2024-07-29

誰か俺を否定してくれ

起業した。

さな会社だ。社員自分含めて3人、あと雇用保険に入らない20時間未満のアルバイト3人。

給与自分20万、争奪戦が激しい資格持ちの人は30万、もう1人23万。

3人合わせて、毎月年金事務所に払う社会保険料23万円くらい。

まだ儲けなんてないのに、毎月23万円!半分は社員が払う分とは言え、正直腰が抜けてしまった。

会社を立ち上げてから一番驚いたのが、会社時代気づきもしなかったこ社会保険料だった。

 

久々に病院に行ったら、俺の前の番はおじいさんだった。

半分ボケていて1人では歩けない90歳くらいのおじいさん。俺と同い年くらいの介助者がついている。

おじいさんは半分ボケてるのでひたすらよくわからないことを大声で喋り、時折感情が抑えきれなくなり、長時間医者に対して話すので、後ろの俺もかなり待った。

意味不明なおじいさんと、それに振り回される医者と介助者と、まだギリギリボケていないおじいさんの奥さん、たくさんの会話を聞いてるその間、つい色々考えてしまった。

この人たちはもう自分の稼ぎでは働いていない、ほぼ年金だけで暮らしてるだろう、医療費も俺たちのお金で賄われ、隣にいる介助者に関わる費用も全部俺たちの介護保険。その上現役世代はこの介助者という人手も補っている。

この爺さんが生きるための手厚い支援を、全部俺たちがしてる。

この人たちが、より健康長生きするために、俺たちは金を払わされている。

 

テレビで、95歳の半分ぼけたおじいさんに対し、看護師訪問看護するのを見た。

体調が悪くならないように、クーラーをつけっぱなしにして、水を飲むように促してた。

そんなに彼らに金と手間と人手を注いで、95歳の半分ボケた人に、長生きしてもらう必要はどこにあるんだろうか?

スーパー病院に行くたびに、溢れかえる老人を見てそう思う。

バスに乗ると乗客はほぼ老人、シルバーパスで乗車して、若者が咳一つしようものならみんな睨みつけてくる。

 

生きづらい、凄く生きづらい。

人口バランスが崩れて、現役世代ものすごく負担を強いてることをこの人たちはわかってない。

年金だけじゃやっていけないと嘆いている。

そもそも年金だけで働かなくても生きてけることが人類史上稀なこととも気づかずに。

 

せとか死ねとか、そんな過激なことを思っているわけではない。

ただ、ものすごく自分が使い潰されてる気がする。

本当はおじいちゃん長生きしてねと言いたい、でもそんなことは言えない。

彼らはどれだけの現役のリソースをさいて生きてるんだとしか思えない。

介護人手不足と言うけれど、この上もっと彼らが生きるためだけのお世話係を増やせというのか?

すでに人口の30%が65歳以上になってる。彼らのお世話を、現役世代がしなきゃ行けないのか?

なんのための世の中なんだ?

 

広い心を持ち続けることができない、世代分断は悪いとは思うけど、ヘイトがどうしても溜まってしまう。

この老人をダメだと思うようになってから24時間介護必要11人のヘルパーが交代交代で面倒を見なければいけない重度障害意思疎通できない寝たきりの子どもに密着したテレビ番組を見て、これもおかしいのではという気持ちになってきている。

でもそんなの自分でも倫理的おかしいとわかってる。

 

誰か俺を否定してくれ。

余裕のない俺を。

  • 無職になれば年金免除やし健康保険もほぼ0円やで。

  • 発展途上国から搾取してみんな幸せになれば良いのに

  • うんうん それは君が悪いよ それじゃあ挿れるね

  • 「なんのための世の中なんだ?」って金言っぽい、社会契約説とか何とか言ってもみんな「俺だけ助かる方法を考える方が有用」とほざいて社会にリソース割いてねえもんな

  • 倫理的におかしくないよ 労働者の立場と違って、経営者の立場は法的だったり税制面だったり色々な所で厳しいのは知ってる 増田の命だけは大切に、と思ってる

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