地味な経歴で地味に生きている私にもとうとう増田に書くネタがでしました。
https://anond.hatelabo.jp/20181127235600
私がNTTを辞めたのは2年ほど前の話です。
NTTの力を使って地方創生を〜という今から振り返ればなんとお決まり文句だろうという動機で入社し、縁も所縁もない地方都市に赴任し、社会人生活を始めました。
大卒21万円くらいだったでしょうか。
1年目は何もかも目新しく、職場はおじさんおばさんばかりでしたが、ヒヨッコなりに楽しく仕事をしていました。
2年目で、税金の恐ろしさを身にしみて感じることになりました。社宅があるとはいえ、残業時間10時間未満で天引き後に手元に残るお金は10万円ほど。おじさん達との付き合いもあり、全く貯金できなかったけど、遊びまくっていました。
3年目で初めて転勤。内々の話が1月前にあったとはいえ、転勤の手続きで身動きが取れるのが1週間前というのはキツかったなぁ。
その後はそこそこ責任のある仕事を任され、額面480くらいだったかなぁ。スペシャリストよりも、ゼネラリストを求めるとかなんとかで、最初の職種とはまた違った業務をやっていました。
たまにパワハラの話を聞きましたが、社内的にどんどんパワハラ人材が淘汰されていたらしく(通報が多かった)、毒にも薬にもならない大量の凡人管理者が多かったと思います。
その中で一部の本社からやってくるバリバリ仕事のできるスマートなエリート管理者がぐるんぐるんと仕事を回しているのを見て、自分もいずれはこうなるのだ。と夢見たものです。
そんな私もその職場で2年目、来年は転勤のタイミングとなったところで、現嫁との結婚話が出ました。
このままいくと、転勤族なので彼女には仕事をやめていただくか、単身を選ぶことになります。
元々、社長になりたいとか、技術者として極めたいという思いもなかった私が選んだ道が、「退職して地方公務員になる」という道でした。
正直、嫁が地元企業で働いていれば、世帯年収はNTTのちょっとした管理者クラスと大差なく、単身した場合の生活コストの二重化による負担と比べれば、ちょっと勉強すれば転職できる地方公務員は大変魅力でした。