はてなキーワード: 誘導尋問とは
女「男くんと私って、付き合って長いよね」
男「そうだね」
女「でも私って、地元では誰とも付き合ったことないんだよねぇ」
男「いや、(地元にいた頃)付き合ってた人いるじゃん」
女「あ、違う違う。男くんと会う前は別ね。男くんと会った後は、誰とも付き合ってないよ」
男「いや、(大学時代)付き合ってた人いるじゃん」
女「えー、いないよ。男くんと会ってからは誰とも付き合ってないってば」
男「いや、俺知ってるけど、俺と知り会った後も付き合ってる人いたじゃん」
女「あ、いたいた。でも違う違う。男くんと会った後、同じ大学の人とは付き合ってないってこと」
男「いや、俺知ってるけど、同じサークルのヤツで付き合ってた人いるじゃん」
女「え? 誰? 言ってみて? 誰? っていうか同じサークルの人なんて恋愛対象にならないし」
男「いや、デートしたりしてたでしょ?」
女「違うよそれはただ遊んでただけだよ。付き合ってないよ」
男「付き合ってないとしても、好きだったヤツはいたでしょ?」
女「いないよ。そもそも同じ大学の人は、男くん以外好きになったことなんてないって」
男「いや、俺知ってるけど、いたじゃん。普通にデートしたりしてたの知ってるよ」
女「Aくんのこと? Aくんとはただ遊んでただけで、付き合ったりしてないし」
男「いや、Aじゃなくて」
女「Bくんのこと? Bくんは、あれは勝手に向こうが言い寄ってきてただけだよ」
男「いや、Bでもなくて」
女「あ、わかった、Cくんのことだ。Cくんのことは確かに好きだったけど、付き合ったりはしてないよ」
男「いや、好きだったんじゃん。なんで好きな人いなかったとか嘘つくの?」
女「嘘じゃないもん。忘れてただけだもん。大体Cくんとは付き合ったりしてないし。付き合った相手なんていないから」
男「好きな相手でもすぐ忘れちゃうんだ」
女「一時好きだっただけの人なんて忘れちゃうよ!」
男「じゃぁ俺のこともすぐ忘れちゃうね」
女「付き合った人のことは忘れたりしないよ! ちゃんと覚えてるよ!」
男(ホントはDの話で、Dと付き合ってデートしたり泊まったりしてたの知ってるんだけど、どこまで誤魔化すのかな……)
男「あー、まぁ、もういいわ。とりあえず帰る(これ以上話しても、グダグダになるだけっぽいし)」
女「え、なんで、帰らないでよ」
男「いや、話しててもグダグダになるだけだし、帰るわ。なんかコロコロ言うこと変わるし」
女「変わってないよ! 忘れてただけだよ!」
男「いや、結局嘘ついて誤魔化して、相手が知ってるっぽいのがわかると、話変えてるじゃん」
女「男くんは、私が嘘ついたり誤魔化したりしてると思ってるんだ」
男「いや、だってその通りじゃん」
女「忘れてただけだって! 大体誘導尋問みたいにするからいけないんでしょ!」
男(え、てか、付き合った人の話とか俺から聞いたんじゃなくて、自分で話し出したんじゃん……)
女「大体大学の人と付き合ったりなんてしてないし! 付き合った相手ならちゃんと覚えてるよ! 一度だけ酔った男の子家に泊めたことあるけど、あの時は他にも人いたし!
そうやって責めるように誘導尋問するから、支離滅裂な答えになっちゃっただけなんだから、男くんも悪いよ」
男(あーもう面倒くせぇな)
男「Dは?」
女「え?」
男「Dと付き合ってたじゃん」
女「それは一ヶ月しか付き合ってないもん!」
男(……)
まぁ実話脚色だけど、女って大概こんな感じなのかね。
【マスコミ】「日本のマスコミ、程度が低いと世界で定評」「新興宗教並の洗脳記事による民主党バブルも終了」…津川雅彦氏がブログで批判
ttp://kuromacyo.livedoor.biz/archives/758358.html
10 名前:ネットナンパ師φ ★:2009/03/10(火) 10:14:58 ID:???0
蛇足ですが、最近芸能人など著名人が、記者会見などではなくブログや事務所サイト
にて各種発表などをするようになりました。
この理由はあまり語られていませんが、はっきり言ってしまえば
「芸能マスコミの前で記者会見すると、非常識な質問やら誘導尋問、さらには
歪曲捏造などされてロクなことがないから、ネットで直接配信したほうが100倍マシ」
だからです。
マスコミのみなさま、ご苦労さまでした。
http://anond.hatelabo.jp/20100208175244
メンタルクリニック行ってきた。
トラバくれた人ありがとう。
会社に行けていなかったのは、
・仕事に集中できない
・気分が落ち込みがち
・何をするのも億劫
・仕事以外の遊びや飲み会も億劫。彼氏以外と連絡とりたくない。
・やたら胃が調子悪い。むかむか。きりきり。吐き気。特に出勤前。着替えて化粧しても会社行きたくない。
という、登校拒否児のようなお恥ずかしい状況で、行けてなかった。
