反ワクや怪しい健康商品、詐欺的な広告についてるコミュニティノートは有益だが
政府の政策に対する個人の見解や予想に対して、それに反論する意図で政府の公式見解やそれをソースにしたWikipediaを貼り付ける様な質の低い物も目立つ
これは荒い運転をしている人間に事故の心配をする意見を言った側に、その運転手や身内が「事故が起きるとは思っていない」と答えている様な物だ
実際、コミュニティノートが付けられたツイートを表示するアカウント、役に立つコミュニティノート(https://twitter.com/HelpfulNotesJP)の内容を見ると
右翼的なツイートには殆どコミュニティノートが付けられていない一方で、左翼的なツイートにはコミュニティノートが多く付けられている
これをもって「左翼は右翼よりも嘘をつく事が多いから」という主張をする人もいるが、Twitterには左右共に酷い言動の人間は幾らでも居る
右翼側の例を挙げるなら根拠のない人種差別的なツイートやDappiの様な野党へのデマを用いた攻撃などがそうだ
だがそれらへのコミュニティノートが付いている事があまり見受けられない現状には違和感を覚えざるを得ず、現状の運用システムに問題があると思われる
https://wasegg.com/archives/5251
https://www.asahi.com/articles/ASR3K51YMR3JUTIL00V.html
また、このシステムを運用するTwitter自体が誠実であるかという点も考慮する必要がある
現Twitterの実質的なトップであるイーロン・マスク氏は、かつて自分が嫌うメディア関係者のアカウントを一方的に凍結した過去があり、他者の思想を尊重する立場の人物であるとは言い難い面がある
https://www.bbc.com/japanese/63995918
https://www.afpbb.com/articles/-/3443738
コミュニティノートは正しく運用されればデマの拡散やエコーチェンバーなどの対策の1つになりえる
現に「コミュニティノートはほぼ誰でも参加・反論・評価が可能」なものであり、故にその内容は必ずしも正しい物ではないにも関わらず
今ではコミュニティノートが付いたという事だけで、「こいつは嘘つきだ」「コミュニティノートが付くのはやばいやつだけ」というコミュニティノートが絶対に正しいものであるという前提で発言する者も目立つ
これはコミュニティノートというシステム自体を起点とした新たなデマと、それによる新たなエコーチェンバーが形成されてしまっている事の証拠だと言える
Qアノンの様にデマを信じてテロを起こした集団がいた事を考えると、この人間の思考を停止させる機能が追加されてしまった状況には悪い予感しかしない
包丁の危険性を必死に訴えてるようにしか見えない
包丁というよりも銃の方が適切 現状は「銃で狙われるような奴は犯罪者に違いない」 と言われているのに近い
現在のコミュニティノートはすぐに廃止してイーロンが勝手に別のサービスでやってて欲しい