2020-12-09

anond:20201209200844

これか

TOEICスコアは、「どれだけ自分英語ができないか」を晒すものである

TOEICは950点を取ってから英検は1級を取ってからが本番」

とよく言われる。これはどういうことだろうか。

英検1級とTOEIC950点は、英語を使って食べていく人たちの出発点である

なぜなら、それぞれ上限に達しているために、

それ以上の指標を測るすべはないかである

英語プロフェッショナルTOEICどころじゃない

英語で食べている人たちは、TOEICでいえば5000点とか1万点とかのレベルである

そんな点数はないので、計測できないレベルに達しているという比喩である

まりTOEIC800点とかを履歴書に書いてしまうのは、

スコアで測れるレベル英語しかもっていません」という発表であり、

いか自分英語ができないか」を説明していることになるのである

なおTOEIC950より990点のほうが良いにきまっているが、

その40点差はテクニックや慣れに包摂されるので無視してよい。

大学受験でもおなじ

これは大学受験にもいえる。早稲田慶応出身者なのであれば、

「私の上限はここまででした」という発表なのである

文系東大文1、理系東大理3、という肩書をもって初めて、

学歴では測れないなんらかの天才性を秘めている」と自己主張しても、

誰にも責められることはないのである

なぜならスコアという枠組みを超えている実績があるからである

スコア範囲から「外れた」人たち

また、逆の意味での天才性があるのは、中卒・高卒中退の人である

大学をハナから考慮していない、あるいは、人生スコア

測ることに意味がないと気づいていて、最初からその道を選ぶ人がいる。

ジョブス・ゲイツデル日本ではホリエモンなどが大学中退である

彼らは資格試験のようにサクッと大学を受けて、受かったらサクッと辞める。

スコア意味がないことを知っていたかである

また、東証一部上場企業のたたき上げ社長に、中卒高卒ゴロゴロいる。

彼らもまた、スコアに縛られていないといってよい。

スコアから外れよう

仮にあなたTOEICスコアで800点を目指しているとしよう。

そして会社から1万円の奨励金をもらったとする。

それまでに費やした時間が100時間だったら、時給100円の投資である

しかも得られるのは、「英語ができません」という証明書である

しかあなたが例えばユーチューバーになるためのコンテンツ作りだとか、

分かりやすトークスキルに100時間を費やしたとしよう。

もしそれで将来年収1億円になったとしたら、

時給で測れない投資をしたということになるのだ。

あなたの中にある強みに投資しろ

ユーチューバーというのはただの例であるが、特技は人によって違う。

仮に、もしあなたが絵が得意だけれども、

会社から要請されてTOEIC勉強をしているようだったら、

それは愚かだということである

いらすとや」などはその大量生産力で一気に有名になったが、

それも「わかりやすイラストを大量に書く」という一点に

スキルポイントを全振りしたかである

もしいらすとやTOEIC勉強をしていたら、現在地位収入もなかったろう。

プロ野球選手はみんなが塾に通っている間に素振りをし、

人気歌手はみんなが部活に通っている間に歌やピアノ練習した。

そういうことである

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