正直、甘えてるんだとも思う。仕事は超激務なわけではなく、いじわるな人がいるわけでもなく、むしろ、職場環境は良いし優秀でいい人が多い。ただ2年近くやってきた今の仕事内容がどうしても好きになれず、空虚で、意味を見出せない。周りの優秀な人は自分の強みを生かして働いたり、社内での自分の道を見つけたりしているが、自分は特に強みもないため期待(売り上げ数字)に応えるだけのような気がしている。売り上げ目標は達成してるし、その点では期待に応えて問題なくうまくやれている。しかし、自分は、コマだ。虚無感と劣等感にさいなまれている。もちろん、好きになれない仕事ながらに、自分も周囲の役に立つよう、貢献できるよう、努力はしているが、空回り気味というか、、、、自分がやっててうまくいきかけていることを他の人が専任業務としてやるようになり、手放さざるを得なかったりとか。
そんなこんなでどんどん仕事が億劫になり、さらに、働くということと自分を結びつけるのが難しくなった。自分は本当はやればできるはずなのに、なんか弱っちくてそれが嫌だし、自分は何がしたいのか、とか、働くってなんだ、とか、そういう根本的なことばかり考え込むようになった。
頑張れば仕事行けるけど、自分いなくても仕事回るし・・・とか、胃の辺りがすっげー気持ち悪いし・・・とかで、会社休みがちになってしまった。
で、今日(つーか昨日か。月曜)、思い切ってメンタルクリニック行った。(ちょっとした勇気が必要だったが。)
行くと、おじいちゃん先生だった。色々思い悩んでいることが仕事に関することだったから、ちょっと涙ぐみながら、就職からこれまでの話と何が辛いのかをかいつまんで話した。すると、「うーん。どうしたもんかね。うちじゃあね・・・」と、お困りのご様子。確かに、若干の食欲低下があるものの摂食障害なわけでもないし、睡眠障害があるわけでもない。どうやらメンタルクリニックでは門前払い?のようだ。ちょっと、あっけにとられてしまった。正直、カウンセリングに行くべきかメンタルクリニックに行くべきか悩んで、とりあえずカウンセリングは高いからメンタルクリニックに来たのだが、こんなに突き放されるとは思ってなかった。
そこでとりあえず、誘導尋問ぽく、「こちらのようなクリニックとカウンセリングはどう違うのですか」的なことを聞いた。すると、「病院では症状を見ながら薬などを使って目の前のことをとりあえず良くしていく。カウンセリングでは過去からさかのぼって、何故そうなったのかを話す。」と言われた。「では、コーチングは」と聞くと、「あぢゃーー。コーチングってのはねえ・・・・。あなた、トレーニングだよ。こうなるっていう目的があってそれに対して訓練する。ジョブコーチみたいな」という答えが返ってきた。で、アンケート(学歴、経歴だとか親の職業だとか家族構成だとか色々書かされた)を見ながら、「うち(の医院)でもカウンセリングオフィス作ってるから、こっち行って」「あなたの場合は優秀だし洞察力もあるから。カウンセリングは洞察力もあるような人にこそ有効だから」みたいなことを言われた。最後に「ってことでー、薬も出さないよ」と言われたので、「吐き気止め的なものください」と頼んだ。これで終了。
なんか、弱ってるからって、安直にメンタルクリニック行ったのが間違いだったみたい。
カウンセリングってたけーよ。1回1時間1万とかするじゃん。それを定期的に受けなきゃ効果がないわけでしょ。金銭面の負担がでかすぎる。普通に働いてても、かなり厳しいんだから、もしもっと鬱っぽくなって働けなくなってしまったらカウンセリングなんか通えるわけがないじゃないか。
ってことで、結論は、「自力でなんとかしろ」ってことでした。
ひとまず、仕事に立ち向かいつつ、考えを整理せねばならない。でも、仕事辛い・・・。
有給使ってまとまった休暇をとろうかなあ・・・。
何となく思いついて、さらさらっと企画でもプログラムでも作る人っているじゃないですか。発想をカタチにするのが生きがいみたいな人で、100個作ってみて1個大ヒットだったら良くて、それでいて「これ、俺が作ったっすよ」とか語らない人。
で、仕事が大きくなったり、社会的に成功したと持ち上げられるフェイズに入って、あれを思い返させられる時が来る。とにかく、何かニュースバリューになるものを、とインタビューをされるとか、記事にされるとか。
そういうのの前後に、たいてい会社ってデバッグ部門とか、セキュリティ部門みたいなのができてる。仕事を仕事としてこなすプロとしての統制屋。でも、それ単体で見るとコストセンター。仕事をすればするほど、組織は窮屈になっていく。
冒頭の、何となく思いついて作ってしまう人からすると、そういう統制屋から「それを公開する前にセキュリティリスクは調べましたか」とかメールが来る類の面倒くささ。活力ある組織が大企業になっていく過程で、ちょっとした思い付きを実現していって、それを付加価値にする試行錯誤を苦労なくやってくれる人が、どんどんWebの決まりごとの中に埋没していく。
