はてなキーワード: オオヨシキリとは
ベランダに出たら鳥の声が聞こえたの。
ギャギャボッボッボッチギャッギャッ!パパポーチ!
みたいな。
なんかずーっと鳴いているから気になってそうだインターネットで調べてみよう!ってなって。
鳥 鳴き声検索
その中に最初の鳴き声は?みたいのがあって
「ギ」
って入力したの。
そんな馬鹿な。言語化できない適当な言葉でまさかヒットしないでしょう。
こんなんsiriも困るよ。
と思っていたら出てきた。
ページの下部にある鳴き声の音声を再生してみたら、これだ。
ビックリした。
ダイヤルアップやテレホ時代からインターネットに関わり、BBSの放牧的なやりとりやブラクラを踏んだ怖さまで経験し慎重になっていた。
SNSは基本見る専。発信する時は文章を推敲し写真は周りが特定されるものはアップしない。
めんどくさくなっていた。
特に嫌だったのが検索上位に出てくる意味のないページ。いかがでしたか?系。
それからは主に買い物やお店の情報を調べるだけの使用になっていた。
でも今回久しぶりにインターネットすごい!ってなった。
インターネットがなかったら図書館で図鑑を片っ端から開いたり、地元の鳥に詳しい人に聞いたり。
詳しい人を見つけたとしても
ギャギャボッボッボッチギャッギャッ!パパポーチ!って鳴く鳥はなんでしょ?とかはずかしくて言えない。
すごい!
やっぱりインターネットすごい!
最近、農道のど真ん中のトンビポイント(なぜかよくトンビがトコトコ歩いているポイント)にトンビがいない。最近の田んぼ周り、なんならスズメもいない。
私の車が通ると、慌てて飛び立つのはムクドリばかり。ムクドリがいっぱい。あっちもこっちもムクドリ。そして、最近めっきり見ないスズメとシジュウカラ。
先日、ちょう久しぶりにオナガを見た。なぜか知らんけど、今、全国的にオナガの生息域が山の方へ撤退していて、市街地にはオナガってあまりいないんだって。そう言われてみれば、私の子供時代はオナガが電線に停まってる姿は、日常の風景だったなあ。ここいらでオナガを見ないのは、私の出身地とは違う県だからかなと思っていたけど違うみたいだ。
6月末に麦刈りが終わってすぐ、田植えが行われた。この地方は二毛作が普通なせいか、春の田んぼの空き日数がものっすごく短い。
どちらかといえば河川の上流に近い地域(私の故郷に比べれば)なせいか、ここら辺は田植えの時期が遅い。元から遅いんだけど、温暖化や毎年9月頃の台風や水害対策もあるようで、田植え時期が年々遅くなってとうとう6月末にまで先延ばされるようになった。20年くらい前はGW前後だったと思ったけれども。
そんな訳で、田植えの時期がズレたせいで、田んぼ周りの生き物のライフサイクルもだいぶ変わったんじゃないかなと思う。ヒバリは麦畑に巣を作るので、田植え時期のズレと共に麦刈り時期も遅れたことにより、昔よりもゆっくり繁殖できるのかなあ? 今年は五月半ばくらいまで、ヒバリがピヨピヨしていたはず。
一方、田んぼに中々水が入らないせいで残念なことになっていそうなのは、カエルとツバメだ。タガメみたいな水生昆虫もかな。
春、カエルが冬眠から目覚める頃、田んぼにはまだ水がない。五月にカエルのタマゴやお玉じゃくしは見られなくなった。
GW前頃にツバメが渡ってくるが、田んぼに水がないと虫があまり捕れない。そのせいか、ツバメが多く飛来する時期も昔よりも遅くなってる感じがする。
最近、すっかり梅雨なので、カエルとツバメはめちゃめちゃ元気だ。しかし、ツバメが元の住み処に戻るまであと一ヶ月くらいしかない。ツバメのライフサイクルを調べたことがないからわからないけど、確かオオヨシキリは春の繁殖期(3月~7月くらい?)に時間の許す限り産卵と育児を繰り返す。ツバメもそうだとしたら、もしかすると1サイクルぶんくらい、繁殖回数が減っているかもしれない。もし巣が敵に襲われたりなどして雛が全滅した場合、巣を作り直しタマゴを産み直す暇がないのでは? 知らんけど。
