はてなキーワード: マイケル・シャーマーとは
https://anond.hatelabo.jp/20170726215433
これに関してなんだけど、
http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/orcagy/status/888355304450215937
およそアメリカで偽科学を批判する人が歴史修正主義に親和的であるのは考え難いが本邦はそうでもない。
その理由を、この偽科学批判と歴史修正主義批判は違うと言う意見がアメリカではおよそあてはまらないのかなって感じた。
「実害性や人が死ぬかどうかで、違う」
これに関してはアメリカの偽科学批判者がまず批判する「創造論」や「ID論」にも当てはまってしまう。
キリスト教原理主義と親和性が高く、それらの中にはテロリズムに走るものもいるが、そんなものはごく一部で大部分の創造論者やID論者には当てはまらない。
それに危険性を言うならある集団への差別や憎悪、偏見を助長することの多い歴史修正主義の方がさらに危険とも言える。
なんというかアメリカの偽科学批判者なら進化論に関する議論で何度も聞いてそうである。
進化自体は追試できないし、方法論や手法は違うが現在ある証拠から過去を再現する点では古生物学や歴史は共通しており、原理的に歴史を偽科学から除外することにはならない。
さらに言えば、アポロ計画陰謀論もアポロ11号が月面に着陸したこと自体は歴史的事実であり、厳密には追試できないが、アメリカの偽科学批判者はアポロ陰謀論も否定する。
「専門分野の違いだ」
著名な懐疑論者でThe Skeptics Society の創始者マイケル・シャーマーは反ホロコースト否定論でもしられる。
こうして見ていくと、偽科学批判者が歴史修正主義者たりうる理由が良くわからないが注目する点で
そう、実は偽科学批判をしている人も歴史修正主義を批判している例はある。
では何で、南京事件や慰安婦問題など、日本でもっとも議論になる歴史修正主義はスルーするのか。
これで気づいたのは、それらの南京や慰安婦に関する議論は日本では、政治的、イデオロギー的、感情的な反応が引き起こさる。
ある意味「虎の尾」と言える。
そう考えると、アメリカで政治的、イデオロギー的に議論となる創造論を主要なテーマとしている偽科学批判者は「虎の尾を敢えて踏む」どころか「虎が倒れるまでボコボコにして、再度起き上がってくるならまたボコボコにする」くらいの覚悟が最初からあった感じなのでは。
実際、創造論やID論はアメリカで公教育から排除はされているが、何度も復活を試みようとされている。
虎の尾を踏んだ山本弘氏あたりはネット黎明期から今にいたるまでさんざん難癖をつけられている。
そうやって考えると偽科学批判者の中に感じられる「我々は政治やイデオロギーから自由である」と言う勘違いが生じやすかったり「自分の政治的、イデオロギー的立場に反しない限り歴史修正主義を認識できるが、政治的、イデオロギー立場に合致する物は歴史修正主義と認識できない」こともなんとなく分かってきたかな。
いわゆるニセ科学批判はその選択性を批判してるんだが、本人は「普通の日本人」として選択したつもりもないから何を批判されてるか分からないところとか