2019-09-27

えちえち小説が完成しなかった

今週は待ちに待った夏休みだった。

旦那夏休みとはずれた1週間の貴重な夏休み

普段は土日休みが重なっているため、休みの日は夫婦ふたりで家にいることが多いが、今回は違う。

誰にも邪魔されずひとり家でゆっくり過ごせる休み

この夏休み推しカプの小説執筆にささげようと数か月前から決めていた。

数か月前のあの日公式自分性癖に突き刺さる設定を打ち出し、あまりの衝撃に頭が真っ白になった。

これは推し推しのえちえち小説を書かざるを得ない。

小説なんて書いたことないが、性癖直撃設定を受け、数枚のスチル絵を取りつかれたように隅から隅まで舐めまわすように見るうちに、この世界観で、自らの手で攻めちゃんと受けちゃん幸せにしてあげないといけないという義務感が生まれた。

通勤時間を割いて念入りにプロットを作り(但しえちえち部分は除く)、

旦那よりも早く帰った日は夕飯づくりの傍ら、他ジャンルのえちえち小説を読み漁り表現研究単語研究をおこない、自作の「えちえち用語/表現辞典」まで作り上げた。

推しカプの小説を読まないのは、推しジャンル重複するのが嫌だったし、何よりもパクリだと思われたくなかったからだ)

1週間も(正確には火曜から金曜の4日だけだが)ひとりの時間を過ごせるなんて夢のようだ。

なんとかしてこの期間内小説を完成させて、pixivに公開しよう。

そう意気込んで、火曜日7時30分、旦那を見送った直後からパソコンを起動し、小説を書き始めた。

助詞ってどう使えばいいの?

攻めちゃん目線?受けちゃん目線

この表現ってあってる?

いつも読んでる漢字の読み方を間違えて覚えていて、検索してもでてこねえ。

悩みながらも書き進め、やーっと10000字を超えてきた。

あとは挿れて出すだけ。

攻めちゃん早く解放してあげるね、受けちゃんもつらいよね、あとちょっとだよ。

あと1000字書いて、推敲したらpixivに上げるぞ!

そう思いをはせながら、ただひたすらにキーボードを打ち続けていた。



9月27日金曜日15時30分…

勝手にあくはずのない玄関の鍵がカチャリと開いた。

聞こえるはずのない音に一瞬我を失う。

挿入途中のその小説を高速で保存し、ウィンドウを閉じる。

参考に開いていたフランス書院辞書、PornoHubも閉じる。

作業用BGMとしてYouTubeで流していたジムノペティが悲しく流れ続ける。

出張から直帰してきたよ」

旦那の楽しそうな声がリビングに響く。

帰ってくるな、会社に戻れ、残業しろとは言えず、動揺をひた隠しにして「おかえり」と告げる。

たぶん動揺は隠しきれてない。

かに今日早く帰ってくるよって聞いてたけど、こんなに早いなんて聞いてないよ。

わたし夏休みは終わった。

推しカプ小説が完成しなかった。

今、絶望の淵に立っている。

結婚している(同棲している)同人作家様たちはい時間を確保しているの。。。

旦那腐女子であることは隠してないけど、まさか奥さん書き手側なりかけているとは思いもしていないんだろうな。

ばれたらきっと旦那はショック受けるだろうなあ。。。

  • ショック受けないよ カプとかはよく分からなくても小説書けるなんてすごいって褒めてくれる

  • 結婚前に告白しておいた私に隙はなかった わっはっは

  • 旦那の前で描いてる たまに開きっぱなしの原稿に落書きしてあって可愛いよ

  • ありがとう。 まだ一作も書き終わってない状態だから旦那には隠すけど、推しへの愛が大きくなりすぎて何作も書くようになったら潔く白状するよ。 一緒にOL見てくれて、わたしの牧春...

  • 夫、大学の後輩だからコピー本の製本を手伝わせたことまである…それでもそこらへんにいられると集中して書けないわ、乙乙

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