極めつけは「それを製作したのは、あなたの勤務時間内でのことですよね」って奴。言外に、そのサービスの不具合は会社の責任だよね、という誘導尋問をしているわけだし、メールでやるってことは証拠を残すってことだ。会社から発信するIMやtwitterや、そういうのもそう。気軽に社外の人々に脆弱性探しをしてもらうことが、コンプライアンス違反に問われてしまう。そんなはずじゃないのに、セキュリティの意識が足りないとか、自覚がないとかいう言葉と共に、あれこれ禁じられていく過程としての企業成長。
そんなつもりで投資したんじゃないし、企業も大きくなるもんじゃないと思うんだけどね。
株主総会資料とか見てそう思った。
株主だから何かを語ろうとかそういうつもりじゃなく、単に、仕事として、もっと簡単に言えば営みとして、誰かの役に立つためにプロダクトを作ろうとする人がいて、それに対価を払ってくれる人がいて、それが大きく盛り上がったから、商売として会社という形態が社会的にもよかろう、ということで組織体になっているにすぎない。
会社が先にあるんじゃなくて、ビジネスがあって、会社のような組織体が必要とされる。当たり前のことだと思うんだけど、セキュリティが金を稼ぐわけじゃないから。上場すれば、自動的にお金が入ってくる仕組みが出来上がるというわけでもないから。
トラックレコードが良ければ投資するよという市況でもなくなってるわけで。赤字でも夢を持ってやって逝きます、とプレゼンをしてくる、その夢はいつ、どう実現するかをまさに聞きたい。そんなの分からねーよ、と言いたいのも分かるけど、いや、不確定な話を計画にして持ってこいというのも不遜な話だという自覚はあるけれど、でもお前らは利益を出していないんだ。赤字なんだよ。株価が冴えないとかってのは別の問題で、まず利益をしっかり出すこと、これがいまの環境がお前らに求めていることそのものだ。
数年前は、Tシャツやジーンズ着て会社にきてざっくばらんな打ち合わせで夢を語る連中が出した利益を、なんかどこそこのセキュリティ勉強会出たという高そうな背広着たのが持って回ったプレゼンをしに来る、それ自体がコストだわ。
ほんと、誰を向いて仕事をしているんだろうね。
http://anond.hatelabo.jp/20090831210756
妹さんがいくつなのかは知らないが、親に問い詰められて、あるいは問い詰められそうになって、
咄嗟に口から出まかせを言ってしまうなんてことは珍しいことじゃない。
あるいは、とりあえず姉さんのせいにしておけば、親も許してくれるだろう、
姉さんはまさかそんなに怒られやしないだろうし、
なんかちょっと言われたにしても、やさしい姉さんなら笑って許してくれるだろう、
ぐらいに思っていたのかもしれない。
父親の誘導尋問があったのかもしれない。
妹さんにとってはむしろ、なんで姉ちゃん怒ってるの?…ぐらいの話かもしれない。
ただ、気になるのは、妹さんの情緒があまり安定してないのかもしれない点だ。
その場合、自分の言動のもたらす波及効果とか、意味とか、本当に理解できてない可能性もある。
そうなるとますます、直接本人に言っても無駄。両親に訴えても、冷静に対応できないかもしれない。
その場合は、客観的な視点で判断でき、相談にも乗ってくれる立場の大人を探さなくてはならない。
ほんとに高いところから飛び降りたりはしないだろうけど、
心外なことを言われたりしてあなたが心をすり減らすのは嫌でしょ?
いずれにせよ、あなたは父親に対して、冷静に、順序だてていきさつを説明すべきだし、
何よりあなたは何も聞かれぬまま頭ごなしに怒鳴られたことについて心の底から傷ついたと
きっちり伝えるべきだ。
子供の言動に確固たる理由や根拠を求めてはいけない。
確固たる理由や根拠のなき大人の言動を許してはいけない。
http://anond.hatelabo.jp/20090721214858
ファビョってんじゃねえよ。
情弱の自覚がない奴ってのは見ていて本当に痛々しいな。
結局、お前は個人ニュースサイトという情弱行為を今さら始めて、
すぐにへたれた雑魚じゃねえか。
巡回数が80(笑)
ショボすぎて泣けてくる。
退化しきった老人そのものだな。
終わってるんだよ。
情弱過ぎる猿が、自分が死んでることに気がついてないだけの話。
そういやお前、やっぱりただの新参なんだな。
閉鎖した大手ブログ管理人臭を匂わせてたつもりなんだろうがな。
お前なんざ粋がってるだけのノイズにすぎない。
お前らには、こんなクズと遊んでる暇はねえはずだぜ。
とあるネタで「横だけど」と割って入りながら、微妙な誘導尋問を行っているのがいたりして、
面白いの釣れたらぶくマや別のところで叩くというのがいるんだなぁ。
あまりに単純で笑ってしまったが、案の定だったのでw
そうしたら、人事が正確に記録したのはいつからだ?という話になりました。私はつい最近だけが正確に入力していなかったので、「つい最近」と回答しました。そしたら、誘導尋問か全部が正確ではないのか?と言われました。
揚げ足取りと言われるかもしれないけれど、この部分がもっすごい矛盾してる。
質問:正確に記録したのはいつからだ?
