http://anond.hatelabo.jp/20170331120918
いや、そういう楽しみ方、最初はあったよ。1話ではむしろみんなそこに突っ込んでた。ぜんぜん少数派じゃないよ。みんなそうやって笑ってたよ。
ニコニコのコメントじゃ、動かないフレンズに「jpg」「不動明王」ってでっかい赤字つくのが定番化してたし。棒読みとか低クオリティつながりで淫夢と同じって言ってる人までいた。途中から、実は結構裏がある設定じゃね?って話題になってからは空気が変わった感じだった。
変わったのは4話終わったくらいだったかな?クオリティ崩壊してるのなんて、1話からずーっとそうだから、ネタにするのも飽きるよ。で、普通だったら飽きられて終わるんだろうけど、考察とか語録とか、別の楽しみができた。もうみんな、低クオリティを前提として受け入れて、別の話題で盛り上がってる。そうなると、もう終わったネタなんてサムいだけだよね。
当初はネタにされてた低クオリティが、そのうちネタにされなくなったのは他にも理由がある。
けものフレンズを見始めて、後から「メディアミックス作品だけど、先行したゲームは終了→アニメは敗戦処理兼新人声優育成担当」「低予算なので期間も人数もいません」みたいな情報が出てきた。いや知ってる人は知ってたんだろうけど、多くは後からネットの記事で知っただろう。
それと同時に、「けものフレンズのCGは動物の動きに忠実」とか「間のとり方がすごく計算されてる」みたいな指摘をする人も出てきた。
そんな話を聞いて、ああ、低予算で納期も工数も足りなくて、だからこんな低クオリティなんだ。でも、キャラの動きとか、会話の間とか、ピンポイントでこだわってる部分はあるんだ。むしろ、全てを完璧に作り込むことはムリだって諦めて、それでもこだわりたい所は妥協しなかったんだね。って感じたのは俺だけじゃないと思う。
そうなると、もう、低クオリティなとこをネタにして笑うってできないよね。情が入ってしまうっていうか。制作側を応援する気持ちになっちゃうから。
この変化を象徴してるのが8話「ぺぱぷらいぶ」だ。ニコニコのコメントだけど、前半で「ライブシーンないのかよ!」「予算がないですから」って笑って、後半のライブシーンでは意外にちゃんと動いてくれて。そのシーンにつくコメントが「動いたあああ」「予算が溶けるぅ」「CGスタッフの体力が削られていく・・・」とかね。予算がない中で、それでも必死で取り組んで作られたアニメーションが、総体のクオリティは低いかもしれないけど、細かく見ていくと職人芸が光るアニメになってる。
アイドルのライブシーンなんて、他の有名なアニメと比べるまでもないようなデキだけど、ここまできたら「うっわなんだよ今の動きwしょぼw」ってネタにして笑うなんて、もうできない。
増田の楽しみ方が特殊ってことは全然ないよ。むしろ誰もが最初はそう思ってた。否定されるべきでもないし、過ちでもない。増田の感性がみんなとズレてるってことは全然ない。まったく平凡だよ。ただ、周りのみんなはもう別の話題に移ってるのに、一人だけ延々とおんなじネタを繰り返してたら、そりゃあお前サムいよって話だよ。
最終話も終わって、あのラストのセルリアンもラスボスにしては笑っちゃうような絵だったけど、でももう誰も笑ってなかった。ブコメにもあったけど「惚れた弱み」ってとこだな。
糞虫は死ね
https://twitter.com/blackalpha_1/status/826086752783790087 はいプロの意見