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2009-02-25

1980年代:基礎研究に走った日本企業欧米大学ベンチャー主体に

http://anond.hatelabo.jp/20090225123751

電子産業史】

 1980年代を私は本誌編集長として過ごした。当時と現在とで,1980年代に対する私の見方は大きく違う。当時を振り返るとき,「なぜ気付かなかったのだろう」の思いを禁じ得ない。

 例えば1980年代欧米企業研究開発方針は大きく転換した。要約すれば「中央研究所の時代から産学連携の時代へ」である。

 西洋社会伝統では長いこと,「知」と「技術産業」は分断されていた。大学産業界の距離は,西洋世界でこそ遠かった。それが1980年ごろから様子が変わる。「新産業を生み出すのも,新しい雇用を創出するのも,大学であり,大学仕事に基づくベンチャー企業であり,それを起こす企業家だ」。世界中でこう期待し始めたのである。今にして思えば,それは,ほとんど革命大学革命と呼ばれる)だった。

 伝統大学人の強い抵抗と社会的な摩擦を伴いながら,この革命は進行した。歴史的に大きな転換であるだけに,痛みもまた激しかったようである。欧米におけるこの革命について,日本の産学官もマスコミも鈍感だった。私も例外ではない。なぜ鈍感だったのか,自省を込めて考え続けたい。

 大学革命の波が日本に及ぶのは遅かった。確かに21世紀初頭の現在は,日本でも産学連携大学発ベンチャーへの期待が,産学官挙げての大合唱となっている。その点,世界の他地域と大差ない。しかし日本では途中経過が違う。1980年代後半のバブル経済華やかなりしころ,日本を基礎研究ブームが覆う。「キャッチアップは終わった,さあ,これからは基礎研究だ」。

 背景にはリニアモデルがあった。「基礎→応用→開発」=「研究→開発→生産」=「科学技術産業」。この順序で事が起こるとする。そしてこの順序の上流ほど偉いとする。欧米でようやくこれが終わろうとするとき,バブル日本では逆に燃え盛ってしまった。国立研究所産業界も,産業的な価値を無視するかのように基礎研究に力を入れようとした。

 おごった産業界はうそぶいた。「大学頼むに足らず。ノーベル賞会社が取る」。中央研究所の縮小に走る欧米企業は,このとき反面教師だった。「研究から手を抜くようになっては,欧米一流企業おしまいだね。これからは日本企業の時代だよ」。折から「経済一流,政治三流」と,まことしやかに唱えられていた。

 確かに1980年代末に日本経済は空前の繁栄を謳歌する。しかし今振り返ると,周回遅れを先頭と誤解していた節がある。日本バブルを謳歌していたころは,世界の大転換期である。この時期世界は次の時代の生みの苦しみにあえいでいた。そのため工業生産を一時弱体化させる。同じとき,工業生産に特化した古い構造日本は温存し,転換に加わらなかった。それ故大きな利益を上げる。そういうことではなかったか。

 おごれるもの久しからず。バブル崩壊とともに基礎研究ブームも泡と消え,それどころか研究所そのものの縮小・再編に日本企業も励むに至る。再び欧米が教師となる。そして欧米がこの四半世紀,血みどろの努力の果てに,大学産業価値の源泉に位置付けていたことを,ようやく知る。こうして1990年代後半から日本でも,産学関係の再構築と大学改革が始まる。

 「日本株会社」批判と並んで欧米からの批判がもう一つあった。「基礎研究ただ乗り」批判である。「日本産業は繁栄している。ということは科学,すなわち基礎研究の成果がなければならない。ところが日本では基礎研究には見るべきほどのものがない。よそで達成された基礎研究成果にただ乗りして,日本産業的繁栄を実現しているに違いない」。

 ばかげた批判である。基礎研究の直接の応用とはいえない産業技術など,山ほどある。しかし,時の通産省貿易摩擦への対応に苦慮していた。「ただ乗り論」を受け入れて基礎研究を強化する道を選ぶ。傘下の工業技術院に属する研究所に対して,基礎研究を強化するよう,ほとんど強制する。

 やがてバブルが来る。産業界研究開発投資も急拡大した。拡大の方向は基礎研究である。日本の外で中央研究所の縮小と産学連携が進行しているさなか,日本企業は基礎研究を拡大する。

 背景にあったのは,繰り返すが「キャッチアップは終わった。これからは基礎研究だ」という認識である。研究者大学人・官庁科学技術政策担当者にとって,この認識は快いものだったのだろう。「科学技術産業」の流れの上流を担うところほど「偉い」という思いを,日本研究コミュニティーも共有していた。それは,ヨーロッパに対して後進国だった時代の米国研究者の思いと同様である。

 皮肉にも同じ時期に,米国産業界は,基礎研究や中央研究所経済効果を疑い,研究開発投資の方向を事業密着型に変える。基礎シフトという1980年代日本の政策は,欧米とは逆方向を向いていた。

2009-02-22

http://anond.hatelabo.jp/20090222141451

プルデンシャルやマニュライフソニー生命あたりの商品は、掛け捨てメイン日本古来の伝統生命保険とは全然違うよ。

資産形成の一環であって、理論値では資産運用の三分の一は保険であるべきというのが常識

2009-02-18

中国にも見抜かれてる(笑)

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20090218-462210.html

第一財経日報は、東京発の記事で自民党内の批判などを伝えた上で日本金融危機にあって伝統的な集団主義精神を発揮できずに足の引っ張りあいをし、衰退の兆候を示している」と分析した。(共同)

