2017-04-28

ちゃんと生きてるのが信じられない

東北の片田舎に生まれた。

親父様は酒と野球ギャンブルが大好きなクズだったが、浮気無職借金だけはしない洗練されたクズだったので最低限の生活は保てていた。

鼻水を垂らしたまま何も考えず中学生になった僕は、そのまま何も考えず地元底辺工業高校に進学した。

大学進学率0.3%未満の絵に描いたような地域密着就職支援高校だった。

バカ貧乏次男坊のフルコンボを駆使し田舎を出て神奈川の大きな工場就職した。

なぜか筋トレとか走り込みとかが日課の軍隊みたいな会社

「僕ぁ、こんな事をする為に高校プログラムを覚えたわけじゃないんですよねえ」等と同期のヤンキー達に吹聴してたら流れ的に辞めるしかなくなった。

はいえ、ホントプログラムなんか言う程できたわけじゃないので、どっかの会社に応募して落とされたら、周りも納得するかーなんて軽い気持ちでテキトーに選んだ会社に応募したら内定きた。

その会社アセンブラかいミトコンドリアみたいに原初プログラム言語を叩き込まれた。

おかげで、CだろうがCOBOLだろうがC#だろうがJAVAだろうがハイソサエティだよね、て気持ちになれた。

結局そのままいろんな会社転々としつつもプログラム仕事を今でも続けられ、不自由なく暮らしていけてる。

て、おかしいだろ。マジで

僕の未来予測では35歳になるまでに、能力的に限界がきて、pepperくんに仕事を奪われ、飲んだくれた挙句アル中で手の震えが止まらキーボード打てなくなり、プログラム以外の仕事もできず、部屋に引きこもりxvideosばかり見てたら奥さんに愛想をつかされ、底辺高校に行かせるのがやっとの長男と、承認欲求をこじらせてニコ生やらツイキャスやらで裸体を晒す娘を連れて出ていかれるハズなのだ。今頃。

だが、現実はどうだ。

天海祐希似の奥さんと、映画CMとかで使われるくらい良ロケ高校に通う長男と、部活に汗する健全な娘に囲まれ、それなりにシアワセに生きている。

小学校時代に道端で座り込んでた奇妙な婆さんに「お前さん、34で死ぬよ」と言われ、なるほどですねーと過ごしていたが、既にそのXデーから十年以上経過しても元気に生きている。

たぶん、何十回か別の世界線で死んでるよね?僕。

じゃないと、そろそろ変な死に方しそうで怖い。

それか、首からケーブル抜かれて目覚めるか。

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