2020-12-15

青春の思い出

高校時代、間違いなく灰色ではあったんだけど、なんかいい思い出もないだろうか?

渚像

 学校入り口に渚像と呼ばれているブロンズ?像があったが、べつに貝殻があしらわれているでもなく、波のような躍動も感じられず、渚の要素は全然なかった OBだという古株の先生にアレなんで渚なんですか?と聞いてみたところ、かつては近くに池があったらしいとのことで、全体的にどうでもよかった

購買のチキンサンド

 コッペパンに鶏の竜田揚げレタス、ひときれのレモンが挟まったサンドが購買で売られていて、それがすごくうまかった 絶対普遍的なうまさとしては多分せいぜい偏差値57とかなんだけど、俺の好みにはドンピシャだった 数が少ないし他のパンがおおむねカスなのもあって売り切れるのは早く、たまに弁当なしで登校した時はあのチキンサンドを手に入れようとかなり頑張っていた記憶がある 4限の終わりごろには机の下で財布を用意して、授業終了とともに駆け出していた

教室間違え

 2年生になって2日めくらいの登校日、ボーっと歩いてたら一年の頃の教室にたどり着いていた なんなら中に入ったし、自分の席だったところまで歩いた 周りに全然知ってる人がいないこと、あきらかにヘンな目で見られていることに気がついて顔を真っ赤にして逃げた

後輩の死

 話したことがないどころか顔すら知らない人だが、それまでピンピンしていた一つ下の子が突然病死するという事件があった 事故でも自殺でもなく、ほぼ予期不可能な発作のようなものということで、なんというかやるせなさが強かった 同世代の同じ学舎にいた人間の死ということで、面識はないなりに衝撃的だったし、それは他の人にとってもそうだったみたいで一日中異様な空気だった 掃除時間ペアだった奴と「今日空気ヤバすぎるだろ」みたいな話をした記憶がある

マラソン大会

 4〜5時間とかかけて24キロを走らされるクソみたいな大会があって、めちゃくちゃ嫌だった 幸い時間制限は緩めでほとんど歩いても失格にはならなかったが、そんなギリギリを攻める気にもなれなくてわりと走った(といっても最下位グループだけど) 友達2人と走ってたら最後あたりで全員同時に足攣ってメチャ面白かった ひとりが攣って「僕は置いて先に行ってて」みたいなカッコいいことを言った直後にもう一人も攣り、まあじゃあいっかって感じで歩いてゴールした その過程で俺も攣った

ゲオツタヤ

 通学路のかなり行きやすいところにゲオがあって、よく寄ってた 外れて5分くらい歩いたところにツタヤがあって、気分の良い日には寄ってた

後ろ姿が似た男

 俺と後ろ姿がクリソツの男がいて、ときどき取り違えられて話題になっていた なんでもヤツはクソ真面目な数学教師に「おい増田(俺の苗字)!」と何度も声をかけられ、自分とは思わず無視していたら肩を掴まれて、「無視するな」なんて言われてビックリしながら振り返ったら、教師の方もビックリ、「スマン」とかモゴモゴ言いながら去っていったらしい

 

なんか普通にいい高校生活だった気がしてきたな

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