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2014-05-16

モノがあふれる時代商品開発とは

メモ内容

日経エンターテイメント編集委員品田英雄さん曰く

現代のヒット作りのヒントは3つある。

①所有から参加へ

②いつもから今だけへ

③誰にでもから私だけへ

日本企業は、ていねいな仕事や絶え間ない改善で、世界で評価されるヒット商品を生み出してきた。

しかし残念なことに、21世紀は誠実なモノ作りだけでは、人々の支持が得られない時代になってしまった。

モノがあふれる時代需要より供給が上回り、いくら市場調査しても人々のニーズは見えにくくなった。

このため企業は調査と開発に時間をかけるよりも、とにかく作って市場に出す傾向を強めている。

そうすれば市場がすぐに判断してくれるからだ。

そんな使い捨て時代のヒット作りがエンターテイメント世界にある。

AKB48インターネット音楽が手に入り時代に、CD販売の新記録を作った。

そのCDには下記3つの価値がある。

握手会へ参加できる

②今購入すると特典が付く

③買った私だけが総選挙投票できる

この新しい価値を作ったからこそAKB48は大ヒット商品に育った。ここに今後の成長事業を生み出すヒントがある。

日経BPコンシューマプロジューサー渡辺和博さん曰く

現在は景気が悪い時期に共通する「安さ」や「健康志向」、さらには倹約自粛などから脱出模索する

ちょっとプレミアム」なものや「技術機能開発」によって拓かれた新しい市場商品などが交錯するタイミングにある。

この先、どのようなものがヒットし、それをどのようにして仕掛けていけばいいのか。

新興国の拡大市場では従来からある「品質価格納期(QCD)」の追求が、まだ効果的かも知れない。

しかし、衣食足りた成熟社会においては、より顧客エモーショナル(感情的)なつながりを感じさせる商品がヒットするようになる。

商品の背後にあるストーリー共感して消費者がモノやサービスを選択し、さらソーシャル化したネットワークを通じて

互いに影響を与えあう構造が生まれている。

消費者自分ライフスタイルにあったものを選べる時代に生きている。

メーカー押し付け価値ではなく「自分のことを分かってくれているか」という共感を、モノやサービスに求めている。


ま、そういう理屈が分かっても、ヒットする商品開発は難しいんだよね。

 
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