ほんと「足の引っ張りあい」なんだよな。

2009-02-14

http://anond.hatelabo.jp/20090214192228

それはアニメに限ったことじゃないと思う。

古都に住んでると伝統とやらに固執する人や観光業者が躍起になって景観と干渉しようとするのでうんざり

そういう人にとってはオナニーや商売のネタなんだろうがこっちにとってはただの住処。

http://anond.hatelabo.jp/20090214053710

違う違う。たんに日本に「演説」の伝統がないだけなんだよ。

ヨーロッパにはローマ以来の伝統があるから、もともとラテン語古典を物真似したんだ。シェイクスピア歴史劇で登場人物が演説しだすと、見てた貴族ラテン語でぶつぶついいだしたんだって。子供の時に勉強したやつを、大人になっても覚えてるんだね。それにヨーロッパの所詮片田舎英語なんてものはかっこいいんじゃなくて、むしろダサダサの言語だったのさ。

だから、言葉がカッコイイとかじゃなくて、田舎っぺのイギリス人の、さらに落ちこぼれかつニート連中の子孫が、大昔の真似して権威づけてるだけなんだよ。本当はね。

日本に「演説」という言葉が輸入されたのは明治になってから。speechってなにかが分らなかった。似たようなもので、坊さんが道端で仏教の教えを説いていくのに似てるなあって、その延長線で理解されたりしたくらい。それくらい、speechってなにか分からなかった。それくらい、文化の違うものだから、アメリカのほうはゲタをはかせてもらってるわけ。日本のほうは履けそうな下駄がない。

ま、でも、もうそろそろ名演説が出てきてもよさそうなものだけどね。小泉さん郵政解散演説くらいではなあ。政治家はもっと演説が上手にならなきゃいけないね。

2009-02-13

台北故宮博物院」の宝物の一部を北京紫禁城」に交換展示か

  中台の文化交流というが、パンダ外交と寸毫も変わらないのでは?

 台湾へ行くと、日本人が真っ先に見学に行くのは故宮博物院だ。

中国五千年の歴史と文化の粋がまとまって展示されている(昨師走、玄関の看板をみたら「中華八千年」と誇示されていて、その隣は法輪功の座り込みデモがあったが)。

 陶器水墨画、壺、鼎、宝飾品など。一日見ていても飽きない。

 言うまでもなく、蒋介石中華民国の正統な権力継承を象徴する「三種の神器」として、中華伝統の宝物を夥しく軍艦に載せて、兵隊よりも大切に台湾へ運んだ。

台北に鎮座まします数万点の宝物は、換言すれば中国大陸のもの、独立主権国家台湾としてはありがた迷惑でもある。台湾には独自の文化と伝統と習俗がある。

 独立派のひとたちは「あんなもの、北京へ返せ」と言っている。

 そして故宮博物院の宝物の一部が北京で展示されることになりそうである。

 14日に故宮博物院の周館長を団長に三日間の日程で北京へ赴き「交換展示」の詳細を協議するという(『台北タイムズ』、2月13日付け)。

北京がつけてきそうな条件は「以後、台湾故宮博物院を『台湾故宮』と改称せよ、と言われるかも」。

同館スポークスマンの蘇俊賓は「威厳と公平のもとに交渉する」と言っている。

 北京紫禁城故宮博物院は十月に「清朝文物展示」を予定している。

2009-02-11

アフガニスタン麻薬汚職による「カルザイ汚泥」

  米国はカルザイ大統領排除に密かに動き出した様子

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 アフガニスタン攻略の当初、米国が引っ張り出してきたのがカルザイだった。

国連大使アフガニスタン外務次官の顔を持つカルザイは、民族衣装をまとい、米国の代理人のごとく、或いは自由民主の使者、大げさに言えば“希望の星”として世界政治に登場した。

 カルザイをこの日のために育ててきたのはCIA筋と言って良いかもしれない。

 米国事実上亡命時代、カルザイはカリフォルニアメジャーユノカル」の顧問として食いつなぎ、しかもユノカルは当時、トルクメニスタンのガスをアフガニスタンを経由してパキスタンの港までパイプラインを敷設するプロジェクトを進めていた。

カルザイ政権誕生するや、このプロジェクトはすぐに成立、参加国の署名式をすませた。

そして、この1580キロのガス運搬ルートに着目し、ユノカルへの買収をかけたのが中国CNOOC中国海洋石油)だった。

ブッシュ政権はCNOOCによるユノカル買収を回避させるため、コノコと合併させた。

しかし、ブッシュ大統領が簡単に制圧できると考えたアフガニスタンは泥沼だった。

嘗て英軍はアフガン征伐に向い、殲滅され、ロシアアフガンで失敗した。アフガニスタンは強悍な部族が伝統的に収めてきた土地である。

アルカィーダをテロリストと決めつけた米軍911直後から大規模な空爆

米軍制空権の下で北部同盟マスード派)とウズベキスタンに逃げていた部族(ドスタム将軍)との連合タリバンを南へ追いやった。

イラン寄りのヘクマチアルは下野した。

そしてカルザイ政権が成立し、まがりなりの七年間が経過した。

▲カルザイ政権の腐敗は目を覆いたくなる

「より良い状況が、カルザイ治世下で、単に「よい」だけの状態となり、それがやや悪くなり、より悪くなり、いまや最悪の状況が現出した」(アブドラ元外相)。

NATO米軍は数万の軍隊を投入したが、タリバンは逆に勢力を回復した。連合軍はかろうじてカブールの治安を掌握しているに過ぎず、西側の援助は、いったい何処へ消えたのか?

