| コンピューターサイエンスの学習は、職業エンジニアになることを阻害する
| https://zenn.dev/nakanishi/articles/d3d8ff5529832f2acf6c
結論に異論はあるが、これはいい問題提起と思う。間違いなくエリートのための文章ではなく、私のような圧倒的多数の凡人に対して書かれている。
世の中には2種類の仕事があるといえる。一つは糞つまらなくて評価されることもない作業的な仕事、もう一つが評価される創造的な仕事。仕事全体では前者が9割以上を占めていて、残りの1割を後者が占める。企業によっては9割9部が前者だったり、GAFA+Mなんかは5割ぐらいが後者だったりするだろうが、どんな企業が扱う対象でもこの二種類は切り離せず同時に存在しているといえる。
この2種類の仕事はそれぞれ求人として出たとき、前者は安値で買い叩かれるのに対して、後者は高額のオファーが出るのではっきりわかる。また仕事が発生したときは前者は協力会社に依頼したり、社内の腐っている人間や余っている人材を移動させて当てることが多いが、後者は上位の会社や社内の有望な人材にやらせることが多いだろう。凡人は当然、前者である。
それでも多くの平々凡々なエンジニアが、評価される創造的な仕事をしたいと思っているのは間違いない。一方である仕事が発生した時に要求されるのはほとんどが糞つまらない「作業」だ。HTML と CSS を何千行も書いたりするのはエンジニアリングでもなんでもないが、そういう作業をする「作業員」はタスクを完遂する上で絶対に必要になる。その一方で新技術をつかったりアルゴリズムを駆使したりするのはタスクによってはほとんど、いや全く必要ではないかもしれない。GAFA+Mのエリート層でも無い限り、仕事とはそんなものである。そして残念ながら会社からは凡人たるエンジニアは皆一様に使い捨ての作業員として見られているで前者以外が当てられることはない。
そのような仕事の先には地獄しか無いから辞めてしまえばいいと言う人がいる。多くのIT従事者はそれを実際に行動に移していて転職を繰り返したり、CSを学びなおしたり、大学に入り直している。ただしそれをしてもなお創造的な仕事にありつくのは困難を極める。なによりも後者の仕事の絶対量が圧倒的に少ないのだ。GAFAにすっと入れるような「地頭」がなければ面白い仕事だけで食っていくのは凡人には不可能である。CSを学ぶことは否定されてはいけないが、それが現状を打破する確証はどこにもない以上、リスクがある賭けだ。また楽しい作業を経験した分、普段自分がやっている作業が圧倒的に苦痛に感じてくるかもしれない。うまいものを食い続けているとまずいものが食べられなくなってくるのと同じだ。場合によっては社会的な死に至る。
では凡人がやらなければならないことはなにか。それは割り当てられた作業に対して疑問を抱かず、他人と給料を比較せず、ただひたすらに金をためて、結婚も外食もせずなんとか定年まで生きることだ。誰を恨むこともできない、恨むとしたら自分の地頭の悪さを呪い、両親を呪うべきだ。運が良ければ管理職になれるかもしれない、それでもその仕事は「作業」に近いものだろう。もしくは独立か、5年後の生存率からは目を背けたくなる。
どうせ行き着く先が地獄ならエンジニアは悪の限りを尽くすべきなのかも。 色んな大企業が原始的な攻撃手法でやられまくって主犯が捕まるようなニュースも出ない昨今、世界では相当...
マトの外れ方が酷くて臭い。
別にGAFAMもブルシットジョブで溢れてる。それこそ本当にテックの巨人か?と言いたくなるような とんでも作業やシステムも存在するし、ソルジャーでなく一般的にエリートされるポジ...