オレもツイフェミ、ラディカル・フェミニズム、フェミニズムという感じに区分けされるべきフェミニズムの分野がぐちゃぐちゃで混同されている状況は良くないと思うが、何故かどれも自分たちの区分をかっちり決めないんだよね。
そもそも「フェミニズム」には「女性の自己決定権を認めよう」という話なのであって、何かしらと敵対する方向に論が進むならそれはすべて「嘘」で良いと思うんだよね。敵対関係からはコンセンサスは生まれない。
進歩主義とかリベラリズムに話が進んでしまうと、結局「なんでもグラデーションがあってそれで良い」っていう話になっちゃうので、定義自体不可能になるし、目的もふわっとせざるを得ず、最終的にツイフェミ、ラディカル・フェミニズム、フェミニズムはお互いを「それは違う」ということはできなくなってしまう。
海外のフェミニズムを勉強することで、どうして日本ではここまでフェミニズムがこじれているのかというのもよくわかるんじゃないかな。フェミニズムの本質(単純な女性も社会の一構成員として振る舞えるように色々認めようと言うだけのもの)を理解しないままに運動だけ暴走しているからこうなるって言うことなんだけどね。
ただ、この中で一番損しているのはフェミニズムだと思う。フェミニズムは要は「性別を理由に権利に差をつけることは許さない、義務に差をつけることも許さない」というはないであり、性別にかかわらず同一の義務を課して同一の権利を付与すべき、というところから話が始まっていて、被害者も何もない話だった。
例えば「女性にこの権利がない理由が兵役の有無なら女性にも兵役を課して権利を付与しなさい、もしくは兵役を性別問わない志願制にして全員に権利を付与しなさい」という話だ。
ここには「支配する社会手強者である男性と不当に支配された女性」という文脈はない。ラディカル・フェミニズムはこの本来ない文脈を「男性による女性のリプロダクションの支配」という方向から付与した。そして幸いなことに例えば日本では堕胎には配偶者の同意がいるとかそういうのがあって、実際法体系も残念ながらそうなっている。
ラディカル・フェミニズムはこういった「女性が自分だけで決定できないところをやめろ」という話をしていることだろう。ここも理解できる。
最後にツイフェミだ。こういったフェミニズムやラディカル・フェミニズムの流れを受けているかはしらんが、そこに「女性が持つ男性への差別感情に限っては正当化されるべきであり、それは差別と呼ばれるべきではない」というよくわからない論理をねじ込むことに成功した、大声と数の論理とポリコレで。ここが一番得していると思う。
要は男女の闘争でしかないものを差もフェミニズムっぽい論理で正当化しているわけだから。革命闘争軍男女戦線とでも呼んだほうが良いだろう。
概要 ①性差別を容認しない人がフェミニスト、いわゆるツイフェミはミサンドリストなどの性差別者。 ②ツイフェミはフェミニストではないし、フェミニストはツイフェミ=性差別者を...
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フェミニズムは一人一派だよ。 フェミニストを自認している人のメッセージ全てがフェミニズムのメッセージだよ。 女性のことを思う同志を斬れなんてまともな提言とは思えない。
勢力としての総合パワーが落ちて「敗北」する(何も成果を上げられず誰も救えない)事が最悪である以上どうしても見逃してしまうんじゃないかと思っている それにツイフェミって異...