2015-09-06

萌えキャラアニメ女の子)に生活感がなくなってどこで寝て、どこで生活してるかわからなくなっていく00年・10年代までの流れってむしろ、親世代青春の時期に見てたアニメの一番めんどくさくて疲れるところを間引いて気楽に、できれば頭使わないで見たいという願望の具現化なのかもしれん…アニメキャラって執着や女々しさ、情緒不安定さ(成長や新庄の変化といったゆらぎも含む)を取り除いていくほど、キャラクター生活感と社会的ジェンダーを失う代わりに、親しみやすくなるからなぁ…。人間ぽくないから会話してても疲れないというか、妄想ベースで扱いやすくなるというか…

Q それはアニメキャラに「生活感があった」時代漠然とでも想定しているんだろうけど、どのあたりというかどういうものを指してる?

A 現実で割りと多くの悩む問題友達・男女関係・毒親問題個人的コンプレックス)に対して実践できるようなヒントになるような描写や説明がある作品、もしくは悩み過ぎるあまりキャラがめんどくさい言動をして他人うんざりさせる作品…というのが漠然とした定義ですかねぇ…。

Q それが生活感と呼べるものなのかはさておき、そのへんを描いていたのって少女マンガ原作アニメとかじゃないかなあ。

A それがこの問題を考え始めたのがZガンダムだったのです。Zガンダムでのカミーユエマ中尉から距離を置かれる理由が、理屈っぽいモテである「全てはモテるためである」の自信がなくて臆病になってるから気持ち悪い男そのまんまで、とてもしっくりきたのです。その後、たまたまカードキャプターさくらを見る機会があった時にさくら周辺の男が「モテそうだけど兄フィルターかかってるから好きになれない兄」「やたらと清潔感と余裕があってモテそうな兄の友人」「自意識過剰をこじらせててモテなそうな同年代」とこれもかなり忠実な観察でして


Q「モテそうにない」というのは誰の視点で?


A さくらはリーくんを気持ち悪くは思ってない(かといってそこまで好意対象にもしてない)ので、「リーくんが考えすぎて空回りしてることが見える視聴」及びそういった男のおどおどしたさまを気持ち悪い・うまく距離が取れてない男と解釈するモテ系の本かと。たしかに、時間軸ではなく、女性向けの作品キャラの作り方を見ると未だにある傾向なのかもしれません。最近やった女性向けのフリーゲームキャラジョブ属性ではなく、モテ属性(どうモテそう・キモいか)で作ってた作品も見ましたので

Q あと「兄フィルターかかってるから好きになれない兄」ってのはさくら視点


A これらについて言及したものを2つ送ります。まず、女性向けのゲームでのキャラの作り方の発想の違いについてとZガンダム実況で毒親やモテをどこらへんが切り取っているかについて。行動ややり取りはさくら視点であり、さくらの行動を見て自分の兄妹関係モテ本の話を分析した自分解釈です。年の離れた妹をいじる兄は桜が嫌ってるほどモテそうもない人でなく、余裕があって、いい距離のとり方も知ってる違う系統モテ系。さくらが嫌がるほどキツい描写もないかと。あとは昨日も書いたけど、CCの兄妹関係は、かなり自分の知ってる(田舎同級生の兄妹とか、僕自身家族事情)とかに沿ったもので、妹って兄がうざいとこそ思えどキモいとは思ってない場合が多い。兄に自意識過剰作品が多い中適度な無関心というかうんざり感(嫌悪とは違う)を描けてるのはすごい


Q   うーん。気になるのは、おそらくその「モテ本」というのは男性向けなのだろうけど、CCさくらのような作品での描写人間関係男性向け文脈でそのまま解釈できるのか、という点。


A   ただ、その「全てはモテるためである」について言えば、男性に好かれてるモテ本(恋愛光学的なもの)とは逆に、上野千鶴子が帯と解説を書き、僕自身その続編を青柳美帆子さんから勧められているので、男性向けの文脈…とも言い難いところがあるので判断しかますね…

kanose  にわかな人ほど2、3作品見ただけでこういう全体の話をしたがるのはさけて通れない道なんだろうな。それにしても受け答えがまるで受け答えになって無くてすごい。相手の質問意図自体理解できないのか。

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