「アンパンマンは君」っていう歌詞に対してやなせたかしが何を込めたのかを意識しない。
「いや、俺はアンパンマンじゃないんで」とその部分は済ませておきながら「かぁ~~~~何のために生まれて何をして生きるのか分からないまま終わる~~~~マジで深淵~~~~」とか言ってるの。
マジで恥ずかしいだろ。
お前さあ、自分はアンパンマンじゃないと言っておきながら「かぁ~~~~時は早く過ぎる光る星は消える~~~~分かるわ~~~~」とか言ってるのな。
マジでなんなの?
つうかアンパンマンって何か本当に分かってるの?
どうせお前は昔絵本かビデオかで見た「空から二つの星が落ちてきてどうたらこうたら、つまり地球外生命体なんだよね。クリプトン人やウルトラマンの亜種みたいなもんかな」ぐらいに思ってんだろ?
それはあくまで物語の設定であってさ、それによって表現しようとした「ヒーローとはなにか?」という概念からはかけ離れた部分だから。
換喩表現が行われたものに対して比喩表現の内容そのものに対してあーだこーだ抜かすような形で迷子になってる。
アンパンマンの本質を知りたいなら後付の設定じゃなくて作者の過去作を見ろって話なんだよねつまり。
そして、「アンパンマンは君さ」という歌詞が本当に歌っているのはこっちなんだよ。
バイキンマンをぶっ飛ばす腕力とか、空を自由に飛び見回る飛行力じゃない、そういった強大な力を持たせることで実現させたかったのは何かってことなの?
「強気をくじく」って部分はそのための手段でしかないのに、いつの間にかそっちにみんなフォーカスするようになってるけどさ、本当に大事なのは「お腹が空いた人にパンを配る」って部分なのよ。
もう分かるよな?
「アンパンマンは君さ」ってのは「お腹が空いている人にパンを配るような優しさ、それが君の心のなかにもあるはずだよ」ということを指してるんだよ。
ただのパン配りだったおじさんがなんで空を飛び回れたと思う?
それは空を飛び回りでもしなければ誰か一人の中に宿る優しさで皆を救うなんて出来ないっていう現実の厳しさを知っていたからだよ
やなせたかしはいつからかアンパンマンワールドという架空の世界の中に引きこもって現実を救うのを諦めてしまったけど、それでも最初に救いたかったのは現実の世界だったんだ。
戦後の貧しくてひもじい日々を救ってくれるヒーロー、それが心優しい空飛ぶパン配りおじさんだ。
「勇気や時間や余裕や力が足りないだけで、君だってもしも条件が揃えばきっと皆にパンを配って回れるような優しい人なんだぞ」って言いたいんだよ。
お前もアンパンマングミにしてやろうか
アンパンマンにそこまでの熱を保っている増田は何者?
アンパンマンだろ
それか子供に愛され続けるアンパンマンの凄さを思い知った誰かの親
仇為すものあらばアンパンチという暴力で完膚なきまでに叩き潰すアンパンマン それが君なのだ
むしろ「アンパンマンは君さ」の方がおかしいんだよ やなせたかしの歌詞には「ぼく」「ぼくら」は頻出するが「君」はあまり出てこない。 「勇気の花がひらくとき」で「ぼくが空をと...