【警告】
以下、作品の内容について触れているので閲覧注意。特にロリコンにヘイトをぶつけてくるフェミキチガイBBAの閲覧は厳禁
注意したからな?
意欲的な作品だなとは思うが、個人的には単調だし抜けなかったしで微妙。
ストーリーはシンプルで、生粋のロリコンがずっと付け狙っていた少女を河原の高架下に引きずり込んでレイプした挙げ句、「自分が間違っているのは知っているし、全てを失うけど一番欲しかったものは手に入れられたから有意義な人生だった」みたいなことを言って終わる。
竿役の顔は一切描写されず、しばしばモンスターとして描かれる。これは彼自身の自己認識で「そう」であり、そのモンスターが「正常な人々」に殴り殺される描写もあることから、自身の願望が社会的に許されないことも知っている。
ただその程度の描写は「安全に痛い自己反省パフォーマンス」とでも言うべきものであって、ありふれており、何ら心にひっかかるものがない。
そもそも襲う前やレイプ中の竿役のテンションが低すぎるのが問題だと思う。竿役は体が成長してもロリにしか関心が持てないロリコンで、今回レイプした少女はずっと付け狙っていた(「頭の中では100回話した」とモノローグ)にも関わらず、ようやく悲願を達成したであろうその瞬間にも「俺を救ってくれ」とモノローグする有様で、性的に興奮してる様子は伺えない。最初から最後まで自己憐憫に浸ってるような感じ。最初に「個人的には単調」としたのはそういうところ。
竿役は大人になっても少女にしか関心が持てないロリコンだ。しかし少女と恋愛関係を結べれば解決するという感じでもなく、「7歳児の膣の感触」を知られたから有意義な人生だったとしながらもそこに興奮する様子はなく、一方でレイプした後で少女にトラウマを植え付る言動をし、それが望みだという雰囲気も出す。
承認欲求なのか、性的欲望なのか、復讐心なのか。竿役が少女をレイプし、それで何が達成されるから「救われる」のかが定まってなくて座りが悪いのである。
レイパーなんて支離滅裂で頭おかしいやつに決まってるでしょみたいな意見があるかもしれないが、それはこれが漫画であり物語であるということを放棄することにほかならない。漫画として成立させるためには、支離滅裂なら支離滅裂な一貫性というものが必要なのだ。
というところまで書いてみて、「微妙」としたが「レベルが低い」と評価を下方修正することにした。
たしかに「7歳児の膣の感触」を「救い」とするセンスにはビビるが、それを十全に活かしきる表現力はない感じ。編集がまともに仕事してないんじゃないか。
この作品を「凄い」と言ってる人を何人か見かけたが、実際どこが凄いのか語れる人はいないと思う。こういう張子の虎のような作品を安易に「凄い」ともてはやすのは作者にも誰にとってもいいことじゃないと思うな。