我が家にはツバメが巣を作ってくれないので残念。最近のツバメ、民家に巣を作っても壊されるだけだって学習していないか? それか、昼間の住宅街に人間の気配がしないので、ここに巣を作っても天敵から守られることはないと思っていそう。うちだけじゃなく、軒下にツバメの巣があるお家が、近所には全然ない。
そのかわり、幼稚園、病院、老人ホーム、小学校の高い所の軒下にツバメが営巣しているのは見た。近所のスーパーには十年前はよくツバメが巣を作っていたけれど、店の人によって徹底的に壊されてしまうせいか、今ではすっかりツバメが寄り付かない。
ゴーストタウンには住まない鳥といえば、スズメもそうなのだ。人口とスズメの数は比例する。私の住んでる地区は空き家も多いし昼間誰もいない家が多い。見かけるスズメの数も年々減っている。人間の気配が少ないうえ、カラスとハクビシンとヘビが多く住み着いているので、スズメが住むには向いていなさそう。
数年前、大雨でうちの屋根にあったスズメの巣がベランダに落ちてきたことがあった。当時は私だけでなく、小さかった子供たちも家にいてにぎやかだったから、スズメ的にはうちの屋根の上は安らげる場所だったかもしれない。
ところが、ハクビシンが近所に住み着いた。うちの屋根の上もハクビシンの通り道になっていて、西の雨樋と東の雨樋の両方にハクビシンの足跡がついてる。時々、ベランダにハクビシンのウンコが落ちている。
ハクビシン通路に営巣は無理なのだろう。去年も今年も雨が降ってもスズメの巣は落ちて来ないし、あっちこっちがムクドリだらけになった最近は、スズメの姿をあまり見かけなくなったし、ベランダの物干し竿にスズメのウンコがついていることもなくなった。
田植えが終わって数日しか経たないうちに、田んぼの水面がぶわーっと水草の芽みたいなものに覆われた。そしたら、沢山カモがきた。水深が浅いせいで、せっせとばた足に励んでいるお尻がよく見えて可愛い。けれども、親ガモが仔ガモの行列を連れているのは、いまだ見たことがない。
毎年、田んぼに水が入るとアオサギが沢山飛来してくる。この地方あんまりシラサギは見かけないんだよなと思っていたが、この二、三年ばかりはけっこうシラサギも見かける。面白いもんで、アオサギとシラサギって田んぼの同じ区画に一緒に居ることはあまり多くないようだ。農道を挟んであっちの田んぼにはアオサギ軍団、こっちの田んぼにはシラサギ軍団、と別れて固まりがち。
今年はアオサギもシラサギも飛来が遅いな、と思っていた先日、変わった鳥を見た。すごく脚が長くて、翼の前半分が白く後ろ半分が黒と、色がパッキリ別れているので、アオサギでもシラサギでもないと思う。ツル的な何か? でも、ここいら辺でそんなツルっぽいものを見るのは、初めてだと思う。
ところで、今年は1羽もキジを見ていない。キジ! 居るんですよ。田舎とはいえそんなに大自然豊富な所じゃないのに。だけど、今年はまだ見ていない。
以前、この町の中だけどもっと南の方に住んでいたとき、庭によくキジがくるお宅が当時の私の住み処のすぐそばにあった。そこんちの庭が私の家の窓からよく見えたので、キジがくると飛んでくまで眺めていたなあ。
うちから数キロ先に、かなりでかい河があり河原の人間用にカスタマイズされていない部分にはかなりのワイルドネイチャーが広がっている。どのくらいワイルドかというと、数年前まではよく鹿や猪が出た。ここ数年はめっきり猪注意報が発令されないけど、たぶん朝っぱらから堤防付近を人間がやたら走ったり自転車こいでたり犬の散歩しまくってるからじゃないかなあ?
河原に行ったらハイタカが見れるかなあ。ハイタカ一度も見たことないから見てみたいよなぁ、と思うんだけど、河原に降りる階段の手前に大きな住宅街があって、そんな所を歩いていると知り合いに「あんた何してんのこんな所で!?」と言われまくりそうなので、近づけないでいる。
河と鳥で思い出したけど、この町に移り住んでから一度もカワセミを見ていない。故郷にはカワセミがいて、大してきれいでもないむしろ汚いドブ川にかかる橋の欄干によく停まっていて、魚獲ってた。