「起点を排した統一的な呼称が無くなる」というのはわかる。それがどう「問題」なのかがわからない。ただ、俺が見落としていることがあるかもしれないので、それを知りたいと思って食いついている。
ラベルがなくなれば認識しづらくなるのは、個人の認識レベルでもそうでしょ。
山田さんが戸籍筆頭者なら、子供も山田姓で、母親が鈴木姓を名乗っていても戸籍上の姓が山田なら、子供は自分の家を「山田家」であると認識できる。
ここでわからないのは、俺は山田-鈴木一家について「ラベルが無くなる」と考えていないこと。だって無名一家になるわけじゃないから。むしろ「山田家」も「鈴木家」もどちらも正式なラベルだし、どちらで読んでも正統だ。
混乱する? 今までの流儀に慣れていた人にとっては混乱するかもしれない。が、既に述べたように日常生活の家族単位で複数の姓が混在することはあり、ほとんどの場合で特定の人を起点とした関係性で呼んでいるのだから、たいした問題ではない、というのが俺の立場。役所の人は今までと手続きが変わって混乱するかもしれない。それをコストと呼ぶなら確かにコストだろう。
子供は混乱しないよ。生まれた時からそうなんだから。スミスさんと佐藤さん夫妻の子供は自分をスミス一家でありかつ佐藤一家であると認識して何も混乱しない。
町内会のゴミ捨て場の清掃担当とか、家の誰かを起点にする意味が最初からないことから、
山田さんの身内の誰かが不祥事を起こしてたときに「山田さんちも大変ねぇ~」みたいな、誰のことを言っているのかぼかして表現したいときまで。
いや、こういうシチュエーションで、話をしている人は戸籍筆頭者名が何かなんて一切気にしないと思うんだが。
それが「山田さん」になるか「鈴木さん」になるかは夫妻がどう自己紹介するかとかどっちの存在感が大きいかとかいくつかのファクターがあるけど、山田さんで通じるなら誰も何の疑問も持たずに山田さんを使うだろう。
近所に山田さんが複数軒あったら、自然発生的に姓以外の識別子を使うでしょ。同様に、山田-鈴木夫妻の呼称も自然発生的に決まると思うんだけど。
現状の日本(大多数が夫の姓に揃える)文化であれば、近所の人は山田-鈴木夫妻を自然に「山田さんのお宅」と呼ぶようになる可能性は高いだろうとは思うけどね。その際に鈴木花子さんはいちいち「いえ鈴木です」と訂正してまわることはしないだろうし (実際の別姓家族はそう運営してるから)
法律で決める云々というより、夫婦別姓を容認することで、個別の家族を指す適当な呼称が「無くなる」のが問題。 (結局、同一姓を名乗る人たちと、別姓の人たちの取り扱いを変える...
ちょっと待った。話が微妙にシフトしてる。 変更のコストをどう見積もるか、って話は個別にいろいろあるんだけど、俺が http://anond.hatelabo.jp/20151223155930 に反応したのは「個別の家族を...
まず、「ひとつの家族になるときにひとつのファミリーネームを共有する」ことのシンプルで強力な理屈があるわな。 これは「ファミリーネームを共有していなければ家族ではない」と...
おー、返事サクンス 「失われるのは、全体としての○○家という概念」これがまだピンとこない。 (1) 書類上の概念として、山田-鈴木夫妻を「山田家」あるいは「鈴木家」という単一...
前のレスで書き忘れたが、これは「日常的な呼称の問題」ではなく、起点を排した統一的な呼称がなくなる、という問題。 日常に使わなかったとしても、あくまでどこかに正式(という...
起点を排した統一的な呼称がなくなる、という問題。 日常に使わなかったとしても、あくまでどこかに正式(というと語弊があるかもしれないが)な呼称が存在しているかの問題な...
横だけど 「山田さんの奥さん」のことは「山田さん」と呼ぶでしょ 夫婦同姓の場合、「山田さんの奥さん」が通称として旧姓の「鈴木花子」を使ってたとしても、 「山田さん」である...
山田・カーペンター・京子さんだったら別に「カーペンターさん」て呼ぶだろうが。 今ある習慣を変えるのが面倒だから変えないほうがいいって理屈は結局慣れの問題なので何の反論に...