回答:「つい最近」(意訳:この文脈では、「つい最近から、正確な記録を始めた」になる)
ってなってるんだけど、矛盾してるよね?
そりゃ双方で話がかみ合わんでしょうが、と。
(追記)
で、そういう背景の下で、
「先日と言っている事が違う。」と言ってこられました。私の中では、間違えて申告していた部分の期日をしていたのですが、人事は配属されてからずっと嘘の記載をしていたではないかと詰問してきました。
そりゃ人事はそう言うでしょう。上記のように、自分がそういう意味のことを言ったんですから。
この点については、前回は精神薄弱になって、覚えていないのと、相手が一方的にまくし立てる状態で、どうすれば良いのか分からない状態でした。
上述のように、ちゃんと覚えてるじゃん。
もくしは、日本語って字面と発音がセットになると反対の意味に表現できる・捉えられる言葉があるから、
そこんところで齟齬が生じたか。
まぁもちろん、自身を冷静に分析できない心境だったとか、そういうのはホントなんだろうけど。
友達の日記からの転載。転載許可を貰ったので、載せておきます。
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私は最初、人事の時期だし、人事の話かな?と思っていましたが、人事部の人が出てきてこう言いました。「勤怠管理を正確に入力してないでしょ?」と。
うちの会社は勤務時間を自己管理で行うのと、タイムスタンプがないので、自分で記入するのですが、上司にも言われていたので、修正はしていましたが、ここ数ヶ月は確かに正確に入力していなかったので、「その通りです。」と回答しました。そしたら、人事からは「調べれば分かる。」、「いつからやっている。」など、過去の事まで聞いてくる始末。まぁ、自業自得な部分はあるのでしょうがないですけど、そんな事まで覚えてないと回答しました。
そうしたら、人事が正確に記録したのはいつからだ?という話になりました。私はつい最近だけが正確に入力していなかったので、「つい最近」と回答しました。そしたら、誘導尋問か全部が正確ではないのか?と言われました。上にも書いた通り、自己管理なのと、全部が正確であるという自信は全く無いので、「配属されてから全部が正確とは限らない。」と回答しました。そしたら、人事が、しめたと言わんばかりに、今までの事は、嘘をついていたのか?と言いました。私の中では、「つい最近は確かに適当につけた。」とは回答しましたが、全部が正確になんて、私に限らず、他の人も正確に把握しているんでしょうかね?
高圧的な人事の態度と、予期していない出来事が重なっていたこと、4人の管理職が囲んでの尋問に、精神的に私は参って、その後の記憶はありません。とりあえず、上記の間違いの部分の始末書を書くように指示をされたので、その点は納得していたので、素直に始末書を書きました。
しかし、後日始末書を提出したら、また呼び出しが。今度は管理職3人が囲んでの事です。「先日と言っている事が違う。」と言ってこられました。私の中では、間違えて申告していた部分の期日をしていたのですが、人事は配属されてからずっと嘘の記載をしていたではないかと詰問してきました。
この点については、前回は精神薄弱になって、覚えていないのと、相手が一方的にまくし立てる状態で、どうすれば良いのか分からない状態でした。
NECは業績も落ち込んでますし、新卒採用もかなり絞り込んでいるので、人件費削減や人減らしを行いたいのは分かりますけど、精神的に追い込んで、何をしようとしているんでしょうかね。
とりあえず、NECでは、こんな感じで、人減らしを行おうとしているみたいです。
http://www.excite.co.jp/News/column/20090109/Trendgyao_9492.html
犯行の動機が「ついカッとなってやった、今は反省している」が多いのはなぜ?
犯人の定番コメントで、この他には、「むしゃくしゃしてやった、誰でもよかった」「イライラしてやった」「ムラムラしてやった」「目立ちたくてやった」などがよく使われます。「同人用語の基礎知識」によると、たいていは取調官が調書を作りやすくするために、誘導尋問的に言葉としてまとめるケースが多いようです。つまり、「ついカッとなってやったんだな?」と訊かれた犯人が、ただうなずいただけということですね。
問題は、これを額面通りに受け取って「理由もなく暴力をふるう人間が増えている!」などと分析してみせる事だな。
中には上記のような事情を知りながらも、特定の論調に誘導するためにあえて無視したりしている厄介な人もいるんだろう。
元増田です。
そうかも知れないし、トヨタ特有の問題かも知れない。これが個人ブログの論戦なら「一件だけ取り上げて一般化するなよ統計資料とかソースも付けろソースを」というレベルだよな。
正直共産党の裏取りは半端無いと思う。
悪いけど、それは「共産党性善説」に依りすぎていると思う。共産党のこの手の調査力については否定する気は無いが、この件で共産党が党利党略のために恣意的な調査をしていないという保証がどこにも無い。
それに「そこはとらせなきゃ」と言っても、他の政党同様、共産党にだって取るべき責任から逃げてきた前科はあるわけで、特定の政党にシンパシーを持ってない俺には「きっと○○議員は責任を取ってくれる」という希望的観測は持てない。世論が強制的に志位に責任を取らせる具体的な方法があるなら話は別だが。
共産党の代表質問は実はよくできた誘導尋問なのです。するっと答えが返ってくるとは端(訂正前:鼻)から思っておりません。
