2022-05-26

よろしかったでしょうか

気持ち悪い敬語としばし論争のネタになる。

俺は「他責言語」と名付けている、いま名付けた。

ググったが前例は無いようだ。流行らせようと思う。俺が名付け親な。

商標登録はしないので自由に使ってくれ。

以下考察説明をさせていただきますよろしかったでしょうか

 

日本意思決定判断他人押し付けあう文化

権利を保持しながら責任義務他人押し付けるのが利口な処世術とされ

それを咎め社会動態は無い、儒教が悪い

上位の人間はいつでもちゃぶ台をひっくりかえしてクレームできる余地を残したい。

だけど下々も防衛はしたいわけで

これが言語に現れた

「よろしいですね」「よろしいですか」「こちらですね」

いずれにしても

あなた意思を私はこのように解釈理解しました」

判断責任パーセンテージが高い

そこで「よろしかったでしょうか

と軽く逃げておけば

あなた意思を私はこのように解釈理解しましたが、最終確認はそちらでしてください」

最終判断ボール相手に投げ返せる。

せっかく責任相手に投げつけたつもりなのに投げ返された図となる。

これがイライラモヤモヤの原因。

 

同じ確認応答に見えても言葉尻で最終意思決定所在、その配分が大きく変わる。

 

「でしょうか」以外のフレーズもほぼこの構図で見ると合点がいく

「させていただく」系も

「いたします」と責任をがっつり受け取らず

「私の判断ではなくあなたの指示と意思に従って行動します」

と投げ返す意図

 

【ケース1】

れいい感じね、頂こうかしら(曖昧意思表示)

こちらでよろしかったでしょうか曖昧確認

(チラッ、アッ)やっぱりこっちもいいわね

 

【ケース2】

れいいわね、頂くわ(比較的明瞭な意思表示)

こちらですね(明瞭な応答)

(チラッ、アッ)ごめんなさい、やっぱりこっちに

 

【ケース3】

れいい感じ、頂こうかしら(曖昧意思表示)

こちらですね(明瞭な応答)

(チラッ、アッ)違うわよ、勝手に決めないで

デザインは気に入ったけど色はこっちの方がいいわ

ちゃん確認してちょうだい

 

【ケース4】

これが気に入ったので(判断)、これください(明瞭な意思決定

ありがとうございます

 

 

日本意思決定した人間評価しない。

また意思決定しなかったことの責任も問わない。

 

芸能人政治家曖昧言語空間意思判断を示さないのが利口とされる。

示したところでベネフィットは無い。

 

ところが、そんな社会なので明瞭に意思意見判断を見せる人間一定の支持を受けることができる。

坂上池上はこのギリギリのところを狙う。

しかし実際は責任意思を示しておらず言葉尻、立ち居振る舞いが上手いだけ。

 

島田紳助はこれをズカズカと踏み込む

ビートたけしは緻密に避ける

 

結局ね、日本社会で賢く生き延びたけりゃ

よろしかったでしょうか」を貫くのが利口やねん

かに言語的には間違いだが、気にすんな

100点満点、八方美人は無理、不可能アキラメロン

若者弱者防衛

稀に揶揄されたり、叱責されても、心の中でベロ出して謝ってりゃいい。

  • 死ねって言葉も相手が自殺するのを促してるだけで言った側は実行するわけでも危害を加えるわけでもないから日本人にとってしっくりくる言葉だよな

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