麻薬は撲滅されず、アフガン政府軍は弱体、警察は役に立たず、そしてカルザイ政権の腐敗は目に余るようになった。

バイデン上院議員(現副大統領)は昨年、カブールを訪問した際に大統領官邸大理石を敷き詰めた宮殿のようなダイニングルームに招かれ、ほかの二人の米国上院議員らと食事を執った。

バイデンは「汚職はなんとかならないのか」とカルザイを問い詰めた。カルザイは答えた。

「我が国に汚職はない。政治家は皆、清廉である」。

バイデンら三人の上院議員ナプキンを投げすて「食事会は終わった」と45分で席を蹴った。爾来、この政治家のカルザイへの不信感、不快感は根強く、これはヒラリーに伝播している。

ヒラリーはいまや国務長官。「あの国は麻薬に汚染されている」と発言している。

オバマ大統領も「カルザイは信頼出来ないし、かれのやっている統治は効果をあげていない」と発言している(この三人の発言はIHI,3月10日付け)。

カルザイは、しかし「米国傀儡」を離れて独自の道を歩もうとしているのではないのか。

どの国にも独立自尊精神はあるだろう。あれほど米国傀儡として登場し、西側をこまめに回ってカネをかき集めながら、カブールの治安もままならない境遇に陥れたのも、カルザイの無能によるものではあるが、カルザイ一人の責任ではなく、これはたぶんアフガニスタンの民が内包する長老支配という「伝統」の所為ではないか。

カルザイの任期は五月まで。もちろんカルザイは再選を目指し選挙準備に余念がない。

アブドラ元外相とアシュラフ・ガニ元財務相5月20日大統領選挙に対抗馬として立候補する。

▲「デモクラシー」とは投票箱主義のこと

デモクラシー」なるものはイスラム世界では適応が難しい。その通用しにくいシステムを維持し、それが民主化だというポーズを維持して西側の援助をさらに期待する。それ以外、この国におけるまつりごとは成立しまい。

だからオバマ政権ブッシュとの違いを見せるため、ブッシュが肩入れしすぎたカルザイを、[CHANGE]しようとたくらんでいるわけである。

ウィリアムウッズカブール米国大使は言う。

「カルザイ政権はよくやっている。タリバン政権下ではふたつしかなかった大学が17に増え、600万の子供学校へ通い、女性学校へ行けるようになり、当時なかった軍と警察をカルザイ政権は保持している。」

だが、首都カブールを離れると、アフガニスタンは「タリバニスタン」である。

 オバマ政権アフガニスタンへ三万二千の増派を予定している。

 嘗てバングラデシュ独立戦争で、突如「英雄」として登場したラーマン大統領は直後から一族の腐敗が絶えず、一年か貳年後に、暗殺された。

 なぜかカルザイの不評を聞いて、そのことを思いだした。

2009-02-10

http://anond.hatelabo.jp/20090210224105

俺も別増田なんだけど

これは、実際の話だと、伝統だけじゃないとか、生息数に大きな影響を与えないように捕鯨するとか、色々な答え方があると思うけど、

例え話なので、真向勝負の答をだせば、「伝統の方が大事だから」になるだろう。

「鯨があなたたちに効用を与えるとしても、伝統が存続するなら伝統の方が尊い。伝統が私たちに与えてくれる効用が大きいもの。」

という、お互いの主観による判断がぶつかるって事になる。

日本人的には、鯨の効用ってどれほどなの?って思うが、相手にとってみれば、鯨を殺す伝統ってどれほどなの?って事になるだろう。

同様に、ポチってどれほどなの?に対して100人の子どもってどれほどなの?って話。

あと、関連性の話もある。

「犬を助けると、本当に100人死ぬの?」

他にも、代替可能性。

「代わりに猫を愛でた方が効用が大きいよ」

優先順位

「鯨よりもアザラシの方が重要でしょう」

と、主観ではなんとでも言えるので、政治の話になる。

http://anond.hatelabo.jp/20090210223143

元増田じゃないけど

日本人伝統として行ってきたことでも、鯨が助かるなら鯨の方が尊い。鯨が私たちに与えてくれる効用が大きいもの。」

と誰かが主張したら賛成するの?

あなたはそれにどうやって反対するの?

「あなたを助けることが私にとって何の利益があるのですか?」

と質問されたら何と答えるの?

あなたはそれにうまく答えて助けさせることができるの?

2009-02-09

猛烈な勢いで中国から資金が逃亡している、とNYタイムズ報道

  2400億ドルが中国を脱出、香港では5キャラ、6キャラ宝石がブーム

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 華北の小麦地帯を襲っている冷害、大雪。作物に悪影響がでている。

 同様に不気味な現象は中国からの大規模な資金逃亡。NYタイムズが「08年第四四半期、広義に中国ら流失した資金は2400億ドルであり、投資家が将来の中国の安定に不安を抱いたのが主因」と報じた(『多維新聞網』、2月6日付けより重引)。 

 歴史的に見ても金持ち海外逃避、とくに資産海外移転させるのは中国伝統であり、とくに驚くには値しない。

 蒋介石独裁時代に孔家などが経営した銀行から、当時の外貨で300億ドルが米国へ逃げ出していた。だから蒋介石の発行した通貨はまるで信任を得られなかった。

過去十年間は中国経済のブームに便乗して、不動産株式そして人民元投機資金がうなりを上げて投入されてきた。これは賄賂など不正収入香港経由でバミューダタックスヘブンに送り、中国へ『環流』させる巧妙な手口が廣く用いられ、さらにブームに乗り遅れまいとする在米華僑亜細亜華僑からのカネが勢いをつけて中国に流入した。これらを「熱銭」と言った。