総理大臣に質問しても他の担当省庁の大臣が答えたりすることで、総理は質問から逃げている、というイメージを国民に与えたり、今回でいうと「個別の案件ですから何とも言えない」という言質をとったことで、この問題に進展があった場合に「あの時ああ言ったじゃないか、これは会社ぐるみ、グループぐるみの問題なんだ、動かないのはどういうわけだ」と言えることが大事なのです。
そういう「意志」を持つ事自体は野党の戦略上アリだとは思うが、発端になってるトヨタやらキヤノンの事案が曖昧なまま事実認定されてる点が釈然としないな。自民党を倒すための手段くらいはきっちり選ばないと、結局自分たちに跳ね返ってくるだけな気が。実際、過去に拉致問題をいち早く取り上げていながら、いざ北の将軍様が拉致を認めたら社民党とセットで共産党は落ちぶれたわけだし。昭和時代の共産党の議席数とか今見返すと信じられんよ。
さらに言いますと、もう次の矢は準備されているかもしれません。そのくらい情報戦には強いですよ、奴らは。
共産党員を両親に持った僕が無勉強な上、全くの想像ではありますがお答えいたします。
なんか、前半で志位が言ってることって「いちいち国会で取り上げてたらキリなくね?」という話ばかりな気がするんだが。「全国のあちこちで起こってる」って?実数が何件あるか知らんが、それら全部予算委員会で並べて、その都度麻生に「そりゃいけませんな」と言わせ続けるつもりか?それとも、今回幸運にも話題に上がった人だけ救済されたら後は知らんぷりか?
実数が何件よりも、トヨタがやっていることというのが重要。あのトヨタがやってりゃ余所もやってる、というのは想像できそう。
たとえトヨタだけであってもトヨタ=経団連という方程式はまだ生きているので、そのトヨタの不正に強く言えないことを問題提起しているとも言えそう。
その証拠にキヤノン(御手洗が今の経団連会長)のことも混ぜ込んで質問している。
ということでこれは「そりゃ(事実なら)いけませんな(けど個別の案件でしょ)」、と言わせてるで正解。
あと話題に上がった人だけ救済、ということにはならない。一つでも判例やら前例ができあがると全然違う。
ただマクドナルド店長残業代不払い問題とかと同じで、新しい問題がまた浮かび上がるのも事実。
共産党が一方的に言ってるだけで、それが違法かどうかも分かってない段階で総理大臣や厚生労働大臣が「トヨタけしからん!」なんて簡単に言えるわけねーだろ。
違法かどうかもわかっていない段階だから聞いているのだと思う。まあ共産党には違法だ、という確信があるのは確実。
まあ3ヶ月と1日おきに配置換え云々というところからも、正規雇用の義務から逃げているという、違法性を確信しているはず。
正直共産党の裏取りは半端無いと思う。
民主党の偽造Eメール涙目問題なんてことは絶対に起きない。責任は志位和夫がとると思うよ。そこはとらせなきゃ。
「こんにゃくゼリーで子供が窒息死して可哀想だからマンナンライフの経済活動を政府権限で強制的にストップします」と何が違うんだ?
トヨタは資本金3970億円の1部上場株式会社。いわゆる世界のトヨタです。
逆にいうとマンナンライフのこんにゃくゼリーが、なんでこんなすんなり製造中止になったかを考えるべき。
共産党も、あちこちで違法行為を確認済みならさっさと証拠固めて労基やら警察やらに通報するなり、赤旗で大々的に糾弾するなり、訴訟手続きのノウハウを被害者に伝授するなりすりゃいいのにな(これは実行済みなのかも知れんが)。
http://www.jcp.or.jp/youth/koyou/index.html
ここらへんは逆に一番強いところと思われます。
労働基準法や派遣法の改正とか、労基の監督権限強化とか、違反企業への罰則を強化するとか、そういった大局的な次元の話をするのが国会だと思ってたんだが、俺の認識が間違ってるんだろうか。
その改正/見直しのきっかけをこの質問で作っているんだと思いますよ。
現にあなたはいろいろ考えているみたいだし。
それが一票につながるはず、と共産党は努力しているんでしょう。
実際は全然つながってないですけどね。
最後にいうと、
共産党の代表質問は実はよくできた誘導尋問なのです。するっと答えが返ってくるとは端(訂正前:鼻)から思っておりません。
総理大臣に質問しても他の担当省庁の大臣が答えたりすることで、総理は質問から逃げている、というイメージを国民に与えたり、今回でいうと「個別の案件ですから何とも言えない」という言質をとったことで、この問題に進展があった場合に「あの時ああ言ったじゃないか、これは会社ぐるみ、グループぐるみの問題なんだ、動かないのはどういうわけだ」と言えることが大事なのです。
さらに言いますと、もう次の矢は準備されているかもしれません。そのくらい情報戦には強いですよ、奴らは。それで政府が動けばOKだし、動かなければ国民が審判を下す、そういったことを期待しているのだと思います。しかしこれは投票率が上がることが前提にされてます。この問題提起を受け止めるべき国民がどう動くかにかかってます。
国会で問題提起されたものを国民がひとつずつ判断し投票につなげないと、こういったことは水泡に帰すのです。投票率が低いと政府与党(現自民党)はHappyなんです。
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2008 10/10 08:10頃 追記です。
id:dekaino 宗教として崇めるのではなく、労働者の地位向上のために役立つ道具として扱うのが、共産党の上手い使い方?