× 適用 ○ 適応
え? 「山田・カーペンター・京子」って名前を知ってる人は「山田さん」か「カーペンターさん」か「京子さん」かどれかで呼ぶよね どれで呼んでもマチガイじゃないよね もちろん ...
なんでたった1回でも呼び間違えたら失格!人間関係破壊!みたいな考えになるのかわかんない。 別姓になったらなったで、別に「山田さん」でも「山田さんの奥さん」でも好きに呼んで...
なんでたった1回でも呼び間違えたら失格!人間関係破壊!みたいな考えになるのかわかんない。 考えてない(笑) 本当は「カーペンター京子さん」なのに「山田さん」とは呼びたく...
横だけど、山田さん(夫)だけが知り合いで奥さんは名前すら知らない間柄だったら 今でも「山田さんの奥さん」としか呼ばないのが普通じゃ? 山田さんと言ったら夫と区別つかないし...
道ですれ違ったら、 「山田さんこんにちは。お散歩ですか。いい天気ですね」 とか普通に言うでしょ
名前すら知らない人相手にわざわざ名前なんて言わんわ つか名前知っててもすれ違いの挨拶でわざわざ名前言わないよね?精々こんにちはくらいで
ところが夫婦別姓の場合、「山田さんの奥さん」を「山田さん」と呼んだらマチガイじゃん 「いえ、山田じゃないです、鈴木です」って言われちゃうでしょ 堅く考えすぎ。 日常的...
えー だってその人は「山田さん」ではないわけじゃん カンチガイしてる人は、他の場所で他の人に「山田さんがさー」とか言っちゃうわけじゃん 本当は「鈴木さん」なのに 困るでし...
カンチガイしてる人は、他の場所で他の人に「山田さんがさー」とか言っちゃうわけじゃん 本当は「鈴木さん」なのに 困るでしょそれは なんで困るの? その他の場所での話題で...
その他の場所での話題で「山田さん」=「山田さんの奥さん」って共通認識は取れてるんだよね(でないと会話が成立しないわけだから。)なら何も問題ないじゃん。本名がどうあろうが...
あーなんか感覚の違いがわかってきたかも。自分に唯一の正しい名前があるって感覚が俺は希薄なのかもしれん。 本当は「鈴木」なのに「近所の人」には「山田さん」って呼ばれるの...
そこまで実績の連続性にこだわらない人にとっては、日常生活での周囲からの呼ばれ方が統一されていた方が嬉しいのかもしれない。 で、そういう人は自分に関しては従来どおり同姓...
「生まれた時からずっと鈴木花子だから」みたいな人は「山田さんと呼ばれること」がどうしてもイヤで、 だからこそ「別姓を選んだ」んだろうな、って思うじゃん あなたはそうい...
仕事上では不便だから夫婦別姓を選択してるけど、プライベートでは配偶者のファミリーネームで呼ばれても気にしない、って人、 つまり「実利的な理由で別姓の人」は、戸籍は夫婦同...
「起点を排した統一的な呼称が無くなる」というのはわかる。それがどう「問題」なのかがわからない。ただ、俺が見落としていることがあるかもしれないので、それを知りたいと思っ...
「自分にとっての集団」という認識ではなく、あくまで「集団の中の自分」という認識での集団とのかかわり方が、歴史的にはともかく、今の日本人のスタンダードではないかと思って...
この感覚的な話が通るならわりと話が早い。 そうしなくても良い人が別姓を選ぶわけだから、議論すべきはあくまで他人をどう認識するかってことじゃないのかな。 子供は? という...
子供は?望んでその機能を捨てたわけではないのに、使えないの? いや、「日本人が所属により自己をアイデンティファイする傾向」というのは育ちにより刷り込まれる単なる習慣で...
君がそのレスで言っているのは「統一的な呼称がなくても、何とかやっていけるよ!」って話じゃん。 君の言うとおり、これは習慣であり最初から習慣をもってなければ何が失われるわ...
自己認識の話と、他者認識に必要という話は理屈でもつながってないので、そこんとこもうちょい突っ込んで説明してくれるとうれしい。 おそらく君は、そういう概念を持たずに過ご...