 その流れが明瞭に逆転したのだ。

 上海企業米国企業社債を購入するかたちで米国へ資金を流し出している。

 香港金持ちではなく、大陸から人民元を大量に抱え込んだ『買い物客』が香港の宝飾店を訪れ「一番高いやつ」「一番大きな宝石」「高そうな色石」を狙う。5キャラット宝石、6伽ラットイヤリングなど、飛ぶように売れると香港最大の宝石店チェーン「景福宝飾店」。

 合法的にドル換金ができないカネはそうやって換物投機される。

 人民日報(2月6日付け)によれば、馬建堂・国家統計局長は「中国統計データは正確であり、そもそも10万人もの職員が日夜、正確なデータを収拾し分析し、修正作業をしている。(07年GDP統計が11・9%から二年後に13%に上方修正されたが)速報値がずれるのは国際的に共通であり、わが統計は信頼に値する」と述べたそうな。

 しかし中国銀行の想定でも、1200億ドルから1500億ドルが中国から海外へ流失した可能性がある、と報告しており、ストーンマッカーシー研究所によれば200億ドルから1400億ドルの流失。

 確かに第四四半期、中国外貨準備高の増加率は74%の急減で、04年以来最低の水準を記録している。

2009-02-07

困ったなあと思っている

義姉と同居している。いや、正確にはしていた。

夫は16歳年上で、義姉はさらに12歳年上なんで、私から見たら28歳も上。日本の古き良き伝統に従って、「年長者」として、それなりに丁重にもてなしてきた。「留守番掃除もしない。私が家事やるならお金もらうわよ」と言うので、家事の負担は何もさせず、義姉宛の荷物を部屋まで届け、お客を取り次ぎ、町内会の付き合いやら、ゴミ置き場の掃除当番やら、黙ってやってきた。

だけど、義姉から返ってきたのは、嫌みと嫌がらせ子供が泣いていれば寄ってきて「泣いてやんの、バーカ」とののしる家庭菜園を作っていれば「虫が沸いてるじゃないの」と収穫期の小松菜殺虫剤をかける。水音に驚いて飛び起きてみれば、夫が下から窓にホースで水を当て、義姉が窓ガラスを拭いていた。場所は夫婦の寝室だ。そのときばかりは「夫婦の寝室に勝手に入り込んで何やってるんですかっ」と怒鳴りつけてやった。反省するかと思えば、その後、寝室の写真を撮って雑誌に送っていたことが判明した。義姉は「猫がベッドに乗っている写真だ」と言ってわるびれもしない。

実は、夫は二度目の結婚である。前の結婚のときの話を先妻さんに聞いたのだが、休みたびに「義姉のところに行く」といって夫が出かけていくのが嫌だったそうだ。そりゃ、新婚早々休みたびに夫がいなくなったら、誰だって寂しがるだろう。夫の父親は夫が15歳のときに、夫の母親は夫が29歳の時に亡くなっている。それから、夫と義姉はたった2人の兄弟として都会の片隅で助け合ってきたのだ。義姉と夫の結託が強いのはしかたない。本当に本当に嫌な奴だけど義姉も込みで夫と付き合おうと、義姉の仕打ちに我慢してきた。

ところが、夫が不治の病におかされた。余命6カ月だという。入院したら主治医先生が病状について説明してくれるという。もちろん、義姉を誘った。さぞや、弟の心配をしているだろうと思った。返事は「ガンなんでしょ? 父も母もガンだったから、わかってるからいいわ。嫌なこと聞きたくないの」と言い放って来なかった。「それより、海外旅行の予約があるのよ。キャンセルもったいないから行くわ」と言う。「あの、半年と言われて入院して、3日で亡くなった人もいるんですよ? ご旅行にいかれてる間に亡くなることもありますよ」「旅行先に連絡されても、どうせ告別式に間に合うようには帰って来られないから、旅行が終わるまで死んでも知らせないでね」「死んで、葬式して、お骨になってしまってていいんですか」「いいわよ」というわけで、義姉は旅行に出発した。まあ、その後もいろいろあったのだけど。キリがないので。

夫は結局4カ月入院した。私は夫の側を離れる気になれず、出来るだけ側にいた。義姉は1時間ほどのお見舞いを7回していった。

夫が亡くなってから、しみじみ義姉と同居なんかするんじゃなかったと思った。出て行けと言ったのだが話し合いに応じないというので、弁護士を雇って家庭裁判所に持ち込んでもらった。さすがに裁判所の呼び出しには応じたし、他人が入るとあまり無茶なことも言わないので、そのまま話を進め、元々玄関と廊下だけ共有の2世帯住宅だったのを、完全分離してもらうということで双方合意となった。

ところが、どうも義姉は「完全分離」の意味がわかっていないようだ。あと5日で工事が終了し分離するというのに、まだ、こちらのスペースに義姉の物が転がっている。今まで義姉は何か気にいらないことがあると嫌がらせをしてきた。コンポスターのふたを隠したり、猫をいじめたり。義姉に文句を言えば、今度は夫にお鉢が回り「おまえ、ちょっと我慢してくれ」という話になるのが嫌で、嫌がらせに対しては目をつぶってきた。どうも、義姉は私が文句を言わない理由を勘違いしているらしい。嫌がらせをされるのが嫌だから、仕返ししないのではない。お鉢を回される夫が気の毒だったからだ。もう、夫はいない。いくらでも仕返しできる。