というのは僕の実感しているところと似た考えだと思います。
政党はツールでしかないので、自分が高所得者になるまでは共産党あたりを支持して与党へのカウンターとして使うのがいいと思います。
ウィンプがマッチョになるためにとりあえず、現存するマッチョを叩くためのツール、ってことでしょうかね。
間違っても政党に帰属する議員は先生なんかじゃありません。ただの公務員です。みんなで見張ってどんどん汗かかせましょう。
上記のこれらと同じようなことを青木雄二が言っていたような気がします。
共産党が「たしかな野党」というのは伊達でなく、正直僕自身も共産党に政権とってほしいとは思ってません。一回くらいは好奇心程度にみたいかな、くらいです。
ついでに追記しますと、僕が共産党を積極的に支援する側に回らない理由は、共産党員が馬鹿ばっかりだからです。
学生運動くずれみたいなのが多すぎるんです。ファッションで政治に関わられても困ります。
公明党といっしょにされることが多いのはこういったことに由来しているのではないか、とも思います。
マルクスは神ではないし、またマルクス自身もそのようなことは望んでいないように思うのです。
マルクスを指導者として崇めるよりも、神棚から引きずりおろし批判の対象としたり、ともに歩む同士として肩を並べてやり抜く気概が無い限り、共産党員は馬鹿でありカルト集団です。もちろんこれはマルクスを志位和夫やら代々木やらに置き換えても同じです。このような考えを持たれている方は、筆坂問題で党を離れられたのではないでしょうか。
この3人で遊んでると、誘導尋問形式が本当に100%近く通っちゃうんだよ…。あまりにも通り過ぎるから、
「2人は本当にそれでいいと思っているんだろうか、心では(増田って自分の意見ばっか言って好き勝手やって…強引すぎ)って思われてるんじゃ」
って勘繰って落ち込むんです…。
それで今回「閉じた質問」ベースでやってみようと思ったんだけど、このありさまだ!どうすればいいんだ!!
「成田離婚」なんて言葉もあったけど、旅行はお互いのやな所が見えたりして、大変だからね??。
増田は優しすぎて、ちょっとロジカルな子だから、悩んじゃうけど、
誘導尋問で100%とおるのは、二人から増田が信頼されてる証じゃね?
増田と一緒なら、楽しい所につれてってくれるって思ってるから、安心して身を委ね得てくれるんだと思う。そう思おう。
だから、二人のこと気にしないで、楽しんだほうが気が楽だで。
元増田見直して気になったのが、URL出してても見ない人もいる。(パソコンとかなれてない人って、けっこう見ない)
1から10まで説明しなくても、要領よくまとめてざっくり3パターンくらい書いて送るか、勝手に決めるかしたほうがいい。
あんま気に病むな。他人を楽しませることも大事だけど、自分が楽しむことも大事だで。
二人の子と忘れて暴走するくらいの勢いでいんじゃね?
質問の仕方として、
「開いた質問」と「閉じた質問」と、「誘導尋問」がある。
「開いた質問」は「何処行きたい?」と相手に回答を丸投げするやり方。
最初に目的とかを決めるのに、質問する時には適切。
「閉じた質問」は増田がやってるような、「AとBどちらにするか」というやり方。
多少優柔不断な人には、メリット・デメリットも説明してこれをやるのがいい。
「誘導尋問」は「●●するんだったらAにしようよ」という動機と絡めて決めつけるやり方。
たぶん友人二人はほんとにどっちでもいい(決められない人たち)だから、勝手に決めちゃった方がいいよ。
で、旅行の時は、「また来た時にこっちも行こうよ」とか流す。
日本は中世か、というタイトルにしたのは、またもやあちこちで「魔女狩り」が始まりかけているからである。契機となったのは宮崎某による幼女殺人事件である。まずここで「おたく族」がやりだまにあげられた。「おたく族」とは少女マンガやアニメの総称である。年に何度か開かれるコミックマーケットのようなものに行って、先鋭化したマニア向けの同人誌などを買いあさる。情報交換などするときに「おたくの場合さあ・・・」といった口調でしゃべるので「おたく族」と呼ばれる。宮崎はこの「おたく族」だったのか、部屋の中に多数のアニメビデオや専門誌を置いていた。こうしたアニメやコミックの中ではロリコンものやパロディポルノに需要が多い。人気番組のキャラクターを使ってエッチなことをさせる。同人誌の多くははっきりと性器を描いた、完全なポルノである。ロリコンものにしても、現実の少女を使うとたいへんな事になるが、アニメやコミックですれば問題はさしあたって起こらない。そういう世界では、たとえば8歳の少女とセックスメカノイドとの激しいセックスが描かれていたりする。僕もそうしたコミック誌やアニメを見たが、これは確かに立つ。おたく族の青年が、もはや現実の女性にセクシュアリティを感じなくなる、というのも分かる気がする。ところで、おたく族を現実逃避だの男性性の欠如だの気味悪いだの小太り色白だのと陰口をたたくのは勝手である。