元々小さかった頃は今より男の人が嫌だった。あの頃はアトピーがあって、それを男の子にからかわれてたからかもしれない。男の人の声の音楽は好きになれなかったし、クラスメイトの男の子の歌声さえ嫌だった。
少女漫画が好きだった。いつも主人公の女の子やマスコット的にかわいい女の子を好きになった。恋に憧れていた。
好きな男の子はいた。不器用だけど優しい男の子。彼の背伸びが可笑しくて、でもその滑稽さは自分も近い気がして、勝手に親近感を抱いていた。だけど後にその子に虐められてその子のことが好きだなんて思えなくなった。ちなみにその子は高校を中退してから行方知れずだ。なんて子を好きだったんだろう。
中学で、その好きだった子を嫌いになってから、男の子と関わらない時期を過ごして、高校では恋愛を絡めないただの友人である男の子が増えた。男の人の歌声も、好きな人は好きになってきた。サカナクションとか、聞いてて心地よくて好き。未だにあんまり好きじゃないことはあるけれど。
そんなとき、しゃべったことが1回しかないご近所の大学生にメールで告白された。本当に少ししか知らない人。しかも告白に返事しあぐねていると、彼氏面をされるようになった。気持ち悪い、とあのとき感じてしまった。未だにあの感情がどこかに残っている気がする。はっきり断りをいれて、もやもやを抱えたまま、その人を避けるようになった。
高校では色恋沙汰なく、友人として男子と関わった。この頃には私の胸はかなり成長していて、父親にブラの話とかをされるのがいやになってくる思春期。
少し潔癖な母親は、幼い頃から私に呪いをかけていた。「怖い人がいっぱいいる」「女の子なんだから」「力じゃ絶対に叶わないんだから」。それに加わる、告白とか一連のことで、すっかり私は自分を女性として、性的に見られることが怖くなってきていたらしい。
高校の友達の一人に告白された。高校で仲良かった友人の一人だから、好きになれるんじゃないかと思っていた。本当は少しだけ、少女漫画に憧れているのだ。でもだめだった。抱き締めたいと言われて嫌だと断った。どこを好きになったの?と聞いてて、胸の話をされそうだと気づいたとき、嫌悪感が走った。2ヶ月だけ付き合って別れた。我ながら酷い奴だと思った。
大学に入った。ほぼ男子の理系の科で、私はそこそこ友人を作った。彼氏を振ってしまったあとだったから、もうしばらく恋愛に絡みたくない、と思っていた。
クリスマスに、同級生の一人に二人で過ごしたいと言われた。瞬間、途端にああ、どうせ私は女の子としてみられているんだ、と、男の子にとって恋愛候補でしかないのかも、と思ってしまった。上手く言えないけど、初めから恋がしたいから近づかれることが嫌だった。私が選ばれる理由なんて、容姿は良くないし胸ぐらいなもんだ。性格?ここに入り浸ってる時点で察してほしい。そんな目で診られるのもうんざりしてしまった。
そこからだ。本気で男性と関わりたくなくなって来てしまった。SNSで数年繋がっていた、ちょこちょこよくわからないリプを送ってくるおじさんをブロックした。数回ご飯に行ったお兄さんに、またご飯に行こうと言われて断った。
オナニーの報告をTwitterでする男性を見ると嫌悪感がわくようになってきた。シコいって言葉を男性が使っているのが気持ち悪く感じた。
重症だ。どうしよう。
どうしようかなぁ。
ごくごく普通。 むしろそれを「呪い」「重症」と思っている事の方が呪い。 オナニーの話なんて人前でする事ではないのに、「それを見て嫌悪感を感じる自分がおかしい」と感じる方が...
かなりの回数男から告白されてるからさぞかし美人だと思う 美人とまでいかなくとも中の上であることは間違いない 自殺でもすればいいのに
嫌いでいいんじゃないかな。 いつか好きになる人ができるかもしれないし、ずっとそのままかもしれない。 どっちのあなたでも、いいと思う。