先日、一周忌をやった。義姉も呼んだ。おだやかにイベントが終わろうとしたとき、私のいとこが夫の病状について質問してきた。亡くなったばかりのときは、こちらもいろいろと緊張していて、あまりしっとりとした話はしなかったので、詳しく説明しようとした。その瞬間、義姉が口を挟んできた「私の主治医に弟の病状話したところ、○○という病気だって。いっぺんでわかってくれましたよ」と。

あんた、病状の説明、聞きに来なかったじゃないか。弟の病気に関心持たなかったじゃないか。私にとって大事なものをどれだけ踏みにじれば気が済むんだ。

いや、わかってる。あんたはキレイなことがしたいだけだ。「主治医先生に病状を聞きに行く」という「嫌なこと」はしないけど、遺族として「親戚に病状の説明をする」という「楽しいこと」はしたいんだよね。

だけど、義姉がこういう態度を取るたびに、豆腐の角で頭ぶつけて死んでーーと思う。

このおちゃらけ女に、私の大事な物を踏みつけさせない手段はないだろうか? やはり、豆腐の角……。

2009-02-05

Ph.D.の話がDr全体の話にずれてる

# pollyanna pollyanna 研究, お仕事 Ph. Dが求められるアカデミア外のポジションは、USにはもとからあったのでしょうか。日本ではそのようなポジションが不足していると言われていますが、日本博士達自身がかちとっていけるものなのか気になります。 2009/02/05 CommentsAdd Star

# Britty Britty あとでよむ id:pollyanna 米国はしりませんが西欧では伝統的学部(法医神、文はDを本来出さない)のDは本来卒業後の就職資格のようなもの、Dr.の居場所がアカデミアのなかにしかないのは日本の特殊性と考えたほうがよろしいのでは 2009/02/05 CommentsAdd Star

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/kaz_ataka/20090204/1233758198

就職資格の法医神は法務博士J.D.医学博士M.D.神学博士Th.D.であってPh.D.ではありません。

職業資格ではないでないアカデミアな世界の文が出すようになったDがPh.D.

アメリカでもJ.D.のロー・スクールやM.D.のメディカル・スクールプロフェッショナルスクールであって、就職資格コースです。

日本と違い学部レベルでは法学部医学部がありません。

日本では、医師国家試験受験資格は学部卒業が要件で博士は必要ありませんが、法務博士については新司法試験受験資格になっていますので、日本でDr.の居場所がアカデミアの中にしかないというのは過去の話ですね。

2009-02-03

昨今の相撲報道で思ったたった一つのこと

「タテマエ重視の世の中は恐ろしい」

別に麻薬やったくらいでそんな大騒ぎする事か?

世界を導く立場のアメリカ大統領でも昔やってたと自分で言ってるんだぜ。

相撲取りに限らず世の中にゃそんな人もいるでしょ。

もちろん、法律は守らなきゃならんとは思う。

だから、「麻薬やりました、すみません」→「罪償う」→「次の日から相撲取る」でいいじゃん。

何を解雇だ除名だって騒いでんの。面白い見世物をしてくれりゃ、強けりゃそれでいいよ。

だいたい、相撲ってそんな神聖なものなの?

モグリ相撲ファンでも、昔は「勝敗」に加えて「預かり」ってのがあったって知ってるよ。

ちょっと解説すると、昔(江戸時代)は相撲取りは有力大名のお抱えだったので、

お家の面目を保つため、負けを行事が預かった事にして、なかった事にしてたのよ。

肝心の勝敗でさえ、このナアナアっぷり。

こんな灰色文化で育まれたのが大相撲なんじゃないの?

そういえば、最近でも張り手が強烈な旭道山に対して協会が自粛要請したこともあったような...

張り手が強い力士はそれを生かせば良いのにね。得意技取り上げてどうするの?

(ただし、旭道山は張り手用に硬いテーピングしててアンフェアとか議論もあった気がしたけど)

結局これもナアナアでここら辺までならOKって感じで解決したんじゃないの?

結論!!!正々堂々とはほど遠い世界ですな。

だったら、相撲健全化しようという動きのほうが長年の伝統・文化に逆らってるんじゃないの?

マスコミナンチャラ防止委員会も皆よってたかって日本文化を壊そうとしているわけ。

所詮見世物横綱が土俵でガッツポーズしたって、面白ければそれでいいじゃん。

回りくどくなったけど、結局、今の日本はタテマエを重視しすぎる。

世の中、大人はタテマエを語らなきゃならないけど、結局はホンネで動いてきたし、これからもそうだと思う。

パレスチナの問題だって、金融業界のトップが巨額のボーナスを得ていた問題だって、

タテマエでは、対話で平和を築いた方が良いし、一連の問題の責任を取る姿勢を取るべきでしょ。

理想論を語るのは大事だけど、現実はまったくそうはならない。

ちっちゃい頃習った、誰にでも平等にチャンスがあるとか糞くらえ。

格差は埋まらない、争いはなくならない、豊かになるためには犠牲が必要、ただイケ。

タテマエだけで、現実と、世界と、対峙したら絶対損するって。

中国とか韓国とか驚くほどホンネに素直じゃない。

マスコミが、世論が好きなタテマエの理路整然とした話の裏で、一部の人アッカンベーをしてますよって話。

そんな奴らとうまくやっていくためにこそナアナア世界重要だと、

そして、今の日本の繁栄を見ると今までのナアナア世界って悪くないんじゃねって思う深夜3時です。

2009-02-02

職場猥談がつらい

今の部署に異動してきて数ヶ月、職場猥談がつらい。

この部署はいわゆる男性職場で、今は女は自分だけ。過去にも女性がいたことはあるものの、比率は常に一割以下だったよう。そんな環境伝統的になのかもしれないが、職場では勤務時間中にごく普通猥談がされる。

