日本だと最近は髪をピンクとかオレンジとかカラフルにしてる若い女性が結構いるが、アメリカでは派手なカラーにしてる人は少ない。多様性に髪色は含まれないからだ
美容師のカラーの技術が微妙(アメリカの美容師は不人気職だし技術力もない)なのもあるんだけど、そもそも髪色への偏見が強すぎるから、色を入れること自体がリスキーなのだ
色でパブリックイメージがついているというか、日本の金髪は不良だ!っていうのは金髪に染めるって行為への印象だけど、生まれつきだろうと特定の髪の色自体への抵抗感とかがアメリカ人には結構あって、髪が赤いだけでガリ勉とかブスとか言われたりする
肌の色の違いばかり取り上げられる中で、人種が同じでも目の色とか髪の色での差別もこの国には多い
実は地毛はかなり焦茶や黒髪の人が多いんだけど、圧倒的に白人男性に人気なのはブロンドだから女子はみんな髪をセルフブリーチしたがる
白人系の女性がテンプレのアメリカ人の美しさを目指して垢抜けるにはブリーチが必須みたいなところがあるのだ
暮らしてみるとわかるけど、アメリカの白人系の若い子はとにかくいつの時代も無茶なダイエットと豊胸とヘアブリーチで金髪ボンキュボンのテンプレ美女を目指していて、多様性とは正反対にいたりする。結局それが一番アメリカでモテるっていうのが現実なんだと思う
ちなみに男は髪を染めるとゲイ扱いされる
そんな中で派手髪にするのはモテに興味がなく、アニメな音楽に影響を受けた子が多いので、青とか緑の髪色はアニメオタクかロック好きだと思われてる
ピンクとか可愛い系の色だと、アーティストセレブに憧れてるのかよウケるー!みたいな扱い
あと前髪は幼さの象徴だし、ショートカットも若い人だとほぼいない。
これも前髪とかショートカットを綺麗に作れる美容師が少ないとか、アメリカ人はショートカットを維持できる回数美容院に行かないとか色々あるんだけど、結局はモテない
最近はパリ風の髪型として前髪ありのショートカットがオシャレみたいになっててセレブなんかはショートも増えてるが、セレブのオシャレと庶民のモテは違うのだ
アメリカ人がブロンド白人女性のことをずっとバカだと揶揄ってたり、ボディポジティブ!ってデブへの許容を広めようとしてても、結局モテの基準はたぶん100年単位で変わってない
田舎から都会まで住んできたけど、都会でも田舎でも髪色事情は意外と違いがないので、時代も場所も問わずにずっと同じ価値観が根付いてるの面白いなと思ったって話
アメリカに住んでいるアジア人の見た目がなんか小汚いのは、アジア人の髪質に対応できる美容師が少ないかららしい。