2024-01-02

整形手術をした(追記あり

別に自分の顔を100%気に入って生きていたわけではないが、顔の一部にメスを入れてまで改変しようと思ったことはない。

しかし唯一、自分身体の中で、リスクを取ってでも変えられるなら変えたいと思う部分があった。もちろん普段人に見せたり比べたりする部分ではないので四六時中気になっていたわけではないが、ネット検索してみたところ、その箇所は血流が良いので傷も比較的治りやすく、日帰り局所麻酔で抜糸不要のやり方もあり、翌日から日常生活可能ととてもハードルが低く感じた。

と、ここまで読んでどの部分かわかった人もいたと思う。そう、女性である

詳しく言うと小陰唇及び副皮という箇所なのだが、ピンと来ない方はググっていただくとありがたい。

男女ともに性器の形状や大きさなんていうもの個人差があってどれが正常とは言えないし、逆にどんな状態でも正常といえるらしく、こすれや黒ずみ、匂いの原因になる場合はあれど基本的には手術は美容目的であり、決して必要性があるものではない。

しか自分の小陰唇は大きかったのだ。ものすごく。しかも左右差もあった。

だいたい1.7mmくらいまでは標準です と書いてあるのを見たのだが、おそらく自分のは4~5cmあった。(根本から先?までの長さの話)

ということで以前脱毛で利用していた美容形成外科カウンセリングの予約をして出かけていった。

クリニックでは当然のように女性医師担当してくれ、細かい説明等をしてくれた。正直ネットで見ていた金額の倍ほどになり(小陰唇だけでなく副皮の除去も必要・抜糸なしの手術法を選択などオプション理由)わりと簡単に考えていたけれどやっぱり手術であるという事実に多少ビビってしまったのだが、ここでやめてしまったら何も変わらない!!と謎におのれを奮い立たせ、手付金の¥25,000を支払って、予約をして帰った。

そして手術当日。Iラインの毛を処理し、ヒールのない靴を履き、交通機関を使ってクリニックに向かった。

手術室は白くものすごく明るく、TVで見るような丸くて電気がたくさんついた照明器具があり、婦人科のように足をのせる器具があって、ここに寝るのか....と心臓バクバクしたのだが(実は自分は手術というものしたことがない健康体なのである)とても親しみやすいかわいい看護師さんが色々説明しながら消毒などの準備をすすめてくれて、なんとか平常心を保ちつつ手術開始の段まできた。

医師がきてからは点滴から静脈麻酔で一気に気を失い、1時間程度の手術の半分ほど?は記憶にない。VRゲームの中に入ったみたいな幻を見ていて、しばらく自分がどこで何をしてるのか一切意識が飛ぶ経験を初めてした。クスリやってトリップするのってああいう感じなんだろうか。

から覚める時みたいになんとなく、あ、今手術中だったわ...と気がついたかどうかで名前を呼ばれ、今縫ってますよ!と言われた。

その後は縫われている不快感と緊張に耐えつつただただ身を任せていたが、おそらくいちばん恐怖感があったであろう部分を麻酔意識飛ばしてもらったことでだいぶ精神にらくだった。

終わったあと、2,3日は出血があるので生理ナプキンを使うのと、3日間は患部を圧迫する必要があるということで、俵型になったガーゼのかたまりを陰部に当てて、用意することになっていたガードルを履く。

着替えたあと別室に移動し、さら丸めた毛布を股に当てて15分止血をして、ある程度出血がおさまったらもう帰って良いよと言われた。

もし何も問題がなければその後来院もなし。身体の一部を切り取ったにしては簡単ものである

若干ふらふらしながら電車にのって帰るうち、術後1時間弱くらいだろうか 麻酔が切れてきてじわじわと、ものすごい痛みが上がってきた。性器の周りを無数の針で刺されているような、ライターでじりじりと焼かれているような激しい痛みだった。圧迫のせいで座っているのがつらく、痛みをこらえながら席が空いているのに立っていた。処方されたロキソニンを飲みたかったが水もないし、手術のため朝から10時間ほど何も食べておらず、なにか食べてから飲んだほうが良いのでは...とりあえず家に帰ってから...とひたすらに耐えた。

帰ってから食事をし、ロキソニン抗生物質を飲んだが痛みは収まらず、4時間あけろと言われていたのを2時間後に追加で飲んで、倒れるように眠った。股間どっくんどっくんしている状態だった。

しかし翌朝目覚めるとあの激しい痛みはある程度引いていた。4時間経ったら痛みで起きるんじゃないかと思っていたが朝までぐっすりだった。

患部の場所のせいもあるし圧迫しているせいもあるのでとりあえず座っている時がいちばんきつい。あとかがむ時などに、ナプキン性器がこすれる時に痛い。とにかく腫れてる感じがひどいので、翌日の夜にシャワーを浴びるまで性器がどうなっているのが恐ろしくて見れないという状態だった。

圧迫を取って風呂場に入り、恐る恐る股間を覗いてみると、な、ない....いままであったものがない....

今はまだダウンタイム中で、二重整形であれば腫れ上がってまぶたがパンパンになっている状況と同じと言ってよく、これから腫れがひいて良い感じになるのだが、なんだか私の新しい性器はとても美人になった気がする。

こんなに不要ものをぶらさげて(?)生きてきて、それを取るだけなのにこんなに大変な手順を経て専門家のちからを借り、苦痛を乗り越えないといけないとは、という気持ちになった。手を加えたというよりも本来状態しましたというような。

顔に手を加える人に対して不自然になっているとかする必要がないだろうと思う方だったのだが、本人としてはこれが自分本来の姿だと思うものなのかもしれないと思った。

せっかくなので誰かに見せたいのだが、見せる人がいないところが残念だった。

追記

コメントくれた方ありがとう

読み返してみたらまだ痛みが残る時期だったこともあって術後の痛みのところだけが異常に克明に書き記されていてちょっと反省した。

その後2,3日でほぼ痛みもなくなり、痛かったときのことをすっかり忘れている。確かに組織ごと切ったにしては治りがとても早いと思う。

そしてぴったりしたボトムを履いた時の余分なものがない収まり具合がとても良く、手術の仕上がりには満足している。

あと書こうと思っていて忘れていた部分をひとつ

静脈麻酔が切れて意識が戻ってからの手術後半、助手としてついていた看護師さんがずっと自分の左足(開いて固定されている膝の部分あたり)に手をのせていて、お腹の部分にも器具などを置いてアシストしていたのでただ触れていただけなのかもしれないのだが、その手の温かさに励まされて落ち着けたし安心できた。看護師さんありがとう

  • お疲れ様 たしかにビラビラとかは無いに越したことはないよね

  • お疲れ様!がんばったね! これからの人生が一段階快適になると思うよ!おめでとう! 座るのが痛いなら円座クッションおすすめ! 症例は少し違うけど、出産で会陰切開したときに円...

  • 生理のときとか楽になりそう

  • 60万くらいかかるからやりたいけどやっていなかった 想定外に痛そう

    • どんなに病院や整形垢がダウンタイム短い、痛みは少ないと言ってても基本的に痛いし腫れるもんだと思っておいた方が良いよ 切らない施術だって余裕でダウンタイム1、2週間出たりす...

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