はてなキーワード: 朝日訴訟とは
戦後ずっとこの国は成長して来ていて(過去完了型)、そんな時代にそこから取り残された者としての障害者や老人なんかへの福祉が叫ばれた。どんどの豊かになっていく暮らしの中で、まるで戦後バラック生活みたいな悲惨な暮らしをしている人間がいるという事で、国民の理解も得やすかった(朝日訴訟とか)。
翻って、今はどうか?
失われた20年で国民の所得は下がり、しかし福祉はむしろ充実して行った。障害者の主な収入は障害者年金と障害者手当、それに生活保護だけど、これらが所得と比べて落ちてないのは周知の通り。バリアフリーも進み、生活用品の支給なんかも充実している。
要するに、弱者のはずの老人が貰う年金が、若者の収入が落ちまくってるのに変わらないのと同じで、逆転現象が起きてる。そこへ持って来て、決して待遇が良いとは言えない駅員を、コロナ禍のど真ん中に平日旅行としゃれ込んでる障害者が言論でぶん殴ったら何が起きるか?起こるべくして起きた事だと思う。
福祉ってのは経済的繁栄のおこぼれなのに、ゼロ成長で没落しつつある国で福祉だけは事前の計画に沿って(多少の減速はありながら)充実している。要するに、あの重度障害者は、不労所得で食ってる地主や年金付きの官位持ちみたいになってるわけだ。
先天障害はお気の毒だと思うが、ヘルパー派遣・補装具支給・大量の金を突っ込まれて働かずに生きている彼等が「我こそは弱者なり」と誰かを言論でぶん殴るなら、同じ拳が返ってくるくらいは覚悟するのは当たり前だろう(銃で撃たれたりないだけ日本は平和だ)。
エレベータ設置にせよ人員手当にせよ、「お前にかかった金はどこから出てると思ってる?」ってのは、給料の数割を社会保証の名のもとにふんだくられてる貧乏人から出る言葉としては、一番穏当な部類だろう。
まあそもそも、各種の「活動」で矢面に立った人間(だいたいは医療関係者と行政関係者、あとたかられる企業)はあの手の活動家や団体を大っ嫌いになるので、今までたまったもんが吹き出してるって面もあると思うけどね。
外交画面もチェックせずに戦争始めて大同盟に包囲されたようなもんで、良く言って「当てが外れて残念でしたね」悪く言えば「ざまあ」としか思えませんわ。
傍論は傍論だし、そもそも主流ですらないし、仮に主流だったとしてもそのロジックに頼る必要も無い。反論の材料は他にいくらでもある。
確か今日、枝野行政刷新相がおあつらえ向きな発言してるよな。「傍論といえども最高裁の見解なのは間違いない。」ってさ。
むしろ賛成派の方が、反論しやすい「傍論」にこだわってるように見えるが。
最高裁が全員一致の法廷意見で示しているから、法的拘束力はなくても、事実上の先例としての価値がある。
傍論であっても、朝日訴訟のように、リーディングケースとして確立した判例となっているものもある。
自説に有利な難民とか亡命者とかレアケースばかり持ち出されてもな。永住外国人の過半は在日韓国・朝鮮人と在日中国人だよ。前者は減少傾向だが後者は毎年一万人のペースで増え続けてる。議論の主軸とすべきが彼らである事は明白だろう。
永住外国人は、善良で担税力もあって国益に合致してるのだから、そもそも警戒する対象にする必要がない。
賛成派が持ち出している「地方参政権なら認めてる国はいっぱいある」の通り、既に中国人は世界各地で大勢参政権を獲得している。にもかかわらず、建国から半世紀経ってもあの国はあんな現状なのだからなにをか況んや。
そりゃ、その国に根付いて、帰国しないからじゃないの?
別に本国へ帰る必要がなくなれば、本国の言うことだって聞く必要もないだろうに。
つかね、「啓蒙してやる」って発想が彼らを下に見ている何よりの証拠。米が良く育つ土地もあれば小麦が良く育つ土地もあるように、政治体制なんてのはその国毎に適したものが違う。彼らに余計な思想を植え付ける必要もないし、彼らの思想をことさらにありがたがる必要もない。
つーか、「啓蒙してやる」って表現が上から目線って、どれだけ劣等感抱いてるんだよ。
知らない人間に教えないままでいるってことの方が、ひどいんじゃないのか?
少なくとも今の法相よりは確実に信用出来るが、それが何か。
永住資格の取得要件くらい知っておけってことだよ。
お前さんは、自分が外国人だったとして、日本の国益に合致する存在であり、それを法相に認めさせることができるという自負でもあるか?
なんというか、
「こんないい方法があるなんて!オレも救ってもらおう!」ってことじゃなくて、
「アイツはズルい」って発想なんだよね。
どうしてこうなってしまうのかね、国民性かな。
まぁきっと「朝日訴訟には励まされた。私もそうしようと思います」みたいな人も大勢いると思うけど。
ただ、悪意は目につきやすいというか、悪目立ちするよね。
横から。
あんま関係ないけど、憲法で保障されているところの「健康で文化的な最低限度の生活」で争った、いわゆる朝日訴訟(有名だからみんな知ってるよな?)について。
肌着2年で1着、パンツ年1枚、下駄1足、理髪料年12回、ちり紙年12束といったものだったんだけど、
ソース:
http://www13.plala.or.jp/tokyosocialwork/0605.pdf
それが十分だったかといった議論はひとまずさておいて、それに対する投書がこれね。
資料(17)朝日さんへの投書泣いて働く者より『岡山日雇下水組』
一人の同情の声ない我々は、くる日もくる日も、町の下水掃除や、便所のくみ取りを1日中し
てわずか200円。雨天の日は仕事がなく一円にもならない。
糞のしまつをして、生活のドン底、君は我々の血の出る税金を受け、玉子代が不足とか、真
に世の中を知らぬもほどがある。
日々汗と力で命をかけて働いている者を考えよ。天の”ばち”が不治の病を与えたのだ。
http://www.city.takayama.gifu.jp/ga/taka-boe/sidouan/chuu/matukura/matukura18-3syakai%20(5).pdf
日本って変わらねーなー、と。