そうした陰口は吐いた本人の品性の貧しさをあらわすだけで、実際に論陣を張れば、シャープで理知的なおたく族の前ではひとたまりも無いだろう。おたく族というのは実際、一本のアニメをより理解する為にフィリップ・k・ディックから南方熊楠までまで読んでしまうような、そういう人種だからである。ところがここに至って、宮崎某がおたく族であったという事実が、世のおたく族嫌いを有頂天にさせているようだ。「宮崎=おたく族」であっても、この場合逆もまた真なりとはならない。正しくは「宮崎=おたく族のうち一人」である。しかし、魔女狩りをする群集には理も否もありはしない。現実にあるロリコンアニメをつきつけては、どうだどうだと迫る。「おまえも、こんなことしてみたいといっつも思ってるんだろうが、えっ!?」
もちろん彼らはそう思っている。思って思って自分と戦った結果、道義的責任のないアニメの世界に安住場所を見つけたのである。
二次元の世界しか欲望の対象を持たない彼らは、およそこの現実の世界では一番犯罪を起こしにくい人種なのだ。嘘だと思うなら、この世の中からロリコンアニメをすべて撤収してしまうといい。その場合、幼女姦が増えるかを統計的に見れば分かるはずだ。その場合、幼女姦が増えたとして、その責任は誰がどうとるのか。同じことがホラーに対しても言える。宮崎の事件を契機にしてスプラッター・ホラーへの抑圧が始まっている。これはやはり宮崎の部屋に「ギニー・ピッグ」のシリーズが置いてあったことに端を発している。「ギニー・ピッグ」は僕自身は最初の一本目と、シリーズ中の「ピーターの悪魔の女医さん」というのを見た。ピーターの方は大笑いのブラックコメディ集である。一本目の方は監禁した女の子をなぶり殺しにする過程をビデオに収めた、という設定で、アメリカに実際ある「殺人ビデオ」の雰囲気を出そうと苦労している。スタッフは苦労しただろうが、見ているこっちはうそ寒くて鼻で笑うしかないような作品だ。
しかし、世の中で事件が起きると必ずこの手の反動が起きる。「ギニーピッグ」をかばうわけでも何でもないが、犯罪が起きるとマスコミはその犯罪の尻をどこかに持っていってつじつまを合わせたくなるようだ。知能犯罪が起きれば犯人の本棚からその手口のもととなった推理小説を探す。その結果、著者がコメントを求められて、「私の小説が動機となったのなら、残念なことだ」と述べたりする。
この場合「動機」は小説ではない。「金ほしさ」である。僕がもしこの作家の立場に立たされたらはっきりとこう反論する。
「犯人の反抗に対して私の作品が与えた因果関係を、誘導尋問によらず自白させてほしい。その上でそれが犯人の自分の犯行に対する他への責任転嫁ではという、なんらかの証明をしてほしい。加えて、犯人がもし私の作品に接していなければ犯行に至らなかったどうか。なぜ私の作品に接した多数の人間の中で、”犯人以外の”大多数は犯行に至らなかったのか。それを説明してほしい」
ロリコンものの場合も、一般のポルノの場合も、スプラッタホラーの場合も同じことである。何らかの表現行為に起因して犯罪が起こるというのは空論だ。すべての表現、たとえそれが芸術的に無価値な、便所の落書きのようなものであったとしても許容されなければならない。ただし、見たくない人は見ずにすむという「自由」の上においてだが。そういう意味ではスイッチを押せばどんな画像が出てくるか分からないテレビなどのメディアは、この条件を満たせない。しかし、映画やビデオや出版物はそうではない。パブリックなメディアとパーソナルなメディアを混同されては困る。その上に、異常者の犯罪と表現メディアを対にして考えては困る。そして、もっともっと困るのは、犯罪者とその家族をいっしょくたにして考えられることだろう。それこそ中世の「一連托生」の考え方なのだが、マスコミはそうした前近代的なことを平気でやってのける。今回の宮崎の事件にしても、僕は某誌の「誰も書かなかった真実」なるレポートをみて驚いた。
そこには宮崎のおじいさんの代にわたって家庭内のことが掘り起こしてあったのだ。おじいさんに愛人がいて夫婦仲が悪かっただの、お父さんの性格が「お調子物」だの、etc。そうした家庭環境が犯行の遠因になっていたかのような書き方だが、それはレポーターの大義名分に過ぎない。本質的にはこうした家人のことというのは「ご近所のヒソヒソ話」であって、オフィシャルに出されるものではない。犯罪者の家人だからこそさわってはいけない。殺された子供の親同様、この人たちもいやされようの犠牲者であるからだ。それをじいさんの女関係までさかのぼって掘り返すとはどういう神経なのかと思う。こんな事件のせいで、おたく族もホラーファンも犯人の親族も大迷惑をこうむってるわけだが、少なくともこうしたことだけは宮崎一人のせいではない。人間の中の魔女狩りの古い記憶、「はらい」や「みそぎ」の感覚、ならびに窃視願望がこうした見当違いの弾圧を起こさせるのだ。「時の勢い」というのは恐ろしいものだから一度はずみのついたこうした力は加速度持っていくことも考えられる。ホラーもアニメも誰かさんの総チェックを受けるようなことにになるかもしれない。
