来週No.1世論バッシング回が来るのかな、バッシング回来たらやだなという感想です。
No.1の家庭の事情をマスコミが取り上げて世論がそれを受けてエンデヴァーをバッシングしていたらやだな。
自分は現実の芸能人の犯罪にならないことの謝罪とかが好きじゃなくてとくに不倫の会見とかで謝ってるのを嬉々として報道してるのとかうえ〜っとなります。
別によその家庭の事情とか知らんし、謝るのは裏切った相手にだけでじゅうぶんでは?って思ってしまう。
まぁファンの人とか裏切ってるからテレビで謝罪するのかもしれないけどでも別にファンでもなんでもない人達がそれを見て、謝って泣いてる姿見て自業自得だよね〜って言ったりしてるのがすーーごくやだなと思う。
それは誰でもいいから謝らせたい、とか謝ってる姿が見たいとかそういう気持ちのはけ口にしてるんだろうなと思っています。
でもこれは自分が興味のないことには無関心な人間だからそう思うのかもしれません。
自分に関係ないからどうでも…って思っているだけなのかもしれない。
自業自得って言葉はどうしようもなく正しいんですよね。なにか一つでも悪いことをしたら全て自業自得って言葉が言えてしまうんだもの。
エンデヴァーの現状が自業自得と言われているわけですが、自業自得って言葉ってすべてがエンデヴァーのせいみたいな印象を受けるんだけど、エンデヴァーがやった悪いことはDVをしたことですよね。
それはとても悪いことです。
家族みんなを傷つけて家庭をめちゃくちゃにした。
でも荼毘が父親のことを怨んで父親をめちゃくちゃにしたくて関係ない人を殺したりしたことすらもエンデヴァーさんのせいにするのはおかしいでしょう。
「自業自得」っていう言葉は荼毘の犯罪の原因すらエンデヴァーさんのせいだっていう意味合いを含んでいるように感じるから自分はいやだなって感じているのだと思う。
エンデヴァーがNo.1に固執せず家族を大切にしていたら確かにこんなことになってなかったと思う。だから自業自得で間違いない。
ニュースを見て「自業自得だよね〜」とか得意げな顔して言いたくない。
ヒロアカ世界のオールマイト一辺倒の大衆、おそらくエンデヴァーを貶める発言をするのが許されているような世間の空気、そういうのがとてもいやだなぁと思う。
命がけで守ろうと戦ってくれてる人達に対してよくそういうことが言えるなって思ってしまう。
死にかけてるんだよ?って思ってしまう。
とくに街頭の大型ビジョンでオールマイトを応援してるところを見て怖いな〜って思った。
こういうノリなんだろうなって。
こういうノリでみんなで気安く、簡単に、なんの罪悪感もなしにバッシングするのかなって。
芸能人には何を言ってもいいって思ってる現実の人間と一緒だなと思う。
全然よくないのに。
そういう現実を風刺(という言葉で合っているのかはわからない)したくて大衆をああいう風に書いてるんだっていうのを見たりしたけどいまの状態で果たして風刺に足りてるんだろうか。
でもヒロアカ世界の大衆が(まるで芸能人を気安く批判する現実世界の大衆のように)エンデヴァーをバッシングして、漫画を読んだ現実世界の読者もヒロアカ世界の大衆のように「自業自得だよね〜」って言うのかなと思ったらうんざりだなって思いましたよ。
そういう状態にNOを突きつけなきゃいけないんじゃないかと思いましたよ。
ちなみに1ヶ月くらい前に「エンデヴァー」で検索したときのサジェストは「エンデヴァー 自業自得」でした。
どうかしている(と自分は思っています)ヒロアカ世界の大衆と変わらない。
だからエンデヴァーはどうしたら償えるのか家族のほうを向いて真剣に考えているんですよね。
そのエンデヴァーを断罪する権利は家族以外にないと思っています。
知らん家庭のこと断罪してどーする、って思うわけです。
エンデヴァーを許すも許さないも家族が決めることだし、その結果許されないということもあると思う。
でもそれ以外の人間は「許されるべきじゃない」とか「許されないことをした」とか「自業自得」とか言うのは違うだろって思ってしまう。
そしてエンデヴァーが命をかけて、たくさんの人の命を助けてきたことは消えてなくなるわけではない。
エンデヴァーに助けられた人が生きて、エンデヴァーのようになりたくてヒーローになっている人がいる。
それは消えないと思うんです。