これは、中学高校と制服で生き、大学では夏なら「デニムと白シャツオンリー」みたいな服で乗り切ってきた自分が、私服で働くようになって感じたファッションに関する覚書である。
なおスーツで働いたことはないのでその辺の知識は一切書いていないので注意されたし。
一回一回のダメージは軽度でも、何度も使用と洗濯を繰り返すと、どんなブランドの服も目に見えて価値が下がる。
だからファッションの基本はそのダメージをいかに抑えるかであり、それはつまり物量でもって使用頻度を下げていくということに繋がる。
どの程度の量を持つかは人それぞれだろうが、自分は月に一度以下の頻度を保っている。
量があれば色んなコーデを試せるという意味合いもある。
よく「ファッションがわからない」と言う人は、偏にトレンドを理解していないと思われる。少なくとも自分はそうだった。
では、そのトレンドを理解するにはどうすればいいのかというと、これは理屈を学ぶより何より、実店舗を半日ぶらつけばいい。そのメーカーが今どんなものを売りたいのか、それで大体はわかるし、そこに来る人々がどんな服を着ているかも把握できる。
どこをぶらつけばよいかわからない人はとりあえずGU・ユニクロあたりを見ればいい。特にGUはトレンドを露骨すぎるほど意識したものを売っている。足を踏み入れる垣根も低い。
コロナ渦という情勢でオンラインの販売が伸びるアパレル業界だが、人間の発想力というものは実物を見ないことには養われない。
これはどんな生地で、どんな形状で、相場としてどんな価格帯なのか。そういうことはネット上では分かりにくく、ネットというものは実物を見た上で更に見て参考にするものだと心得た方がいい。
慣れてくると、ぱっと見た瞬間にそれが好きか嫌いか、自分の感性が教えてくれるようになる。
服において重要なのは、どこまでいっても、理屈ではなくこの「自分が好きか嫌いか」という感情論だと自認している。何が好きで何が嫌いかわからない、という状態が一番いけない。
アイロン台を広げてアイロンをかける時代ではないが、手軽に使えるスチーマーでしわ取りくらいはやった方がいい。
昨今では殺菌や消臭という意味合いもあり、洗濯の頻度を下げることにも繋がってくる。
家電としては高くないし、手入れも水を入れるだけなので難しくない。
ある程度の物量を保っていると「これ以上の量は管理できないので新しいものが買えない」という状況が発生するが、こういう時にネットは有用だ。
フリマアプリを使えばその辺の店に売るより高く売れる。と言うか、買取を拒否されるような服やブランドでも普通に売れる。
使う頻度を下げて品質を保っているとこの辺の循環にも地味に効いてくる。
あえてやる必要があることではないが、異性用に作られた服の中にも自分に合うものは意外とある。
着ようが着まいが経年劣化するので少量を着潰して買い替える方が流行へも対応しやすくよくないか?
ファストファッションで気に入った同じ服を何着か買って洗濯せずに使い捨てしてる。 もちろん一回か二回着て捨てる、ってことはしないけれど、ある程度の回数着たら新しいのと交換...
最近知ったけど靴下洗って何回も使う人って結構いるんだな
そんな奴おるわけ無いやろ
お恥ずかしながら靴下は洗って使ってる