人間とはどうしてこう干渉や規制が好きな動物なのだろう。人の楽しみはほうっておけばいい。禁止しても放置しても、犯罪は起こるのだ。
コンセプトは、ニュースなんかで裁判の話が出たときに、そのことをきちんと理解して、
その内容を適切に評価する能力の涵養、です。
「請求が棄却された」という場合と「請求が却下された」という場合があることに気づきます。
また、法廷ドラマでありがちなのが、弁護人が「誘導尋問です!」(ざわざわ・・・)と発語したのに対して、
裁判官が「異議を却下します。」(ぐにゃー)なんていうシーンがあります(刑事の場合。実は民事ではフリーパス)。
先の通り、これは民事手続での話です。
これは、原告が求めている請求がどうなったかという裁判官の終局的な判断、つまり判決の内容なのです。
ちゃんと判決主文に記載される事項です。それぞれ却下判決、棄却判決といいます。
これに対し、請求が通った場合、つまり勝訴した場合は認容判決といいます。
訴訟要件とは、裁判費用を納めていることとか、実際に原告が存在することとかです。
基本的に、備えていて当たり前の、手続き上当然に要求されるモノを欠いている場合です。
一般的な用語法として、「却下」には「問題外」的なイメージがありますが、まさにその通りなのです。
訴訟要件とは、こういう問題外な訴訟を「門前払い」にして裁判所の負担を減らすためにあるのです。
なので通常、こんなアホくさいマヌケな判決はニュースにはなりません。
しかし!! 特別法によって、この訴訟要件が厳しい訴訟があります。第一回に簡単に触れた「行政訴訟」です。
行政事件訴訟法では、行政の運営を円滑にするために、原告となれる資格を絞ったりして問題外な訴訟の範囲を広めているのです。
ですが、問題外の部分が広くなり過ぎると、国民の権利が守られなくなって不当です。
なので行政事件の訴訟要件について解釈をした判決には、それが却下判決であっても注目が集まるのです。
難しい話になるので具体的には述べませんが、興味のある方は「小田急判決」について調べてみてください。
棄却判決は、訴訟要件を満たした上で、請求が成り立っているかどうかの判断にNOを突きつけるものです。
たとえば、金返せという訴訟で、ちゃんと手続は踏んだけど、「そもそもお前貸してねーだろw」という場合です。
請求権そのものが成立しない場合でなくとも、すでに返していた、時効に掛かっているとかの理由でも棄却となります。
要するに、「請求している権利が不存在であったり行使が禁じられていた場合」です(請求に理由がないと表現します)。
一般に言う敗訴判決といったらこれを指す場合が多いです。
500万円の貸し金のうち、200万円はすでに返済されているので、300万円に限って認容します、というようなものです。
この場合は一部勝訴ないし一部敗訴と呼ばれます。
刑事の場合は、マニアックですが、棄却判決は無罪判決、却下判決は免訴・公訴棄却などに対応しそうです。
なお、「上告棄却・却下判決」というのは、ここでいうのとちょっと性質が異なる(しかもややこしい)ので、
項を改めて説明したいと思います。
民事に限らず刑事においても、訴訟に関する裁判官の終局的な判断を判決と言います。
しかしながら、訴訟内においても細かい点で裁判官が判断することがあります。
上記に上げた誘導尋問(刑事)かどうかの判断や、訴訟に補助参加させるか(民事)どうかの判断などです。
これについては、裁判官は「決定」という手続で判断を宣告します(命令ってのもありますが省略)。
基本的には判決の規定が準用されるのですが、いきなり宣告していい、不服申立の手続が異なるなどの細かい違いがあります。
そして、この「決定」についても棄却と却下があるという寸法です。
民事においては、上に述べたことがそのまんま当てはまります。
しかし刑事は問題です。なんと棄却と却下が、「門前払い」か「理由なし」かでごっちゃになってます(!)。
たとえば再審請求について、法令上の方式に違反する場合、却下となりそうなもんですが、決定で棄却することになってます(刑訴446条)。
もちろん、民事のような区別をしているところもあるにはあります。見分けるには、条文を見るしかないです。
誘導尋問の例を振り返ってみましょう。
証拠調べに対する異議申し立てに対する判断は、刑訴規則205条の4以下に規定されています。
それを見ると、民事と同様で異議に理由がないときは棄却、異議が遅延目的など不適法なときは却下とされています。
そうだとすると、ここからは実務の人間でもなんでもない者の一見解ですが、
「適法に異議を述べたが、違法な誘導尋問には当たらない」という場合には、その異議は、
ドラマでよく見られる「却下」ではなく、「棄却」されるべきなのではないかと思われるのですがどうなんでしょう。
テレビ的には、裁判官が強権的なさまを演出するために「却下」と言わせてそうな気がするんですが。
誰か詳しい人いたら教えてください。