昨夜のAVの話だとか、好きな体位だとか、アイツのセックスはきっとこうだとか、生々しい内容だ。

業務ソフトの起動音を女性のあえぎ声にして大喜びしたり、タラコおにぎり卵子だ卑猥だと騒ぎ立てたり、社内メール縦読みで性器を入れようとしたり、そんな小学生っぽいものも多い。

話に混ぜられたらやっかいだなと思い、最初はそれらの話を聞こえないように仕事をしていたのだけれど、すぐに私にも話題を振ってくるようになった。

「で、増田さんはどんなふうにオナニーするの?」

純粋に驚いた。このハラスメントやらコンプライアンスやらうるさい世の中で、本当にこんなこと言う人たちが存在していたことに。しかも彼らは30歳前後の人たちだ。猥談が好きなのはもっと上の世代だとばがり思っていた。

驚きのあまり、思わず笑ってしまった。ひきつった半笑いで「いいから仕事してくださいよー」と返した。

これが大失敗だった。

彼らは私のこの態度で「増田猥談OK!」と思ったらしく、以後躊躇なくそういった話を振ってくるようになった。

私は自分の性生活やら性癖を人に話す気はさらさらないし、そんな話は飲み屋でやってくれと思う。しかし彼らは就業中のコミュニケーションとして猥談を使う。前述のような話が頭上を飛び交うのはストレスだ。自分に話が向けられて、答えを期待したニヤニヤな視線を投げられるのはさらにきつい。

深夜作業の翌日は、「昨日は増田さんが誘ってきて大変だったよ」

一同笑う。有り得ない話だから冗談として面白いのだろうが、ネタにされている自分は謎の吐き気を感じている。

髪を切った次の日は、増田さんを見て Aくんが勃起しっぱなしだよ」

Aくんはそういう話に加わらないおとなしい人。彼に対しても思いっきハラスメントではないか?

でも自分と彼らとはこの先もうまくやっていかなければいけない。チーム仕事なので男性陣との間に変な壁を作れば自分不利益になる。「これだから女は…」なんて疎まれたら、仕事が回ってこなくなるかもしれない。

そう思うと「やめてください」をはっきり言うことができず、ここまでずるずるきてしまった。

頭が痛い。私は何をしに異動してきたんだっけ。猥談のタネを提供しにきたわけではなかったはず…。

何とかしたいとハラスメント関係の本やWebを見ると、「まずはきっぱり拒絶を表現しましょう。それでも止まない時は…」とばかりで、一番知りたい「拒絶の仕方」が書いていない。

猥談日常コミュニケーションにしている集団の中で、人間関係を大きく壊すことなく猥談拒絶の意思を伝えるには、どういう言葉・態度をとればいいんだろう。わからない…。

最初の対応を間違った自分が悪いのは重々わかっているのだけれど、なんとかリカバリできないものか。

今日猥談と笑い声。いつ自分に矛先が向く?そのとき何て反応するのが正解?悩む。怖い。怖い。何やってるんだろう。

2009-02-01

http://anond.hatelabo.jp/20090201132617

まあそもそも歴代横綱でほんとうに品格あったの何人いたよ、って調べるとほんとドルジがかわいそうになってくる。

ドルジはあれでも歴史的にみればかなり品行方正なほうよ?

法には触れてないし。

ないから余計に求められちゃうんだろうね、「品格」だの「伝統」だのって。

2009-01-30

http://anond.hatelabo.jp/20090130014910

そもそも母親がどうして「家を継ぐ」者が必要だと考えているのか判らないことには、増田が「家を継」いだとしても問題は解決しないような。

増田が養子縁組することで両親が決定的に不仲になることも考えられる。

さらに、「家を継」いでしまったならば、増田名字を変えるような結婚を望めなくなる。一人っ子との結婚は諦めないとな。

養子縁組すれば、増田は養親の遺産を相続できる反面、養親を扶養する義務も生じる。「家」自体には今日法的意味はない。

血統が残っている以上、「家を継ぐ」が血統の維持を意味しないことは明らかなんだが、そうすると養子になるのは増田でなくても良いのかもしれない。遺産目当ての適当な男を見繕って養子にしたてて、相続したら後は連絡しないとか。

父母両者の顔を立てるなら、増田結婚相手候補を養子に入れさせた上で増田入籍するとか考えたけど、そんなめんどくさいことを飲んでくれる奴はそういるまい。

ともあれ、戦後になってもまだ家とか言ってるのはちゃんちゃらおかしいし、明治維新前であれば庶民如きが家がどうのと騒いでるのはやっぱりちゃんちゃらおかしい。日本脱亜入欧と騒いでいた時期に作られた珍妙な「伝統」に縛られるのは胸くそ悪い。明治の奴らがどれだけ日本の伝統破壊したことか…って、話が逸れたな。

自分がどうしたらいいのか、世間一般ではこのような場合どうするのが主流なのか、自分では判断できません。

今どき家がどうとか騒ぐのは世間「一般」とは言えない。

騒ぐような連中を基準に考えれば家に縛られるのが主流なんだろうが、そもそもそういう連中は主流じゃない。

敢えて言うなら、「家」なんて無視してる人が主流ってことか。

2009-01-28

何か努力をしたわけでもないのにたまたま日本で生まれただけで自信持つ人ってなんなんだろう。伝統文化があったのも先進国になれてたのも前の世代が頑張ったからでそれにただ乗りするのは偉くもなんともない。国籍ごときで下手に自信なんか持つと、必死で国籍法改正に反対してたワープアみたいな惨めな人間になりそう。

