■こんな作品を見たい

人を幸せにする仕事

「私の夢は、世界を征服することだった」

• 主人公は広告会社で働く若者。（代理店か制作会社か、どの職種か等は任せる）
• 趣味はドラマ（映画や舞台でも可）を鑑賞することで、感想レビューをブログに投稿している。ブログは割と共感を得られており、ブロガーの親友が日本各地に居る。
• 学生時代に自分と同い年の子役のファンになり、10年以上応援している。
• 自分の好きなものの魅力を世界に伝えて、世界中を魅了させる＝世界征服するのが夢で、宣伝する仕事がしたくて広告会社に勤めた。
• クライアントのジャンルは大小・公私含めて様々。
• 依頼内容も様々。対外的な「認知拡大」や「イメージアップ」以外にも、内部改革的な「ブランディング」などもある。
• ざっくりと「その悩み、広報で解決できますよ☆」と、依頼をもぎ取りまくってくる営業が居るせいで、何でも屋みたいになっている…って設定だと、いろんなエピソードを挿入できて面白いかもしれない。
• しかし結局のところ、どこかで何かしらクライアントに利益がでるようにすることが使命で、主人公の仕事の評価はそこになる。
• 依頼者、その顧客、そしてまだ見ぬ『世界中の人々』の心を考えて、それを動かす広告を展開させる仕事。
• 利益とは何なのか、誰のために自分の仕事はあるのか（無くても困らない仕事であることが根底にあるがゆえ）、ということに悩み、消耗し、気付き、学び、希望を見付けるまでのストーリーが見たい。
• 仕事であることが肝で、クライアントは主人公たちにお金を払っているし、主人公が属する会社自体も売上を出すことが必要で、そこに起因する葛藤も生まれる。
• その葛藤の部分と、主人公の宣伝したい欲の由来の部分で、子役上がりの推しとのエピソードが入る。
• 何かの課題に主人公が詰んだ時に、推しの出演作品を見てひらめき課題を解決する、ってことも何度かあると面白そう。主人公がファンで居ることの補強にもなるし。
• 推しの子役上がりはファンを大事にするし万事に真剣な奇跡みたいないい奴。主人公が就職する直前に大ブレイクしたが、それまでは微妙に売れていなかった。
• 主人公が推しのファンになったのは、大ヒットしたデビュー作に子役として出ていたのを見た時。
• それで子役もそこそこ人気が出たので、低予算作品ではあるが子役主演の映画が作成され、なんと主人公の住む地方にも舞台挨拶に来た。しかし立地か日程の悪さか登壇者の影響か、劇場はガラガラ。しかも少ないファンでアットホームな雰囲気などではなく、『客席からの質問コーナー』によって、ミーハーで映画にまったく関係ない質問、登壇してない共演者のグラビアモデルについての質問など、子役とそれを見守る主人公の心はズタズタになった。
• ここで主人公が『恥ずかしくて質問があると挙手できなかったことを後悔する』展開でも良いし、『勇気を出して主人公がマトモな質問をして空気は少しましになったが、見えてしまった現実は変わらない』展開でもいい。これをきっかけにして、魅力を知ってもらわなければという強い衝動が生まれ、「世界中を魅了させてやる」「世界を征服したい」という欲求と夢に繋がる。
• 主人公から推しへの好意には恋心を含ませない。恋心を持たせると主人公から推しへの眼差しに欲＝目的と目標が生じてしまうため。主人公は推しの作品等に対して金銭を払うが、その見返りは十二分に受け取っている・満たされているとすることで、主人公の仕事観と対比させていく。
• 逆に、たまには支払った金額に対して見返りに主人公が不満を持つ場面があっても面白そう。
• 作品の終盤もしくはラストに、主人公が推しの子役上がりと仕事で初対面する。子役上がりの出演作の宣伝でもいいし、広告のイメージキャラクターとしての起用でもいい。
• 仕事というのはお金をもらうことであると同時に、誰かの役に立つということでもある。誰かの役に立つというのは、誰かを幸せにするということでもある。利潤追求の考え方もあるが、相互扶助の考え方もある。
• 奪うのではなく、与え合う。そんな着地点になるようにラストは持っていってほしい。

こんな感じの作品を見せてください。

Permalink | 記事への反応(1) | 21:50

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