2012-07-06

ルームシェアを通して分かったこと。

僕は、全く話は変わるけど、

からルームシェア始めたのは根本的に失敗だったと思ってる。

最初はなんとなく。今はほぼ確信している。

身を置くべき環境を間違えた。

何につけても思う。

自分でやれよ。

ごっこ遊びはもううんざりなんだ。

俺は自分のやり方でなんでもやりたい。

自分が良いと思った通りにやりたい。

家事やらなんやらをやっててすら切実にそう思う。

家事は僕にとって、他人を介在させるべきではない領域だった。

そう、そして結局同居人たちというのは、

僕が家事においては他人と見なしてしまう程度の存在だったんだろう。

同居人の悪口を言いたいのではないよ。

これから、数年経ったのちに、会って飲もうよ、なんてことには100%ならないと。

確信をもって言える。

残るのは、ファッションとしての生活。

変に理想的なものとして編集された、青春の1ページとかいう、ごっこみたいな生活。

あの頃はルームシェアなんてしてたんだぜ、

若かったよなぁ、どうだい、うらやましいだろう?

…思い出のよすが。ファッションとしての思い出。

そんなの、僕には不必要物語だ。

自分が今まで抱いていた甘い幻想ってやつに、今ははっきりと気づいて、反吐が出そうだ。

ルームシェアやっててよかったこと…?

家賃が安い?そんな。そこまで魅力的ではない額、毎月払ってるよ。

唯一、広い家にすめるというだけは取り柄だけど、そんなもの学生らしく、というか自分らしく、

自分で稼いで広い家に住みゃあいい話だったんだ。

シェア、コワーキング

そんなものに憧れていたのかな。現実想像と、ほど遠いものだったよ。

新しいライフスタイル?とかそういう幻想みたいなもんに浸って、自分と向き合う時間が減った。

日々交わされる、ほんとうにつまらない冗談けが増えた。

そんな風にしてへらへらと日々を過ごすことに、もう飽き飽きしてきた。

ぬるい関係だよ。何を言っても誰かが反応してくれる。

反応しなきゃいけない空気感みたいなものも、嘘っぱちだと思う。

いってきます、なんて、ただいま、なんて、言いたくない。

やめてくれ。そんなへんな親近感。

同じ家に住んでるからってだけで、僕たちはファミリーでもなんでもない。

もっとドライにいきたかった。

お互いがお互いを尊重し合える状態。ある一定の緊張感。そういう意味でのドライ感。

長く一緒にいるというのは、なかなかどうして難しいことで、なれ合いが始まる。

そういうのは、もうダメ全然ドライでも、なんでもない。

いや、何が悪いって、はっきり言って自分が悪いのだけどさ。

自滅していったんだ。

毎日毎日くだらない冗談ばかり言って、

ちょっと面白そうなことがあればそっちに流されて。

僕の言葉はどんどん軽くなっていった。

でもそうなったからこそ言える。

身を置く場所を間違えたと。

変にお互い探り合って、たまにぶっちゃけ話をした気になって、さらっと満足を得る。

違う。少なくとも今、僕はそうじゃない。

もっと溜め込めよ。向き合え、自分と。

今、僕は、心の底から変わってしまったみたいだ。

あんだけ落ち込んでいた去年の3月頃の僕は、ルームシェアにすごく期待してた。胸高鳴らせてた。

さあ、新しい生活始まるぞ。って。

蓋を開けてみれば、なんてことはない。

回り回って、今年の3月頃の落ち込んでいる僕と巡り会うことになった。

今の生活にも、自分にも嫌気がさして絶望してる自分

物事は、なにも、なにも解決していなかった。

物事は、自分で、ケリをつけるべき物事だった。

一緒に住み始めて、環境が変わったところで、自分と向き合わなければ、何も始まらなかった。

ここにあるのは、社交性とか表現の場としての社会入り口でもなんでもなかった。

趣味や嗜好が変わったかって、まったくそんなことはなかったよ。

新しい発見、あったようで、なかったよ。

趣味とか何かを発見するとかそんなの、僕はルームシェアやる前から持ってただろ。

一人で煮詰めてくべきだったよ。

ノイズが多すぎた。

この1年半の生活、いやその前からルームシェアしようよなんて言い出したときから

すっかり僕の眼は、濁ってしまったようだ。

表層的なやりとり、うんざりだ。

変な満足感だけ残る評論家ごっこ、うんざりだ。

料理やって、自分が美味しい、これで良いと思えないもの食べて、

そんでもありがとうなんて言わなきゃいけない関係にうんざりだ。

本当の喜びも、本当の悲しみも、分かちあえないぬるさにうんざりだ。

結局、一緒にすむ程度で、体験や経験を分かち合うことなんて出来ない。

もっと僕は、違う人と違う場所で、違う音楽を聴きながら、

素敵な時間を分かち合ってきたじゃないか

薄まってしまった。

ルームシェアで学んだものは、シェアできないものの尊さだった。

たくさんのノイズを、ぬるま湯の夢を、薄っぺらい道徳ありがとう

もう分かち合う必要性はない。十分だよ。バイバイ。あばよ。

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