2009-01-26

酷使様は大変だ

デーモン小暮閣下地獄WEB ROCK: Jan.26.DC11:ゆゆしき問題である!

http://demon-kakka.laff.jp/blog/2009/01/jan26dc11-ef68.html

日本の文化伝統継承が各所で問われている昨今、吾輩がかつて目にしたことのないことが起こった。

大相撲の表彰式にて、内閣総理大臣が「土足で」土俵に上がった。

昨日の千秋楽は見に行ってたが、確かに土足で上がっていた。

「あれっていいのか?」とは思っていたが、やはりまずいよなあ。

なんかスリッパみたいなもんは履いてたけどさ。

2chでは早速酷使様が暴れてらっしゃるが、これが公明党民主党などの他の野党関係者がやったらどういうんだろうな。

2009-01-24

有村悠様の心

有村悠様の心 それはユリイカ 私たちを包む 高学歴伝統

有村悠様の心 それは東大 私たちを守る 強い既得権益

有村悠様の心 それは世渡り 出版社と歌う 学閥のさえずり

有村悠様の心 それは知性 私たちも欲しい 生まれつきの天才

有村悠様の心 それは特権 私たちを人文支配層へ導く 光る学歴

http://anond.hatelabo.jp/20090124013328

さわやかな有村悠のガイドライン

さわやかな有村悠のガイドライン

「ありむー」

「ありむー」

さわやかな有村信者挨拶が、澄みきったブクマこだまする。

はてなブックマークのお庭に集う有村信者たちが、今日天使のような無垢な

笑顔で、ありむーのブログブクマを付けまくっていく。

汚れを知らない片手に持つのは、ユリイカ聖典ユリイカ

汚さないように、高尚な青土社歴史を尊重するように、ゆっくり読むのがここでのたしなみ。

もちろん、有村悠は高学歴ブルジョアだからユリイカに連載が持てるなどといった、はしたない発言など存在していようはずもない。

はてなブックマーク

平成十六年創立のこのブックマークは、もとは高学歴ブルジョワジー政治力増強の為につくられたという、

伝統ある新月お茶の会東大分校である。

はてな下。駒場の面影を未だに残している高学歴の多いこのサーバで、東京大学に見守られ、

新入市民から古参市民までの一貫教育が受けられる高学歴ブルジョワジーの園。

時代は移り変わり、元号平成から改まっていない平成今日でさえ、

三年ブクマし続ければ高学歴純粋培養有村信者が箱入りで出荷される、

という仕組みが未だに残っている貴重なブックマークである。

http://anond.hatelabo.jp/20090122120756

2009-01-22

新興宗教って全部キッチュに見える。そう考えると、もうこれから宗教ってのは伝統宗教以外全部キッチュでしかありえないのだろうか。つまり、今後は、新しい・キッチュではない宗教というのは産まれないのだろうか。

でも現在伝統のある宗教も最初は滑稽な新興宗教だったんだよなあ、たぶん。てことは現在新興宗教も、しぶとく生き残って起源が忘れられるくらい古びてしまえば本物になっていくのか。なんだか藤枝静男の『田紳有楽』思い出すな。ニセモノが真物に変化する…

2009-01-21

毎朝読対訳:就任演説(1)

原文(読売より)

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081107-5171446/news/20090121-OYT1T00080.htm

毎日訳(以下M)

http://mainichi.jp/select/world/obama/speech/news/20090121k0000m030175000c.html

朝日訳(以下A)

http://www.asahi.com/international/update/0121/TKY200901210035.html

読売訳(以下Y)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090121-OYT1T00132.htm?from=navr

 My fellow citizens:

(M)市民の皆さん

(A)市民のみなさん。

(Y)市民の皆さん。

 I stand here today humbled by the task before us, grateful for the trust you have bestowed, mindful of the sacrifices borne by our ancestors.

(M)私は今日、厳粛な思いで任務を前にし、皆さんの信頼に感謝し、我々の祖先が払った犠牲を心にとめて、この場に立っている。

(A)きょう私は、私たちの前にある職務に謙虚な心を持ち、あなた方から与えられた信頼に感謝し、先祖が払ってきた犠牲に心を留めながら、ここに立っている。

(Y)私は今日、我々の前にある職務に対して厳粛な気持ちを抱き、あなた方から与えられた信頼に感謝し、我々の祖先が支払った犠牲を心に留めながら、ここに立っている。

 I thank President Bush for his service to our nation, as well as the generosity and cooperation he has shown throughout this transition.

(M)ブッシュ大統領が我が国に果たした貢献と、政権移行期間に示してくれた寛容さと協力に感謝する。

(A)ブッシュ大統領の我が国に対する貢献と、政権移行期に見せた寛大さと協力に感謝したい。

(Y)ブッシュ大統領の我が国への奉仕、並びに大統領がこの政権移行期間に示した寛容さと協力に感謝する。

 Forty-four Americans have now taken the presidential oath.

(M)これまで、44人の米国人大統領としての宣誓を行った。

(A)これで(私を含め)44人の米国人大統領の宣誓をしたことになる。

(Y)これで44人の米国人大統領就任宣誓を行った。

 The words have been spoken during rising tides of prosperity and the still waters of peace.

(M)その言葉は、繁栄の波と平和の安定の時期に語られることもあった

(A)宣誓は、繁栄の高まりや平和な時にも行われてきた。

(Y)宣誓は、繁栄の高まりのときや、平和で静かなときに行われたこともあった。

 Yet, every so often the oath is taken amidst gathering clouds and raging storms.