自己認識の話と、他者認識に必要という話は理屈でもつながってないので、そこんとこもうちょい突っ込んで説明してくれるとうれしい。 追記で書いたけど、こちらに移す。 自分がど...
自分がどういう人間であるかを説明するためには、一般的に所属とポジションで言うわな。 同時に他人について説明するためにも「こちら○○社の△△課の課長の山田さん」という所...
一体どのくらいの人が家族の統一名称を認識の手がかりにしていたか、に関してはピンと来ないんだが、それはもはや個人の経験に依存するからここでは結論が出ないかなと思う うー...
横だが 日本人には自分の所属を気にする人が多いという印象がある。 家族関係については、「所属」と言っても「特定個人とどういう関係か」が重視されるのであって 「どの特定の...
うーん、俺は人は対象の把握の仕方をケースによって変化させることは、少なくともしたがらないものだと思っている。 一方で「○○社の△△課の課長」という認識をするならば、「山...
「山田さんちのお父さん」はその人の子供から見たその人の属性でしょ。 「集団名+役割」ではなく「個人(この場合は子供)から見た役割」。
いや違うよ。家族の中の「役割」だ。 だから、「山田さんちのお父さん」というとき、同時に子供に対しては「山田さんちの息子さん」と呼ぶ。
「山田さん」じゃなくて「山田さんち」か。すまん。 でもそれって不自然な言い方では?「山田さんち」なんて使う??
横だけど、少なくとも、1980年代の静岡県では普通に使ってましたよ。 ニュアンス的にはこんな感じの省略形 山田さんの家の○○ ↓ 山田さんのうちの○○ ↓ 山田さんちの○○
地域社会が希薄になってきたからねぇ。「家」という集団そのものとのお付き合いを実感できる機会は減ったけど、田舎はもう少し残っているよ。 山田太郎さんの息子さんが引きこもり...
あー、ずっとマンション育ちなんだわ。 同じ階の人の顔くらいは知ってるけど名前は勿論姓も知らないのが当たり前の環境で育ったからそういう感覚がない。 今は隣んちの人は家族間で...
「誰を起点にしているのか明示しない」ことはそれだけで使い勝手があるんだけどな。 町内会のゴミ捨て場の清掃担当とか、家の誰かを起点にする意味が最初からないことから、 ...
無くならないよ。心配しすぎ。別姓ありの国でそんなことで困ってる話聞いたこと無い。 山田太郎さんと鈴木花子さんが結婚して別姓名乗ってる場合、「山田さん一家」でも「鈴木さん...
誰がそんな長期の話をした? だいたい、長期において「個別の家族を指す呼称」がないままなら、むしろそんな概念は必要なかったということで、それこそ「夫婦別姓で構わない」とい...
いや俺も長期の話はしてないんだが。 山田太郎さんと鈴木花子さんの別姓夫婦の家族を指す呼称として「山田さん家」も「鈴木さん家」も併用して使えるよって話をしている。家族の呼...
山田太郎さんと鈴木花子さんの別姓夫婦の家族を指す呼称として「山田さん家」も「鈴木さん家」も併用して使えるよって話をしている。家族の呼称がひとつでなければならない理由な...
スタンダートを変化させるって大げさな話じゃなくて、ごく自然にそうなるだろうって思うんだよ。 どうしてもサザエさんの話はしてもらえないみたいだけど、タラちゃんの保育園の保...
だーかーらー 変わらなくても済むことなら、変える必要がない。 変わること自体がコストだから。 話的にはこれだけのことよ? ちなみにシステム的に言えば、一つの家族になること...
あのさ、システムってのは社会を回すものだから、社会が変わったときにシステムを変えないことは余分なコストを産むんだよ。 現に別姓がいいって人が増えてきてるからこういう議論...
あのさ、 「別姓がいい」って主張と「現行の民法下では同一姓が合理的」であることの、妥当な摺りあわせ地点は、通称使用でしょうが。 明かに社会的コストが少ない着地点があるのに...
現状問題なく機能してると思っている人しかいないなら、誰も夫婦別姓とか言い出したりしないよ…。