子の分の乗車券も購入している、駅員に聞いたら特急券不要とのこと。

検札など来ないことはわかっているがこういう細かい不正やズルは嫌いなのだ

大和八木で乗り換えて京都へ、二階建て特急の二階席指定も取ってある

パパは計画的な行動が好きなのだ

昼、京都到着、そのまま大阪に帰るにはまだ早い、さてどうするか、ノープラン

JR新快速石山

腹が減ったがマクドナルドしか開いてない、正月からハッピーセット

 

京阪石山坂本線に乗り換えて終点石山寺まで、二両編成、河川敷で少し遊ぶ

行き当たりばったりの旅も楽しいよね

さな駅と小さな列車に息子喜ぶ、山麓川岸石山駅は風情が良い

石山から反対終点坂本比叡山口駅まで乗車、20分ちょい

びわ湖浜大津駅から京都市内に抜けて帰る想定だが改札を抜けずに折り返したら不正乗車になるので一旦改札を抜ける

周辺を散策

 

近くにケーブルカーがあるんだ今度乗りに来ようねと言うと

今日乗りたい、今すぐ乗りたいと言い出す、15時、時間的にギリかと

まぁいいか正月だし

 

10分ほど歩いてケーブルカー乗り場に到着。15時半

帰りは京都側に降りたいと駅員に相談する。

山上に連絡バスがあり反対側のロープウェイまで行けると教えてもらう。

ただしバスはそれが最終便だから気をつけるように注意される

Googleマップで見るとケーブルカーの降り場からバス停まで結構距離がある

駅員からも頑張って歩かないと間に合わないとアドバイスされる。

ケーブルカー発車、琵琶湖絶景

息子はスマホゲームをしている、てめぇが乗りてぇつーたんだろうが、景色を見ろ景色をと叱りつけるとチラ見して「見た」だと。これだから乗り鉄は嫌だ

山上に到着、寒い、16時、日が暮れ始めている、あれ?ちょっとヤバい

急いでバス停に、徒歩10分と書いてある、延暦寺には興味はないのでパス、てか時間が無い

バス停手前が長い登り坂になっているのだけど坂の途中でバスが走り出すディーゼル特有の排気音が聞こえたので少し焦る。

 

バス停にたどり着き時刻表を見るとまだ時間はある

さっきの排気音は恐らく延暦寺に向かうバスだったのだろう

寒い、息子とチョコを分け合って食べる、おいしいねだって

10分ほど待ち延暦寺から折り返してきたバスに乗る。

乗客はわりと居た、外国人の男がバス運転手に「ちょっとまってくれ、妻がぁ」

女がひぃひぃ言いながら坂を登ってきていた、セーフ

そんなこんなでバスは5分ほど走り叡山ロープウェイ比叡山頂駅に到着

ロープウェイに乗車、息子はゲームをしている。

ロープウェイは最終便。既に薄暗い

ロープウェイを降りてケーブルカーに乗り換える、これも最終便。既に日は暮れていた。客は結構いた

山腹から京都市内一望

息子「世界が見渡せるすごい、あの辺が鉄道博物館に違いない、あそこに夢のEF55があるんだ、今度行こうね」

息子が言うてるのは京都鉄道博物館ではなく大宮鉄道博物館

世界はそんなに小さくは無いぞ

ケーブルカー臨時便を出してくれたので待ち時間が無かった、

ケーブルカーの車内に建設当時の工事写真が展示されており、息子は屋根なしむき出しの無蓋車がツボにハマったようであれに乗りたいと言い出す。

現代にそんなもの許されるわけが無い

無い、無いものはない諦めろと諭す

息子は、大金持ちになってこの会社を買収して実現すると宣言、おう頑張れ

ともかくケーブルカーで麓まで降りる、正直山上では若干ビビっていた、真っ暗だし

自分一人ならどうにかなるが親として5歳の息子の安全担保する責任がある

行き当たりばったりが過ぎたと反省

ともかく麓まで降りればあとは金の力でどうにでもなる

さてこっから京都市内に戻るにはどうすれば良いのか、すぐ近くにバス停がある。

もう少し早ければバスを乗り継いで四条大宮嵐電嵐山阪急コースだが流石に無理

既に17時

地図を見たら近くに鉄道があった。叡山電鉄叡山本線、たぶん俺も初めて乗るやつ

これなら出町柳から大阪まで戻れる

八瀬比叡山口改札機も無い小さな駅で待っていると一両のかっこいい列車が来て息子発狂

どうやら8編成のうち1編成だけ特別観光列車に車体改造されておりこれに大当たり

息子は大興奮で飛び跳ねている、かわいい3分ほどで冷めてスマホに戻る

出町柳京阪に乗り換え

始発駅なので余裕で二階席をゲット

パパはホーム側下階席の方が好きなんだけどなぁ、まぁいいや

淀屋橋御堂筋線に乗り換え自宅に

19時

ママ怒ってる

疲れたけど楽しかったとの感想

相当な距離歩いたが途中グズらなかった、成長したなぁ

飯食って風呂入って寝る、息子爆睡

  • 一生懸命いろんなことを教えてあげて、手間暇かけて育てた可愛い我が子でも、一歩間違えれば無職引きこもりになるんだから人生は怖い

  • >パパはホーム側下階席の方が好きなんだけどなぁ ↑ パパえっちやのぉ😁

  • なろう小説みたいで面白かった

  • 計画的な行動が好きと言いつつ、行き当たりばったりするのも良い

  • 良い成長物語だなあ こうやって手がかからなくなっていくのだな

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