(M)が、暗雲がたれ込め、嵐が吹きすさぶただ中で行われた宣誓もあった。

(A)だが、多くは、雲が集まり、嵐が吹き荒れる中で行われた。

(Y)しかし、しばしば、宣誓は、暗雲が垂れこめるときや荒れ狂う嵐のときに行われた。

 At these moments, America has carried on not simply because of the skill or vision of those in high office, but because We the People have remained faithful to the ideals of our forbearers, and true to our founding documents.

(M)こうした試練の時に米国が前進を続けられたのは、政府高官の技量と展望だけでなく、「我ら(合衆国の)人民」が、先達の理想と、建国の文書に忠実でありつづけたためでもある。

(A) そのような時に米国がやってこれたのは、指導者の技量や洞察力だけによってではなく、「我ら合衆国人民」が先人の理想に誠実で、(独立宣言など)建国の文書に忠実だったからだ。

(Y)こうした時、米国は、指導者たちの技量や理念だけに頼ることなく、我々人民祖先理想に忠実で、建国の文言に正直であることによって、乗り切ってきた。

 So it has been.

(M)それが我々の伝統だった。

(A)これまではそうだった。

(Y)ずっとそうやってきた。

 So it must be with this generation of Americans.

(M)我々の世代にとっても、そうありつづける。

(A)そして、この世代の米国人もそうあらねばならない。

(Y)この世代の米国人も同様にしなければならない。

2009-01-13

http://anond.hatelabo.jp/20090113160752

左の人の「自己責任なんかない」ってのはマルクス以来の伝統みたいなとこあるんだよね。

そうなんだ。どうしようもねえな。

http://anond.hatelabo.jp/20090113151958

左の人の「自己責任なんかない」ってのはマルクス以来の伝統みたいなとこあるんだよね。

すべての人間はただ回りに流されてるだけだっていう。

2009-01-11

小学生

オジサンは、もうすぐで就職して1年目になる社会人だよー。

一応上場って言ってね、株式を公開(会社のためのお金をみんながお金を出しあえる仕組み)してる会社なんだけどね、おおきさは地方のスーパーマーケットくらいのものを作る会社で、そこの人事っていうお仕事をしてるよ。

人事ってね、どの人をどこの班に入れたらいいかなーって考えるお仕事だよ。

そして、会社の仕組みをしったんだ。

役員と呼ばれる人たちは、全員、どこかの銀行からの天下り(あまくだり)らしい。天下りってね、とくに苦労もせずに会社の偉い人になれるっていう仕組みだよ。ずっとその会社で頑張ってきた「生え抜き」って呼ばれる人は、執行役員っていう、オジサンは詳しくは知らないんだけど、あんまり偉くない役員にしかなれないんだ。社長とかね、本当に偉い人はすべて銀行の出身者なんだよね。これが天下りだよ。そうだね、大人の必殺技って感じかな。世間知らずなオジサンは、天下りって官僚しかしないのだと思っていたけど、銀行でも出来るらしいよ! DSで言えば裏技って感じかな。オジサンの子供の頃にはスーパーファミコンとか言ってたんだけどね。

さらにその裏技がすごくて、オジサンが羨ましい!と思って夜も眠れないのが、天下りしたら、会長相談役って延々と無敵状態が続くんだ。とくに、最後の上がりの相談役っていう無敵状態は、まさに池田信夫っていうオジサンより物知りのオジサンの言うノンワーキングリッチの代表格のようなものなんだよ。簡単に言うと、働かないけど会社お金はたくさん持っていくっていう、コバンザメみたいなものかな。

週に2、3日しか働かなくても、給料一年で、1000万近くある。Wiiが300個以上買えるよ!自分勉強部屋を会社に持っているのはもちろん、運転手つきの車、秘書のおねえさんまでついているよ。わけのわからない会合に出席する費用も全部会社お金

こんなのが、会社に3匹もいるってすごいね!

こんなコバンザメみたいな人の中で最長老の人は80代後半のおじいちゃん。ドラゴンボールナメック星の最長老と一緒で、死ぬまで最長老らしい。もちろんドラゴンボールなんて使えないけど。まさに会社寄生虫。いや、癌細胞ともいうべきタフさだね!

普通はそんな悪者は、正義の味方が退治すると思うかもしれないけど、みんな悪者がうらやましいんだよね。もちろんオジサンも!

そういうわけで、見て見ぬふりだ。

悪者になったもん勝ちだね!

銀行員ほどうじゃうじゃいないけど、もちろん役人の人も天下りしてるよ。特別顧問っていう裏技なんだけど、毎日、新聞読んでインターネットで遊んでいるだけで、月収100万、年収で1200万円。すごいね!うらやましぃぃぃぃぃいいいいいいいいいい!!!

冗談ではなく、本当だよ! たぶん、こういう人はいるだけで仕事が入ってくるから、1200万円以上の価値があるからすごいね!

昔から伝統がある大学工学部を出て、全然関係のないお仕事で無敵状態になってすごく羨ましい。

天下りというのは、大きな銀行とか官僚の人たちに取ってみれば、頑張ったご褒美の一つなんだろうね。

その日の生活にも苦しむ派遣社員若者がいる一方で、こういうおじいちゃん達が楽して金を吸い続けている。

これが、今の世の中の仕組みだよ!

小学生へ、オジサンは羨ましいけどもはや手遅れなんだ。

こういう裏技小学生の頃からの積み重ねが大事だよ!

良い中学、良い高校から東大に行って、官僚になったり大きな銀行就職したりすると、こんな隠れた無敵モードとか裏技が満載だよ!

http://anond.hatelabo.jp/20090111143510

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