民事裁判の場合はさ、原告側(本人だったり弁護士だったり)のマスコミ戦術の色彩が強いよね。
マスコミの行動原理:「何か面白いネタがあれば取材して報道せずにはいられない(ウズウズ)」
民事訴訟の構造からの帰結:「提訴段階では、原告は自分の言い分をほぼ100%主張してるけど、被告は自分の言い分をきちんと用意できてない」
こういう背景から、この「提訴」(訴状提出直後)のタイミングが自分たちに一番有利だということを、原告側は感覚的にわかっている。
だからそのタイミングを最大限利用する。だから訴状コピーやリリース文を報道各社に投げ込む。
そして報道各社は盛大に釣られる(訴訟の政治的色彩によっては「意図的に釣られてあげる」)。
かたや、被告側は哀れ。せいぜい言えるのは「訴状が届いていないのでコメントできない」程度。
字面だけ見たら、広報担当者が冷や汗かいて目が泳いでる情景しか浮かばない。会社が被告の場合はぜひ「羞恥プレイ手当」も支給してあげて。
何が言いたいかというと、提訴段階の報道ってのは常にそういう構造的な力関係の不均衡があり、しかもその構造を自動的に是正したうえで報道する機構はマスコミには備わってないから(※)、我々読者の側がそれを補正するリテラシーを身につけなきゃいかんね、という話。
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※ 良心的マスコミ関係者の名誉のために補足。そういう構造的不均衡に配慮してることがうかがえたり、記事の行間に「原告の主張は無理筋、イチャモン、マジキチ」というニュアンスを忍ばせている良記事も時々あるよ。そういうのを見かけたらぜひ正当に評価してやってくれたまい
のはマスコミのせいだな半分以上は、と思ってるわけだけど。 「~の容疑で書類送検」みたいなニュースを見て、「何か警察が犯罪と認定したんだな」って受け取ってる人、多いよね。...
民事裁判でもさ、無関係な者にはオモシロ事件が提訴されて、結局どうなったのか知りたいっての、ない? 昔宝くじを何十枚も買った人が、自分で確認しないで販売店の人に確認を頼ん...
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例のニートですね
少し前にスピード違反で書類送検されたぜ。 自分が行ったところの簡易裁判所は警察と検察の出張所が隣同士の部屋になってて、目の前で文字通り「警察から検察へ書類が送られる」そ...
たびゆけ~ば~ みか~づき~ って懐かしいな。 (参考 http://www.youtube.com/watch?v=f_yrLdYcrs0) できたら「不起訴」と「起訴猶予」の違いのあたりも教えてくだされ。やさしくね。
人身事故したことあれば、「書類送検」がどんなものかわかりそうなんですけどねえ、と経験者が語ってみますw
元増田です。 全自動なわけがないだろ。大嘘。実際は、逮捕+身柄送検に匹敵する「犯罪かそうでないか」の分水嶺。 というブコメがついているのを見て、なぜここまで強固に思い込ん...