はてなキーワード: 訴状が届いていないのでとは
・訴状が届いていないので、コメントは差し控えたい
http://homepage1.nifty.com/lawsection/yomoyama/commoncomment.htm
裁判所から訴状が被告に届くのは、訴えを提起してから1週間とか2週間も経ってからなのです。
よくあることですが、マスコミは「訴えを提起した」という記事は案外大きく取り上げますが、
その結果がどうなったのかについては取り上げなかったり、取り上げても小さく結果だけ載せるということもあります。
・それは仕様です(The behavior is by design)
どう考えてもバグか設計ミスと思われる不具合について言及される際に用いられる
「そういう動作(behavior)をするように設計(design)されている(ので、これは不具合じゃない)ということで、これが「それは仕様です」の元ネタとなっている。
・仲の良い友達の1人です
・なお、妊娠はしていない
民事裁判の場合はさ、原告側(本人だったり弁護士だったり)のマスコミ戦術の色彩が強いよね。
マスコミの行動原理:「何か面白いネタがあれば取材して報道せずにはいられない(ウズウズ)」
民事訴訟の構造からの帰結:「提訴段階では、原告は自分の言い分をほぼ100%主張してるけど、被告は自分の言い分をきちんと用意できてない」
こういう背景から、この「提訴」(訴状提出直後)のタイミングが自分たちに一番有利だということを、原告側は感覚的にわかっている。
だからそのタイミングを最大限利用する。だから訴状コピーやリリース文を報道各社に投げ込む。
そして報道各社は盛大に釣られる(訴訟の政治的色彩によっては「意図的に釣られてあげる」)。
かたや、被告側は哀れ。せいぜい言えるのは「訴状が届いていないのでコメントできない」程度。
字面だけ見たら、広報担当者が冷や汗かいて目が泳いでる情景しか浮かばない。会社が被告の場合はぜひ「羞恥プレイ手当」も支給してあげて。
何が言いたいかというと、提訴段階の報道ってのは常にそういう構造的な力関係の不均衡があり、しかもその構造を自動的に是正したうえで報道する機構はマスコミには備わってないから(※)、我々読者の側がそれを補正するリテラシーを身につけなきゃいかんね、という話。
+++++
※ 良心的マスコミ関係者の名誉のために補足。そういう構造的不均衡に配慮してることがうかがえたり、記事の行間に「原告の主張は無理筋、イチャモン、マジキチ」というニュアンスを忍ばせている良記事も時々あるよ。そういうのを見かけたらぜひ正当に評価してやってくれたまい
お客様方の中に、「訴状が届いていないのでコメントは差し控えます」の追跡コメント(実際訴状が届いたあたりでとってきたコメント)を掲載しているメディアをご存じの方はいらっしゃいませんか?
参考:http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20080623-375433.html
テンプレができちゃってるんだよね。
で、あっても「無い」って言ってるという批判が高まってきたので、最近は断言しない言い方「現在調査中です」がブーム
訴訟されても「訴状が届いていないのでコメントは控えさせていただきます」